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合格ドリル > 危険物取扱者 乙種第4類

危険物取扱者 乙4の試験ガイド

試験の制度と学習の進め方をまとめました。公式の数値は出典資料で確認できます。計算・問題分析・学習案は「合格ドリルの見方」として区別し、合格に必要な勉強時間は一律に設けていません。

危険物取扱者 乙種第4類のイメージ

最終確認:2026年8月18日 根拠:危険物取扱者試験・試験科目及び問題数・試験の方法 ほか

153問無料で解ける問題全問解説・根拠つき
3科目試験科目科目別に選んで解ける
222,545人年間受験者数令和7年度・公式実施結果
目次から選ぶ7の項目から読みたいところへ

試験の概要と科目

科目別の本番の出題数

危険物に関する法令本番15問60%ライン
基礎的な物理学及び基礎的な化学本番10問60%ライン
危険物の性質・火災予防・消火本番10問60%ライン

出典:公式の試験案内(2026-09-20確認)

試験の形式と時間

合格ドリルの整理・見方

公式の試験案内・制度

試験科目3科目・全35問
出題形式五肢択一式(マークシート)
試験時間2時間
合格基準試験科目ごとにそれぞれ60%以上
受験手数料乙種 5,300円
受験資格制限なし。どなたでも受験できます

35問を2時間で解くので、1問あたり約3分半の計算になります。時間には比較的余裕がある試験です。

根拠:資料1・資料2・資料3・資料4

受験資格はなく、どこの都道府県でも受けられる

合格ドリルの整理・見方

公式のよくある質問には、次のように記載されています。

「受験制限はありませんので、どなたでも受験することができます」

また受験地についても、「ご希望の都道府県で受験できます」とされています。ただし申請は、受験を希望する都道府県の支部に対して行う必要があります。

試験は都道府県ごとに実施されており、年度途中で日程が変更されることもあると公式に記載されています。受験を決めたら、住んでいる(または受験したい)都道府県の日程を確認してください。

根拠:資料1・資料2・資料3・資料4

合格発表の方法

合格ドリルの整理・見方

公式には次のように記載されています。

正式な合格発表は、法令に基づき合格者への「試験結果通知書」及び所定の場所への「合格した者の受験番号の公示」によって行われます。

根拠:資料1・資料2・資料3・資料4

合格基準と問題数

ひと目で整理3科目すべてで60%以上
  • 法令:9/15問

    危険物に関する法令で、9問以上の正解が必要。

  • 物理・化学:6/10問

    基礎的な物理学・化学で、6問以上の正解が必要。

  • 性質・消火:6/10問

    危険物の性質・予防・消火で、6問以上の正解が必要。

免除なしの場合。公式の60%を問数に換算したものです。合計21問だけでは判定できず、3条件をすべて満たします。

詳しい解説・表を読む条件・具体例・出典を確認できます

21問。ただし内訳は9・6・6の1通りだけ

合格ドリルの整理・見方

危険物取扱者 乙種第4類(免除なし・35問)
35問中 21問 正解で合格
✅ 内訳は 法令9・物化6・性消6 の1通り❌ 30問正解でも落ちる

乙4は3科目・35問。合格基準は科目ごとに60%以上なので、必要な正解数は科目ごとに決まります。

公式基準をもとに合格ドリルが計算・整理

科目問題数60%=必要な正解
危険物に関する法令15問9問
基礎的な物理学及び基礎的な化学10問6問
危険物の性質・火災予防・消火10問6問
合計35問21問

ここで気づいてほしいのは、9+6+6がぴったり21になることです。つまり「21問正解して合格」という結果になるのは、法令9問・物理化学6問・性質消火6問という並びだけ。1問でもどこかにずれた瞬間、21問では合格になりません。

正解数が1問増えるごとに、合格になる並びは次のように増えていきます。

公式基準をもとに合格ドリルが計算・整理

正解数合格になる内訳通り数
21問9・6・61通り
22問10・6・6/9・7・6/9・6・73通り
23問11・6・6/10・7・6/10・6・7/9・8・6/9・7・7/9・6・86通り

21問は「合格ライン」というより、針の穴です。以下の数はすべて、公式の問題数と60%から計算したものです。公式が「何問で合格」と示しているわけではありません。

根拠:資料2・資料3・資料8・資料9

35問中30問正解でも、不合格になる

合格ドリルの整理・見方

逆方向にも数えてみます。いちばん多く正解して、それでも落ちるのは何問か。答えは30問です。

公式基準をもとに合格ドリルが計算・整理

科目正解正答率判定
危険物に関する法令15問(全問)100%○
基礎的な物理学及び基礎的な化学10問(全問)100%○
危険物の性質・火災予防・消火5問50%×
合計 30問—85.7%不合格

35問中30問、全体の85.7%を当てても不合格です。足りないのは、たった1問。性質・消火をあと1問取れていれば、6問=60%で合格でした。

物理・化学を5問にしても同じ結果になります(15+5+10=30問で不合格)。10問しかない科目を1問落とすと10%動くので、この2科目は取り返しがききません。

下限のほうも押さえておきます。20問以下では、どんな内訳でも合格しません。3科目の最低ラインを足すと21問になるからです。つまり乙4で合格が起こりうるのは21問から35問までで、そのうち30問以下には不合格になる並びが混ざっているということになります。

根拠:資料2・資料3・資料8・資料9

乙4には「合計で何割」という基準が存在しない

合格ドリルの整理・見方

ここが他の試験と大きく違うところです。乙4の合格基準には、合計点についての条件が1つもありません。

公式基準をもとに合格ドリルが計算・整理

試験科目ごとの条件全体の条件
危険物取扱者 乙4それぞれ60%以上なし
第一種衛生管理者範囲ごとに40%以上合計60%以上
消防設備士 乙6筆記の各科目40%以上筆記全体60%以上+実技60%以上

衛生管理者や消防設備士には「足切り40%」と「全体60%」の2段構えがあります。足切りが低いぶん、得意な科目で苦手な科目を引き上げられます。

乙4にはその仕組みがありません。足切りがそのまま合格ラインで、科目をまたいだ持ち込みが一切できない形です。3つの独立した小テストを同じ日に3つとも通す、と考えるほうが実態に近いでしょう。

比較してみたい方は、第一種衛生管理者は44問中何問かと消防設備士 乙6は何問かもどうぞ。同じ「6割」でも、必要な正解数の決まり方がまったく違います。

根拠:資料2・資料3・資料8・資料9

目標は21問ではなく24問。保険を1問ずつ持つ

合格ドリルの整理・見方

21問を目標に置くと、どの科目でも1問間違えた瞬間に不合格になります。マークのずれ、読み違い、見直しの時間切れ——本番で起こることを考えると、目標としては薄すぎます。

そこで、科目ごとに「保険」を何問持つかで目標を考えます。

公式基準をもとに合格ドリルが計算・整理

目標法令物理化学性質消火合計保険
ぎりぎり9問6問6問21問0問
おすすめ10問7問7問24問各1問
余裕をみる11問8問8問27問各2問

24問は35問の約69%です。「6割で受かる試験」と聞いて6割を目標にすると、保険がゼロの状態で本番に行くことになります。目標は7割で置くほうが、数字の上でも安全です。

保険の重みは科目によって違います。物理・化学と性質・消火は10問しかないので、1問の保険=10%分。法令は15問あるので1問は約6.7%です。少ない科目ほど、1問の保険が効きます。

なお試験時間は2時間で35問、五肢択一のマークシートです。1問あたり3分半あるので、時間が足りずに解けないという形式ではありません。見直しの時間は確保できます。

根拠:資料2・資料3・資料8・資料9

科目の内訳によって合否が変わる

合格ドリルの整理・見方

合格ドリルの整理・学習案

法令物理・化学性質・消火合計結果
Aさん15/155/106/1026問(74%)不合格
Bさん9/156/106/1021問(60%)合格

Aさんの26問(約74%)は物理化学が5問で不合格、Bさんの21問は9・6・6で合格です。科目をまたいで不足を補えません。

根拠:資料5・資料3・資料2・資料6・資料7

難易度と合格率

令和7年度の乙4は合格率31.9%

合格ドリルの整理・見方

公式統計

年度申請者受験者合格者合格率
令和7年度256,468人222,545人71,059人31.9%
令和6年度256,812人223,846人71,023人31.7%

公式統計

種類受験者合格率
甲種20,296人34.0%
乙種第4類222,545人31.9%
丙種19,969人48.0%
危険物試験 全体311,230人38.3%

2年の合格率は31%台。準備状況や学習方法別の合格率は、この統計からは分かりません。「準備した人だけの合格率」が31.9%より高いとは断定できません。

根拠:資料5・資料3・資料2・資料6・資料7

乙種の類別合格率と免除制度

合格ドリルの整理・見方

公式統計

類合格率
乙種第1類65.7%
乙種第2類66.0%
乙種第3類65.1%
乙種第4類31.9%
乙種第5類62.1%
乙種第6類67.6%

他の乙種免状を持つ人は法令・物理化学の免除を申請できます。免除者の割合はこの統計からは分からず、乙4に免除者がほぼいないとは断定できません。合格率の差を免除だけで説明しないことが大切です。条件は後段の免除の節へ。

根拠:資料5・資料3・資料2・資料6・資料7

▶ここまで読んだら5問解いてみる(無料・登録不要)おすすめ5問・約3分

勉強時間と進め方

ひと目で整理法令を入口に、3科目をつなげる
  1. 受験日を決める

    希望する都道府県の日程を見て、学習時間を逆算する。

  2. 法令から性質へ

    指定数量と区分を覚え、代表的な物質の性状へつなげる。

  3. 物理・化学も並行

    最初から毎週触れ、消火や静電気を科目横断で復習する。

必要な勉強時間に公式の一律目安はありません。物理・化学を最後まで残さない学習案です。

詳しい解説・表を読む条件・具体例・出典を確認できます

勉強時間は「何時間」ではなく「いつ受けるか」から決める

合格ドリルの整理・見方

先に正直に書きます。「何時間勉強すれば受かる」という公式の目安はありません。試験を実施している消防試験研究センターも、そうした数字は公表していません。世の中で見かける「◯時間」「◯ヶ月」は、出どころがそれぞれ違う目安です。

その代わり、公式データから読み取れる注意点が一つあります。

公式基準をもとに合格ドリルが計算・整理

令和7年度・乙4人数
申請者(申し込んだ人)256,468人
受験者(実際に受けた人)222,545人
差33,923人

申し込んだ人の約13%が、試験当日に受けていません。3万人以上です。落ちたのではなく、受けていません。

申請者と受験者の差33,923人(約13%)から、欠席理由や準備不足の人数は分かりません。学習計画では受験日から逆算して各科目に触れる時間を確保します。

だからこの試験では、時間を先に決めるより受ける日を先に決めるという計画の立て方もあります。乙4は都道府県ごとに年数回実施されていて、全国共通の試験日がありません。「何ヶ月かかるか」に共通の答えが無いのは、そもそも試験日が人によって違うからです。

逆算の材料になる公式の日程感は次のとおりです。

  • 受験票は、電子申請なら試験日のおおむね10日前までにダウンロードの案内が届きます
  • 書面申請なら試験日のおおむね1週間前までに郵送されます
  • 受験手数料は乙種5,300円です(納入後は返金されません)

受験する回を1つ決め、そこから逆算して週あたりの時間を割り振る。これが「何時間」を探すより先にやることです。なお、決めた時間を科目にどう配るかは乙4の勉強時間は配点から考えるにまとめています。

根拠:資料5・資料3・資料2・資料6・資料7

進める順番は「法令 → 性質消火 → 物理化学」だが、物理化学は後回しにしない

合格ドリルの整理・見方

順番には理由があります。科目どうしがつながっているからです。

1. 法令(15問)から始めます。

配点が最大で、数値を覚え、設問の条件に当てはめる練習をします。それに加えて、法令の中心にある指定数量が、次の科目の土台になります。指定数量は「第一石油類の非水溶性は200リットル」「第二石油類の非水溶性は1,000リットル」のように区分ごとに決まっていて、その区分は引火点で分かれています(第一石油類は引火点21度未満、第二石油類は21度以上70度未満)。

つまり法令の指定数量の表を覚えると、性質・消火で問われる引火点の区分が同時に頭に入ります。覚え直しが要りません。区分の中身は第4類とは|区分と指定数量にまとめています。

2. 次に性質・消火(10問)です。

乙4で問われるのは第4類が中心で、他の類を深く覚える必要はありません。公表されている過去問題を見ると、後半はガソリン・キシレン・グリセリン・アセトアルデヒド・アセトンといった個別の物質の性状が並びます。法令で区分を押さえたあとなら、この並びが「区分ごとの代表例」として整理できます。

3. 物理・化学(10問)は「最後」ではなく「並行」です。

ここが多くの人のつまずきどころです。10問しかないので、5問落とした時点で不合格が確定します。後回しにして時間切れになるのが、避けたい学習の偏りです。

そして実際には、物理・化学と性質・消火は同じことを別の角度から聞いています。公表されている乙4の過去問題で確認できます。

合格ドリルの整理・学習案

論点法令物理・化学性質・消火
消火第5種消火設備で全種類に適応するものハロゲン化物・窒素・二酸化炭素の消火の仕組みガソリンの火災に何を使うか
静電気静電気を除去する装置を設ける基準静電気はどう発生するかかくはん・流動時に静電気を抑える

「消火」や「静電気」は、複数科目をつなげて学べる論点です。科目を1つずつ順に片づけるより、論点ごとに3科目を横断して回すほうが、1回覚えたことが3か所で効きます。

まとめると、入口は法令、軸は第4類、物理・化学は最初から毎週少しずつ。これがこの試験の配点と足切りに素直な進め方です。

引火点の区切り21度・70度・200度・250度と、比熱・熱の移動も復習します。

根拠:資料5・資料3・資料2・資料6・資料7

直前対策と当日の確認

前日の時間の使い方

合格ドリルの整理・見方

  1. 新しい教材を開かない。足切り対策で効くのは、知らない論点を増やすことではなく、すでに見たことのある論点の取りこぼしを減らすことです
  2. 3科目を定期的に確認する。毎日すべてを学ぶ必要はありませんが、長く触れていない科目の理解度も確かめます
  3. まず通しで1回解いて、科目別の正答率を出す。感覚ではなく数字で、どの科目が6割を割っているかを確かめます
  4. 6割を割った科目にだけ残りを使う。すでに8割取れている科目の復習は、この日はしません
  5. 持ち物と集合時刻を確認して寝る。受験票の集合時刻は当日の朝に見るものではありません

以下、科目ごとに復習の入口になる論点を挙げます。いずれも、公表されている乙4の過去問題で実際に問われているところです。

根拠:資料6・資料3・資料2・資料7

詳しい解説・表を読む条件・具体例・出典を確認できます

法令15問:9問取るために見ておくところ

合格ドリルの整理・見方

合格ドリルの整理・学習案

論点押さえ方
手続きの相手施設のことは市町村長等/免状のことは都道府県知事/仮貯蔵・仮取扱いだけ消防長又は消防署長
指定数量の倍数品名ごとに「貯蔵量 ÷ 指定数量」を出して足し算する。掛けない。過去問題では計算式そのものが問われています
代表的な指定数量ガソリン(第一石油類・非水溶性)200L/灯油・軽油(第二石油類・非水溶性)1,000L
保安距離学校・病院等は30m以上、重要文化財等は50m以上。いちばん遠いのが重要文化財と覚える
運搬容器の注意事項第4類は「火気厳禁」。他の類の表示と入れ替えて出されます
運搬の混載第4類は第1類・第6類とは混載できない。酸化性のものとは組ませない、で覚える
期限の数字仮貯蔵は10日以内/品名・数量の変更は10日前までに届出/定期点検は1年に1回以上/保安講習は受講日以後の最初の4月1日から3年以内

法令は15問あるので6問まで落とせます。表は復習項目の例で、9問の得点を保証するものではありません。もう少し細かい数字まで詰めたい方は「法令」15問の攻略|出るところまとめと指定数量一覧と倍数の計算を見てください。

図解で確認:タンクローリーの移送:乗車・免状・運転要員・停止命令

移送=移動タンク貯蔵所(タンクローリー)で運ぶこと。その危険物を扱える危険物取扱者が乗車し、免状を携帯する。長時間の移送(1人の連続運転4時間超、または1日の運転9時間超)は運転要員を2人以上。ただし第2類、第3類のうちカルシウム又はアルミニウムの炭化物、第4類のうち第一石油類・第二石油類(原油分留品・酢酸エステル・ぎ酸エステル・メチルエチルケトンに限る)・アルコール類・第三石油類・第四石油類は2人乗務の対象から除かれ、第4類で対象になるのは特殊引火物や動植物油類など。走行中の停止と免状の提示を求められるのは消防吏員又は警察官。移送開始前に底弁・マンホール・注入口のふた・消火器を点検。
図解の要点:移送=移動タンク貯蔵所(タンクローリー)で運ぶこと。その危険物を扱える危険物取扱者が乗車し、免状を携帯する/長時間の移送(1人の連続運転4時間超、または1日の運転9時間超)は運転要員を2人以上/ただし第2類、第3類のうちカルシウム又はアルミニウムの炭化物、第4類のうち第一石油類・第二石油類(原油分留品・酢酸エステル・ぎ酸エステル・メチルエチルケトンに限る)・アルコール類・第三石油類・第四石油類は2人乗務の対象から除かれ、第4類で対象になるのは特殊引火物や動植物油類など▶ この論点を含む「危険物に関する法令」を5問解く(無料・登録不要)
図を拡大する +
図解の参考:危険物の規制に関する規則第47条の2(図解追加:2026年9月10日)

図解で確認:タンクローリーの取扱い:40度未満は原動機停止・接地・底部注入

引火点40度未満の危険物を注入している間は原動機(エンジン)を停止。ガソリンなどを出し入れするときはタンクを接地し、上部から注入するときは注入管の先端をタンクの底部に着ける(静電気対策)。容器への詰替えは原則禁止。例外は引火点40度以上の第4類(灯油・軽油など)を規則で定める容器に詰め替える場合。注入ホースは注入口に緊結が原則。移動貯蔵タンクは容量30,000L以下・内部に4,000Lごとの完全な間仕切(走行中の液の揺れを防ぐ)。勢いよく注ぐと摩擦で静電気が増える。静かに・接地して・換気して。
図解の要点:引火点40度未満の危険物を注入している間は原動機(エンジン)を停止/ガソリンなどを出し入れするときはタンクを接地し、上部から注入するときは注入管の先端をタンクの底部に着ける(静電気対策)/容器への詰替えは原則禁止。例外は引火点40度以上の第4類(灯油・軽油など)を規則で定める容器に詰め替える場合▶ この論点を含む「危険物の性質・火災予防・消火」を5問解く(無料・登録不要)
図を拡大する +
図解の参考:危険物の規制に関する政令第27条第6項第4号(図解追加:2026年9月10日)

根拠:資料6・資料3・資料2・資料7

詳しい解説・表を読む条件・具体例・出典を確認できます

物理・化学10問:6問取るために見ておくところ

合格ドリルの整理・見方

10問しかないので、5問落ちたら終わりの科目です。範囲は狭いので、直前でも詰められます。

合格ドリルの整理・学習案

論点押さえ方
引火点の定義可燃性液体から出る蒸気に点火源を近づけたときに引火する最低の温度。過去問題では、この定義そのものが空欄で問われています
引火点と発火点の違い引火点は火を近づけたとき、発火点は火を近づけなくても燃え出す温度。ここを取り違えると複数問まとめて落とします
燃焼とは何か熱と光の発生を伴う酸化反応。「分解反応」と書き換えた選択肢が出ます
燃焼の3要素可燃物・酸素供給源・点火源。1つでも欠ければ燃えない
静電気摩擦などで移動するのは電子。「陽子が移動する」という選択肢は誤りです
気体の消火剤ハロゲン化物は燃焼反応を抑える/窒素・二酸化炭素は酸素濃度を下げる/二酸化炭素は電気絶縁性がよく電気火災向き。ただし濃度が上がれば人体に影響があります(「悪影響のおそれはない」は誤り)
計算問題燃焼熱から生成熱を出すような計算が実際に出ています。電卓は使えませんので、手で計算する前提で1度は解いておいてください

根拠:資料6・資料3・資料2・資料7

性質・消火10問:6問取るために見ておくところ

合格ドリルの整理・見方

こちらも10問。乙4では第4類に絞って問われます。

合格ドリルの整理・学習案

論点押さえ方
ガソリンに水はダメ過去問題では「注水する」「棒状の水を使用した」が2問続けて誤りとして問われています。水より軽く水に溶けないため、燃えている油が水に浮いて広がります。使うのは泡・粉末・二酸化炭素・ハロゲン化物
自動車ガソリンの性状引火点は−40℃以下/燃焼範囲はおおむね1〜8vol%/水より軽い/流動により静電気が発生しやすい
蒸気は空気より重いだから低いところに溜まります。「蒸気は屋外の低所に排出する」は誤りで、正しくは高所へ。蒸気の性質と排出先を区別して確認します
貯蔵の基本容器は密栓/通風・換気をよくする/火気を近づけない。「必ず液温を引火点以下に保つ」のような言い切りは誤りとして出されます
区分は引火点で決まる第一石油類は引火点21度未満(ガソリン・アセトン)/第二石油類は21度以上70度未満(灯油・軽油)
個別物質は2軸で整理「水に溶けるか」と「水より重いか」の2つ。例:アセトンは水と任意の割合で混ざり水より軽い/グリセリンは水にもエタノールにも溶け比重は1より大きい

第4類の区分と代表例をまとめて確認したい方は第4類とは|ガソリン・灯油・軽油の区分を見てください。

図解で確認:乾性油のぼろ布は「積むと自然発火」

ヨウ素価が高い油(乾性油)は二重結合が多く、空気中の酸素と結びつきやすい。酸化のときに出る熱(酸化熱)がこもると温度が上がり、自然発火に至る。油のしみたぼろ布やウエスを積み重ねて放置すると危険。対策=広げて乾かす、または密閉容器に入れて処分する。
図解の要点:ヨウ素価が高い油(乾性油)は二重結合が多く、空気中の酸素と結びつきやすい/酸化のときに出る熱(酸化熱)がこもると温度が上がり、自然発火に至る/油のしみたぼろ布やウエスを積み重ねて放置すると危険▶ この論点を含む「危険物の性質・火災予防・消火」を5問解く(無料・登録不要)
図を拡大する +
図解の参考:消防試験研究センター「過去に出題された問題」丙種 問24(図解追加:2026年9月10日)

図解で確認:危険等級と運搬容器の表示

危険等級=運搬容器の基準や表示に使う区分。危険性の高い順にⅠ・Ⅱ・Ⅲ。第4類:特殊引火物=Ⅰ、第一石油類とアルコール類=Ⅱ、第二・第三・第四石油類と動植物油類=Ⅲ。運搬容器の外部表示=品名・危険等級・化学名(第4類の水溶性は「水溶性」も)・数量・注意事項(第4類は「火気厳禁」)。指定数量の倍数は表示事項ではない。危険等級Ⅰ以外は最大容積500mL以下の容器なら通称名などで代えられる(省略ではなく代替表示。危険等級Ⅰの特殊引火物は代替不可)。
図解の要点:危険等級=運搬容器の基準や表示に使う区分。危険性の高い順にⅠ・Ⅱ・Ⅲ/第4類:特殊引火物=Ⅰ、第一石油類とアルコール類=Ⅱ、第二・第三・第四石油類と動植物油類=Ⅲ/運搬容器の外部表示=品名・危険等級・化学名(第4類の水溶性は「水溶性」も)・数量・注意事項(第4類は「火気厳禁」)▶ この論点を含む「危険物の性質・火災予防・消火」を5問解く(無料・登録不要)
図を拡大する +
図解の参考:危険物の規制に関する規則第39条の2(図解追加:2026年9月10日)

根拠:資料6・資料3・資料2・資料7

詳しい解説・表を読む条件・具体例・出典を確認できます

当日の実務:持ち物・使えないもの・時間

合格ドリルの整理・見方

公式の注意事項に書かれているとおりに並べます。

合格ドリルの整理・学習案

持っていくもの写真を貼付した受験票/鉛筆又はシャープペンシル(HB又はB)/消しゴム
使えないもの電卓/テンプレート等の定規類/スマートフォン・携帯電話・スマートウォッチその他の機器
集合受験票に記載された集合時刻までに集合し、係員の説明を聞いてから受験します
会場への往復公共交通機関を利用します。会場付近での路上駐車はしないよう明記されています
試験の形式乙種は五肢択一式のマーク・カードを使う筆記試験。実技試験はありません
試験時間2時間(35問)。1問あたり約3分半の計算です
受験票が来ないとき電子申請は試験日のおおむね10日前までにダウンロード案内のメール、書面申請はおおむね1週間前までに郵送。届かなければ申請先の支部に照会します

直前対策として実務上いちばん効くのは「電卓が使えない」ことです。指定数量の倍数も、物理・化学の計算問題も、すべて手計算になります。前日に一度、紙の上で計算しておいてください。

なお、試験問題や解答についての問い合わせには一切応じられないと公式に記載されています。試験後の自己採点は、公表されている過去問題などで行うことになります。

根拠:資料6・資料3・資料2・資料7

当日、35問をどう解くか

合格ドリルの整理・見方

  • 3科目すべてを必ず最後まで一度は見ます。足切りがあるので、1科目に時間を使い切って別の科目の後半を見られないのが最悪の失点です
  • 迷った問題は印をつけて先へ進みます。2時間で35問なので、全問に5分ずつかけると175分となり2時間を超えます。迷った問題は後で見直します
  • 最後にすべてのマークを埋めます。合格基準は「試験科目ごとの成績がそれぞれ60%以上」とだけ定められています。迷った問題も、未記入のままにしないでください
  • マーク位置のずれを1度だけ確認します。五肢択一のマークシートで、35問を通しで解く形式です

根拠:資料6・資料3・資料2・資料7

前日に「通しで1回」やるなら

合格ドリルの整理・見方

直前にいちばん効くのは、本番と同じ形式で通しで解いて、科目別の正答率を見ることです。読んで分かるつもりでも、五肢択一で選ばされると迷います。

合格ドリルには本番形式の模擬試験があります。通しで解き終わってから、まとめて見直せます。終了後に科目ごとの正答率が出るので、6割を割っている科目がその場で分かります。

危険物取扱者 乙種第4類のドリル(模擬試験もここから)

模擬試験のあと、6割を割っていた科目だけを狙って回してください。

1ステップ5問・約3分なので、前日の夜でも当日の移動中でも進められます。

根拠:資料6・資料3・資料2・資料7

免除・実技・免許の条件

ひと目で整理他の乙種免状があるかで変わる
  • 免除なし

    法令・物理化学・性質消火の35問を受験する。

  • 他の乙種免状あり

    所定の免除では性質・消火10問となり、6問以上が必要。

他の乙種免状による免除は、初めて乙種を受ける人には使えません。対象条件と手続きは本文の公式資料で確認します。

免除を使う人は「10問中6問」に変わる

合格ドリルの整理・見方

すでに乙種の免状を1つ持っている人が別の類を受けるときは、必要な正解数そのものが変わります。公式の一部免除では、法令15問と物理・化学10問がまるごと免除され、残るのは性質・消火の10問だけ(試験時間35分)です。

公式基準をもとに合格ドリルが計算・整理

解く問題合格に必要な正解
免除なし(はじめての乙4)35問21問(9・6・6)
乙種免状を持っている人10問6問

乙4を最初に受ける人はこの免除を使えません。最初の乙種受験では他の乙種免状を持っていないだからです。免除の条件は科目免除のまとめで確認してください。

そして免除の有無にかかわらず、確かめるべきことは同じです。科目ごとに、いま何問取れているか。合計の正答率をいくら眺めても、この試験の合否は読めません。

合格ドリルは科目ごとに正答率が出ます。1ステップ5問・約3分なので、通勤の行き帰りで1科目ずつ測れます。まとめて始めるなら乙4のドリル(トップ)からどうぞ。

根拠:資料2・資料3・資料8・資料9

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出典
上記を2026年8月18日に確認して作成しています。制度は変更される場合があるため、 受験にあたっては必ず公式の最新情報をご確認ください。

編集:合格ドリル運営者|作成と検証の手順は運営者情報に、 誤りを見つけた場合の訂正は訂正履歴で公開しています。

科目ごとに問題を解く

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