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危険物取扱者 乙種第4類 危険物の性質・火災予防・消火の練習問題44問
危険物取扱者 乙種第4類の試験科目「危険物の性質・火災予防・消火」の問題を44問掲載しています。 本番の出題数は10問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち44問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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性質・消火10問は「引火性液体」の数値くらべ
この科目の練習問題は全44問です。収録論点の例:火災予防(7問)、品名の区分(6問)、消火方法(5問)。この内訳は当サイトの収録数で、本試験の出題配分ではありません。
危険物の性質・火災予防・消火は10問で、乙4ではこの科目だけが第4類に限った内容です(法令と物理化学は乙種のどの類でも同じ範囲)。引火点・発火点・比重・水溶性を物質ごとに比べ、ガソリンと灯油のように似た物質の差を問う形が続きます。品名の区分は「第何石油類か・水溶性か」の2軸で切れるので、先に区分を固めてから個別の物質に入ると迷いが減ります。
数値の比べ方は性質・消火の攻略(引火点の覚え方)、第4類の区分そのものは第4類とは、消火設備の第1種〜第5種は消火設備の覚え方で条文ごと確認できます。
第4類の7区分は「引火点」で並ぶ
第1石油類=ガソリン/第2石油類=灯油・軽油/第3石油類=重油
図を拡大する +この科目を5問解く →掲載問題(全44問)
選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。
第4類危険物に共通する一般的な性状として、適切でないものはどれか。
- 引火性の液体である
- 多くは電気の不良導体で、静電気がたまりやすい
- 多くは水より軽く、水に溶けにくい
- 蒸気は空気と混合して燃焼範囲をつくる
- 蒸気は空気より軽く、上方に拡散する
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正解 5蒸気は空気より軽く、上方に拡散する
第4類の蒸気はほとんどが空気より重く、低いところにたまります。上方に拡散するわけではありません。
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資料は消火用の泡が「いかなる引火性液体より軽い」ため液面を覆えると説明しています。第4類自体も多くが水より軽く、蒸気は空気より重い性質があります。
第4類危険物の区分と代表的な物質の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- 第1石油類 ― ガソリン/第2石油類 ― 灯油・軽油
- 第1石油類 ― 灯油/第2石油類 ― ガソリン
- 第3石油類 ― ガソリン/第4石油類 ― 灯油
- 特殊引火物 ― 重油/第4石油類 ― ジエチルエーテル
- アルコール類 ― 軽油/動植物油類 ― メタノール
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正解 1第1石油類 ― ガソリン/第2石油類 ― 灯油・軽油
別表第一では、特殊引火物・第1石油類・アルコール類・第2石油類・第3石油類・第4石油類・動植物油類の順に並んでおり、石油類はおおむね引火点の低い順です。ガソリンは第1石油類、灯油と軽油は第2石油類です。
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備考では第一石油類を「アセトン、ガソリンその他一気圧において引火点が21度未満のもの」、第二石油類を「灯油、軽油その他……引火点が21度以上70度未満のもの」と定義しています。
ガソリンの性状として、適切でないものはどれか。
- 水より軽く、水に溶けない
- 引火点は40℃以上で、常温では引火しにくい
- 電気を通しにくく、静電気がたまりやすい
- 蒸気は空気より重い
- 無色透明だが、自動車用は着色されている
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正解 2引火点は40℃以上で、常温では引火しにくい
ガソリンの引火点は非常に低く、常温よりはるかに下です。冬でも容易に引火する蒸気を出します。
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引火点40℃以上は灯油の性質です。灯油とガソリンを取り違えた選択肢が定番なので、数値で区別しましょう。
灯油および軽油の性状として、最も適切なものはどれか。
- 引火点は常温より高いが、霧状にすると引火の危険が高まる
- 常温で容易に引火する
- 引火点はガソリンより低い
- 水より重い
- 水によく溶ける
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正解 1引火点は常温より高いが、霧状にすると引火の危険が高まる
灯油・軽油は引火点が常温より高いため、そのままでは引火しにくい液体です。ただし霧状になると表面積が増え、引火点より低い温度でも引火します。
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布にしみ込ませた場合も同じ理由で危険が増します。「引火点が高い=安全」と考えるのは誤りです。
灯油を取り扱う場所に設置する消火器として、不適切なものはどれか。
- 霧状の強化液を放射する消火器
- 二酸化炭素を放射する消火器
- 霧状の水を放射する消火器
- 泡を放射する消火器
- りん酸塩類等を成分とする消火粉末を放射する消火器
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正解 3霧状の水を放射する消火器
灯油は水より軽く水に溶けないため、水系の消火器は油を浮かせて広げる危険があります。強化液は霧状であれば適応しますが、単なる水はそうではありません。
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泡・粉末・二酸化炭素・ハロゲン化物が第4類の基本です。同じ「霧状」でも、水と強化液では適応が違う点に注意してください。
第4類危険物の火災予防として、適切でないものはどれか。
- 容器は密栓して冷暗所に保管する
- 火花や高温物との接触を避ける
- 蒸気がたまりやすい低い場所は密閉しておく
- 取扱い場所は低い位置から換気する
- 容器や設備を接地して静電気を逃がす
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正解 3蒸気がたまりやすい低い場所は密閉しておく
蒸気は空気より重く低所にたまります。密閉すると濃度が上がって燃焼範囲に入るため、むしろ換気して薄める必要があります。
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容器は密栓、場所は換気、と対象によって逆になります。「密栓」と「密閉」を混同させる選択肢が出ます。
危険物を容器に詰めるときの注意点として、最も適切なものはどれか。
- ふたを緩めておく
- 金属容器は接地しない
- 直射日光の当たる場所に置く
- 空気が入らないよう容器いっぱいに満たす
- 温度上昇による膨張を見込み、容器の上部に空間を残す
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正解 5温度上昇による膨張を見込み、容器の上部に空間を残す
液体は温度が上がると膨張します。満杯にすると逃げ場がなく、容器の変形や破損、漏えいにつながります。
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ふたは密栓します。「空気を入れない=満杯にする」と考えると誤ります。膨張分の空間は必要です。
第4類危険物の火災に対する消火方法として、最も適切なものはどれか。
- 泡・二酸化炭素・粉末・ハロゲン化物などにより窒息または抑制する
- 扇いで空気を送る
- そのまま燃え尽きるのを待つ
- 大量の水を棒状に注水する
- 水をかけて流し出す
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正解 1泡・二酸化炭素・粉末・ハロゲン化物などにより窒息または抑制する
第4類は水より軽く水に溶けにくいため、棒状注水では油が水面に浮いて燃え広がります。空気を遮断するか連鎖反応を止める方法が有効です。
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資料は泡について「いかなる引火性液体より軽いため、液面を泡の絨毯で覆うことで空気を遮断し、引火性蒸気の蒸発を阻止することが可能」としています。粉末消火剤についても「燃料表面を粉末消火剤が覆う状態を保持し続けること」と記載されています。
特殊引火物に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 水に溶けやすく安全である
- 常温では蒸発しない
- 第4類の中で最も危険性が高いとされる区分で、指定数量も最小(50L)である
- 第4類の中で最も引火点が高い区分である
- 指定数量は2,000Lである
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正解 3第4類の中で最も危険性が高いとされる区分で、指定数量も最小(50L)である
特殊引火物は発火点100℃以下、または引火点−20℃以下で沸点40℃以下という、極めて危険な性状のものを指します。そのため指定数量も50Lと最小です。
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備考は特殊引火物を「ジエチルエーテル、二硫化炭素その他一気圧において、発火点が100度以下のもの又は引火点が零下20度以下で沸点が40度以下のもの」と定義しています。第4類で最も危険度が高い区分です。
動植物油類における自然発火の危険について、最も適切なものはどれか。
- 動植物油類は自然発火しない
- ヨウ素価が高い(乾性油)ほど自然発火しやすい
- 水に濡らすと自然発火しやすくなる
- ヨウ素価が低いほど自然発火しやすい
- ヨウ素価は自然発火と関係しない
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正解 2ヨウ素価が高い(乾性油)ほど自然発火しやすい
ヨウ素価が高い油は二重結合が多く、空気中の酸素と結びつきやすい性質があります。その酸化熱がこもると温度が上がり、自然発火に至ります。
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油のしみた布やウエスを積み重ねて放置すると熱がこもり危険です。広げて乾かすか、密閉容器に入れて処分します。
危険物を取り扱うにあたって静電気が発生するおそれのある設備について、法令が求めているものはどれか。
- 特に定めはない
- 静電気を有効に除去する装置を設けること
- 設備を地下に埋設すること
- 設備を密閉して外気に触れさせないこと
- 設備に温度測定装置を設けること
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正解 2静電気を有効に除去する装置を設けること
静電気がたまると放電火花が点火源になります。そのため製造所の基準では、静電気が発生するおそれのある設備に、静電気を有効に除去する装置を設けることが求められています。
関連知識・ひっかけを読む
接地(アース)がその代表です。ほかに、加熱・冷却する設備には温度測定装置、加圧する設備には圧力計と安全装置と、設備ごとに求められるものが決まっています。
二酸化炭素消火剤の特徴として、適切でないものはどれか。
- 消火後に汚損が残りにくい
- 狭い密閉空間で使用しても人体に危険はない
- 電気設備の火災にも使用できる
- 屋外や風のある場所では効果が下がる
- 主として窒息作用により消火する
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正解 2狭い密閉空間で使用しても人体に危険はない
二酸化炭素は空気中の酸素濃度を下げて消火します。同じ理屈で人も酸欠になるため、密閉空間での使用は極めて危険です。
関連知識・ひっかけを読む
資料は「可燃性の蒸気が滞留している空間での放出では着火源となる危険性があり、実際に、消火装置の試験運転が原因で石油タンクが火災となった例が海外で報告されています」と、使用場面の危険性に触れています。
粉末消火剤の主な消火作用として、最も適切なものはどれか。
- 可燃物を取り除く除去作用
- 大量の水による冷却作用
- 燃焼の連鎖反応を止める抑制作用
- 酸素を供給する作用
- 燃焼範囲を広げる作用
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正解 3燃焼の連鎖反応を止める抑制作用
粉末消火剤は、燃焼中に生じる反応の連鎖を断ち切ることで火を消します。窒息作用も多少ありますが、主役は抑制です。
関連知識・ひっかけを読む
資料は粉末消火剤について「油面を直射すると炎が飛びちり延焼させる恐れがある」「燃料表面を粉末消火剤が覆う状態を保持し続けること」とし、消火後も「再発火する」ことに注意を促しています。
給油取扱所で、地下の専用タンクや配管が腐食して漏れているおそれが高い現象はどれか。
- 荷卸しの直後に、地下タンクの液面計の値が上がった
- 給油中に、給油ノズルのオートストップが作動した
- 給油量が前月より増えた
- 在庫量を計算値と実測値で比べると、実測値のほうが少ない日が続いている
- 注入中に通気管の先端から油臭がした
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正解 4在庫量を計算値と実測値で比べると、実測値のほうが少ない日が続いている
帳簿上あるはずの量より実際の在庫が少ない状態が続いているなら、どこかから漏れている可能性が高くなります。日々の在庫管理が漏えいの早期発見につながります。
関連知識・ひっかけを読む
注入中に通気管から油臭がするのは、タンク内の空気が押し出されるためで正常な現象です。公表問題では「腐食しているおそれが最も小さい現象」としてこれが正解になっていて、漏えい検知管からのタール状物質や、給油した危険物への水の混入は、在庫の不足と同じく腐食・漏えいを疑うサインとされています。
第4類危険物の貯蔵における注意点として、最も適切なものはどれか。
- 日光がよく当たる場所に置く
- ふたを開けたまま保管する
- 湿度の高い密閉空間に置く
- 直射日光を避け、換気のよい冷暗所に保管する
- 熱源の近くに置く
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正解 4直射日光を避け、換気のよい冷暗所に保管する
温度が上がると蒸気が発生しやすくなり、危険が増します。直射日光や熱源を避け、蒸気がこもらないよう換気します。
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容器は密栓しますが、場所は換気します。「容器=密栓」「場所=換気」を対で覚えると混乱しません。
重油の性状として、誤っているものはどれか。
- 温めて液温が上がるほど引火しやすくなる
- 比重は1より大きく、水に溶ける
- 第三石油類に区分される
- 引火点はガソリンよりも高い
- 一般に褐色または暗褐色の液体である
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正解 2比重は1より大きく、水に溶ける
重油は水より軽く、水には溶けません。第4類のほとんどがこの性質を持っています。「水より重く水に溶ける」は誤りです。
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重油は第三石油類に指定されていて、引火点はおおむね60〜150℃です。常温では引火しにくい液体ですが、加熱されて液温が上がると引火の危険が高まります。
危険物の詰め替え作業における注意点として、適切でないものはどれか。
- 静かに注入する
- 換気のよい場所で行う
- 容器と設備を接地する
- 作業を早く終えるため、勢いよく注入する
- 火気を近づけない
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正解 4作業を早く終えるため、勢いよく注入する
勢いよく注ぐと液体の摩擦と飛散が増え、静電気が発生しやすくなります。その放電が蒸気に着火します。
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資料は火源として「摩擦熱、衝撃火花」「静電気火花」を挙げています。勢いよく注ぐと摩擦が増え、静電気の発生量が多くなります。
軽油の性状等として、正しいものはどれか。
- 原油を蒸留すると、ガソリンより早い段階で取り出される
- 液温が100℃になると発火する
- 家庭の暖房やジェット機の燃料に使われている
- 酸素が足りない燃え方をすると一酸化炭素などの有毒なガスが出る
- 水にはあらゆる割合で溶ける
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正解 4酸素が足りない燃え方をすると一酸化炭素などの有毒なガスが出る
軽油に限らず、炭素を含む物質が酸素不足の状態で燃えると一酸化炭素が発生します。屋内や換気の悪い場所での燃焼が危険なのはこのためです。
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家庭用暖房やジェット燃料に使われるのは灯油です。原油の蒸留では沸点の低いガソリンが先に得られ、灯油・軽油はその後です。軽油は第二石油類で水に溶けません。
第4類危険物を引火点の低い順に並べたものとして、正しいものはどれか。
- 特殊引火物 → 第1石油類 → 第2石油類 → 第3石油類
- 特殊引火物 → 第3石油類 → 第2石油類 → 第1石油類
- 第3石油類 → 第2石油類 → 第1石油類 → 特殊引火物
- 第1石油類 → 特殊引火物 → 第2石油類 → 第3石油類
- 第2石油類 → 第1石油類 → 第3石油類 → 特殊引火物
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正解 1特殊引火物 → 第1石油類 → 第2石油類 → 第3石油類
第4類は引火点によって区分されており、数字が大きくなるほど引火点が高くなります。特殊引火物がその中で最も低い区分です。
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備考では特殊引火物(発火点100度以下、または引火点−20度以下かつ沸点40度以下)、第一石油類(21度未満)、第二石油類(21度以上70度未満)、第三石油類(70度以上200度未満)と区分しています。
危険物施設における火気管理として、最も適切なものはどれか。
- 溶接作業は許可なく行ってよい
- 火気の使用に関する定めはない
- 喫煙は屋内であれば問題ない
- 火気を使用する場合は、定められた場所と方法に限って行う
- 作業中でなければ自由に火気を使用してよい
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正解 4火気を使用する場合は、定められた場所と方法に限って行う
第4類は常温でも蒸気を出すものがあり、その蒸気は低所に滞留します。どこで火を使うかを限定しないと、離れた場所からでも引火します。
関連知識・ひっかけを読む
「みだりに火気を使用しない」は貯蔵・取扱いの基準にも定められています。喫煙や溶接は特に注意が必要な作業です。
第4類の危険物に共通する一般的な性状として、誤っているものはどれか。
- 水より軽いものが多い
- 蒸気は空気より軽く、天井付近にたまりやすい
- 電気の不良導体で、静電気がたまりやすいものが多い
- 引火性の液体である
- 水に溶けないものが多い
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正解 2蒸気は空気より軽く、天井付近にたまりやすい
第4類の蒸気はほとんどが空気より重く、床面や地面のくぼみなど低いところにたまります。「軽い」としているこの選択肢が誤りです。
関連知識・ひっかけを読む
蒸気が低所にたまるため、ピットや地下の作業場では換気が特に重要になります。たまった蒸気は離れた場所の火気にも届くことがあります。
第一石油類の定義として、正しいものはどれか。
- 一気圧において沸点が40度以下のもの
- 一気圧において引火点が21度未満のもの
- 一気圧において引火点が70度以上200度未満のもの
- 一気圧において引火点が21度以上70度未満のもの
- 一気圧において発火点が100度以下のもの
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正解 2一気圧において引火点が21度未満のもの
消防法別表第一 備考第12号は「第一石油類とは、アセトン、ガソリンその他一気圧において引火点が二一度未満のものをいう」と定めています。
関連知識・ひっかけを読む
21度未満というのは、夏場の室温でも引火する蒸気を出しているということです。ガソリンの扱いに特に注意が必要な理由がここにあります。
第二石油類に該当する物品と引火点の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- 重油 ― 引火点21度以上70度未満
- 灯油・軽油 ― 引火点21度未満
- ギヤー油 ― 引火点21度以上70度未満
- 灯油・軽油 ― 引火点21度以上70度未満
- ガソリン ― 引火点21度以上70度未満
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正解 4灯油・軽油 ― 引火点21度以上70度未満
消防法別表第一 備考第14号は「第二石油類とは、灯油、軽油その他一気圧において引火点が二一度以上七〇度未満のもの」と定めています。重油は第三石油類、ギヤー油は第四石油類です。
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灯油は常温では引火点に達していないため、そのままでは引火しにくい液体です。ただし霧状にしたり布にしみ込ませたりすると引火しやすくなるので、安全というわけではありません。
第三石油類・第四石油類の引火点の範囲として、正しい組み合わせはどれか。
- 第三石油類 70度以上200度未満 ― 第四石油類 200度以上250度未満
- 第三石油類 100度以上200度未満 ― 第四石油類 200度以上300度未満
- 第三石油類 70度以上200度未満 ― 第四石油類 250度以上
- 第三石油類 21度以上70度未満 ― 第四石油類 70度以上200度未満
- 第三石油類 200度以上250度未満 ― 第四石油類 250度未満
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正解 1第三石油類 70度以上200度未満 ― 第四石油類 200度以上250度未満
消防法別表第一 備考第15号・第16号は、第三石油類(重油、クレオソート油その他)を引火点70度以上200度未満、第四石油類(ギヤー油、シリンダー油その他)を200度以上250度未満と定めています。
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動植物油類は引火点250度未満と定められています。第四石油類(200度以上250度未満)と範囲が重なりますが、動植物油類は「動物の脂肉等又は植物の種子若しくは果肉から抽出したもの」という由来で区別されます。
特殊引火物の定義として、正しいものはどれか。
- 一気圧において沸点が40度以下のものすべて
- 一気圧において引火点が21度未満で沸点が100度以下のもの
- 一気圧において発火点が200度以下のもの
- 一気圧において引火点が−20度以下のものすべて
- 一気圧において発火点が100度以下のもの、又は引火点が−20度以下で沸点が40度以下のもの
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正解 5一気圧において発火点が100度以下のもの、又は引火点が−20度以下で沸点が40度以下のもの
消防法別表第一 備考第11号は「ジエチルエーテル、二硫化炭素その他一気圧において、発火点が一〇〇度以下のもの又は引火点が零下二〇度以下で沸点が四〇度以下のもの」と定めています。発火点の条件と、引火点+沸点の条件のどちらかを満たせば該当します。
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第4類のなかで最も指定数量が小さい(50L)区分で、それだけ危険性が高いということです。条件が「又は」でつながっている点と、後半が2つの条件の組み合わせである点が問われます。
消防法上のアルコール類の定義として、正しいものはどれか。
- エタノールのみを指す
- 1分子を構成する炭素の原子の数が1個から5個までの飽和一価アルコール
- 水に溶けるアルコールのすべて
- 引火点が21度未満のアルコールのすべて
- 1分子を構成する炭素の原子の数が1個から3個までの飽和一価アルコール
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正解 51分子を構成する炭素の原子の数が1個から3個までの飽和一価アルコール
消防法別表第一 備考第13号は「一分子を構成する炭素の原子の数が一個から三個までの飽和一価アルコール(変性アルコールを含む。)」と定めています。炭素数4以上のアルコールはこの品名に入りません。
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メタノール(炭素1)、エタノール(炭素2)、プロパノール(炭素3)が該当します。日常語の「アルコール」より狭い、法令上の定義がある言葉です。指定数量は水溶性・非水溶性の区別なく400Lです。
第三石油類の一般的な性状として、正しいものはどれか。
- 比重はすべて1より小さい
- 引火点は20℃よりも低い
- すべて常温で固体である
- 水に溶けるものと溶けないものがある
- 発火点はすべて200℃以下である
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正解 4水に溶けるものと溶けないものがある
第三石油類には重油・クレオソート油のように水に溶けないものと、グリセリンやエチレングリコールのように水に溶けるものがあります。指定数量も非水溶性2,000L・水溶性4,000Lと分かれています。
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引火点は70度以上200度未満なので、20℃より低いことはありません。比重も、グリセリンのように1より大きいものがあります。「すべて〜」という選択肢は疑ってかかるのが定石です。
第4類の危険物の火災に対する消火方法として、適切でないものはどれか。
- 二酸化炭素消火剤を放射する
- 泡消火剤で燃焼面を覆う
- 粉末消火剤を放射する
- 霧状の強化液を放射する
- 棒状の強い水流をかける
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正解 5棒状の強い水流をかける
第4類の多くは水より軽く水に溶けないため、棒状の水をかけると危険物が水に浮いたまま流れ広がり、火災が拡大します。泡・二酸化炭素・粉末が基本です。
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水系でも「霧状の強化液」は政令別表第五で第4類に適応とされています。いっぽう「霧状の水を放射する消火器」には第4類の○がありません。同じ霧状でも水と強化液で扱いが違う点に注意してください。
第4類の危険物を取り扱う場所の火災予防として、適切でないものはどれか。
- 容器は密栓して、直射日光の当たらない冷所に置く
- こぼれた危険物はただちにふき取る
- 蒸気は空気より軽いので、床付近の換気は行わなくてよい
- みだりに火気を使用しない
- 静電気がたまらないよう、設備を接地する
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正解 3蒸気は空気より軽いので、床付近の換気は行わなくてよい
第4類の蒸気は空気より重く、床付近にたまります。低いところの換気こそ重要で、「換気しなくてよい」は明確な誤りです。
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たまった蒸気は空気とゆるやかに混ざりながら移動し、離れた場所の火気で引火することがあります。換気は「薄めて燃焼範囲の下限を下回らせる」ための対策です。
動植物油類の自然発火についての記述として、正しいものはどれか。
- 動植物油類は自然発火することはない
- 自然発火を防ぐには、布をまとめて密に積んでおくのがよい
- 自然発火は引火点が低い油ほど起こりやすい
- 油のしみ込んだぼろ布などを積んでおくと、酸化熱がこもって自然発火することがある
- 自然発火は冷所でのみ起こる
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正解 4油のしみ込んだぼろ布などを積んでおくと、酸化熱がこもって自然発火することがある
動植物油が空気中の酸素と反応するときに出る熱が、積み重なった布の内部にこもって温度が上がり、自然発火に至ることがあります。乾性油ほど酸化しやすく起こりやすくなります。
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対策は、熱がこもらないよう広げる・密閉容器に入れる・水に浸すなどです。まとめて積むのは逆効果です。動植物油類は引火点250度未満と高いのに危険物とされているのは、この自然発火のリスクがあるためです。
第4類の危険物のうち、第四石油類と動植物油類の指定数量の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- 第四石油類 2,000L ― 動植物油類 4,000L
- 第四石油類 10,000L ― 動植物油類 20,000L
- 第四石油類 6,000L ― 動植物油類 10,000L
- 第四石油類 6,000L ― 動植物油類 6,000L
- 第四石油類 4,000L ― 動植物油類 6,000L
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正解 3第四石油類 6,000L ― 動植物油類 10,000L
第4類は危険性が低い区分ほど指定数量が大きくなります。第三石油類(非水溶性)2,000Lの次は、第四石油類(ギヤー油・シリンダー油など)が6,000L、動植物油類(動物の脂肉や植物の種子・果肉から抽出した油)が10,000Lで、第4類の中で最大です。
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第4類の指定数量は特殊引火物50L → 第一石油類200L(水溶性400L)→ アルコール類400L → 第二石油類1,000L(水溶性2,000L)→ 第三石油類2,000L(水溶性4,000L)→ 第四石油類6,000L → 動植物油類10,000Lと段階的に増えます。「危険性が高いほど少ない量で規制がかかる」という向きで覚えると、数字の大小を間違えません。
政令別表第三の備考における「水溶性液体」の定義として、正しいものはどれか。
- 一気圧において、温度20度で純水と等しい比重をもつもの
- 一気圧において、温度20度で同容量の純水と緩やかにかき混ぜた場合に、流動がおさまった後も混合液が均一な外観を維持するもの
- 一気圧において、温度20度で同容量の純水と激しくかき混ぜた場合に、水と分離しないもの
- 水に溶ける性質があると製造者が表示したもの
- 一気圧において、温度25度で純水に少しでも溶けるもの
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正解 2一気圧において、温度20度で同容量の純水と緩やかにかき混ぜた場合に、流動がおさまった後も混合液が均一な外観を維持するもの
「同じ量の水と混ぜて、落ち着いた後も見た目が均一なまま」が水溶性液体です。条件は一気圧・20度・同容量・緩やかにかき混ぜる、の4点で、単に「少し溶ける」だけでは水溶性液体になりません。非水溶性液体は「水溶性液体以外のもの」と定義されています。
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この区分で指定数量が変わります。第一石油類・第二石油類・第三石油類は水溶性液体のほうが非水溶性液体の2倍の指定数量です(例:アセトンなど水溶性の第一石油類は400L)。水に溶けるので大量の水で薄めやすく、火災の危険が相対的に低いという考え方です。運搬容器の表示にも「水溶性」の文字が加わります。
第4類の危険物のうち、政令別表第三で「非水溶性液体」と「水溶性液体」とに分けて指定数量が定められている品名の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- アルコール類、第二石油類、第三石油類
- 第4類のすべての品名
- 第一石油類、第二石油類、第三石油類、第四石油類
- 特殊引火物、第一石油類、アルコール類
- 第一石油類、第二石油類、第三石油類
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正解 5第一石油類、第二石油類、第三石油類
別表第三で水溶性・非水溶性の区分があるのは、第一石油類(200L/400L)、第二石油類(1,000L/2,000L)、第三石油類(2,000L/4,000L)の3つだけです。特殊引火物(50L)、アルコール類(400L)、第四石油類(6,000L)、動植物油類(10,000L)は1つの数字しかありません。
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アルコール類には水溶性・非水溶性の区分がなく、400Lの1本値です。指定数量の倍数を計算する問題では、アセトンのような水溶性の第一石油類を非水溶性の200Lで割ってしまう誤りが起こりやすいので、品名と性質の両方を確かめてから計算します。
第4類の危険物の危険等級の区分として、正しいものはどれか。
- 第4類の危険物はすべて危険等級Ⅱ
- 特殊引火物と第一石油類が危険等級Ⅰ、アルコール類と第二石油類が危険等級Ⅱ、その他が危険等級Ⅲ
- 特殊引火物が危険等級Ⅰ、第一石油類とアルコール類が危険等級Ⅱ、その他が危険等級Ⅲ
- 特殊引火物と第一石油類が危険等級Ⅰ、その他はすべて危険等級Ⅲ
- 特殊引火物が危険等級Ⅰ、その他はすべて危険等級Ⅱ
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正解 3特殊引火物が危険等級Ⅰ、第一石油類とアルコール類が危険等級Ⅱ、その他が危険等級Ⅲ
危険等級は運搬容器の基準や表示に使う区分で、危険性の高い順にⅠ・Ⅱ・Ⅲです。第4類では特殊引火物だけがⅠ、第一石油類とアルコール類がⅡ、第二石油類・第三石油類・第四石油類・動植物油類がⅢです。指定数量が小さいものほど等級が上という対応になっています。
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運搬容器の外部には品名や数量とともに危険等級を表示します。また、第一類・第二類・第四類の危険物で危険等級Ⅰ以外のものは、最大容積500mL以下の運搬容器なら通称名と同じ意味の他の表示で代えることができます(規則第44条第2項)。ここで「危険等級Ⅰを除く」とあるので、特殊引火物は小さな容器でも省略できません。
第4類の危険物の火災に適応する消火設備として、政令別表第五で○印が付けられているものはどれか。
- 屋外消火栓設備
- 屋内消火栓設備
- 水バケツ又は水槽
- 水噴霧消火設備
- スプリンクラー設備
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正解 4水噴霧消火設備
同じ水を使う設備でも、棒状に大量の水を出す消火栓やスプリンクラー、水バケツは第4類には不適応です。油が水に浮いて燃え広がるためです。いっぽう水噴霧消火設備は水を細かい霧にして放射し、冷却と窒息の両方で消すので、第4類にも○が付いています。
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第4類に適応する消火設備は、水蒸気又は水噴霧、泡、不活性ガス、ハロゲン化物、粉末(りん酸塩類等又は炭酸水素塩類等を使用するもの)の各消火設備と、霧状の強化液・泡・二酸化炭素・ハロゲン化物・粉末(同じくりん酸塩類等又は炭酸水素塩類等)を放射する消火器、それに乾燥砂と膨張ひる石・膨張真珠岩です。粉末のうち「その他のもの」は金属火災向けで、第4類には○が付いていません。「水噴霧は○だが霧状の水を放射する消火器は×」という組み合わせがひっかけに使われます。
第5種の消火設備のうち、第4類の危険物の火災に適応するものとして、政令別表第五で定められているものはどれか。
- 乾燥砂
- 水バケツ
- 棒状の強化液を放射する小型消火器
- 棒状の水を放射する小型消火器
- 水槽
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正解 1乾燥砂
乾燥砂と膨張ひる石・膨張真珠岩は、燃えている液面を覆って空気を断つ消火法なので、第4類を含むすべての類に適応します。水バケツ・水槽・棒状の水・棒状の強化液は、油面に注ぐと油が流れ広がるため第4類には○が付いていません。
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強化液は「棒状」なら×、「霧状」なら○と、放射の形で適応が変わります。第4類の火災に水系を使うなら霧状に限られる、と覚えておきます。乾燥砂は電気設備と建築物には○が付いていないことも、別表第五で確かめておきましょう。
電気設備の火災に対して、政令別表第五で適応する消火設備とされていないものはどれか。
- りん酸塩類等を使用する粉末消火設備
- 水噴霧消火設備
- 泡消火設備
- 不活性ガス消火設備
- 霧状の水を放射する消火器
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正解 3泡消火設備
泡消火剤は水を含んでいて電気を通しやすく、感電や機器の損傷につながるため、電気設備には○が付いていません。水でも霧状なら通電しにくいので、水噴霧消火設備と霧状の水を放射する消火器は電気設備に適応します。不活性ガス・ハロゲン化物・粉末(りん酸塩類等、炭酸水素塩類等)も電気設備に○です。
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第4類の危険物と電気設備を比べると、泡は「第4類○・電気×」、霧状の水は「第4類×・電気○」と逆になります。棒状の水・棒状の強化液・水バケツ・乾燥砂・膨張ひる石は電気設備に○がありません。ガソリンスタンドの電気設備の火災を想定した出題では、この表の読み分けが得点差になります。
消火設備の区分(第1種から第5種)と設備の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- 第1種 ― 泡消火設備
- 第2種 ― スプリンクラー設備
- 第3種 ― 大型消火器
- 第5種 ― 屋内消火栓設備
- 第4種 ― 小型消火器
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正解 2第2種 ― スプリンクラー設備
政令別表第五は消火設備を5つに区分しています。第1種は屋内消火栓設備・屋外消火栓設備、第2種はスプリンクラー設備、第3種は水蒸気・水噴霧・泡・不活性ガス・ハロゲン化物・粉末の各消火設備、第4種は大型消火器、第5種は小型消火器と水バケツ・水槽・乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩です。
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製造所等は規模や危険物の量に応じて、著しく消火が困難なものは第1〜3種のいずれか+第4種+第5種、消火が困難なものは第4種+第5種、それ以外は第5種を設けます。第4種と第5種の違いは消火器の「大型か小型か」だけなので、備考の定義もあわせて押さえます。
移動タンク貯蔵所(タンクローリー)における危険物の取扱いの基準として、政令に定められているものはどれか。
- 引火点40度未満の危険物をタンクへ入れているあいだは、移動タンク貯蔵所のエンジン(原動機)を止めておく
- ガソリンを貯蔵していたタンクに灯油を注入するときは、特別な措置は要らない
- 貯蔵タンクへの注入は、注入ホースを注入口に緊結せずに行ってよい
- ガソリンのような静電気を生じやすい液体を上部から注入するときは、注入管の先端を液面より上に保つ
- 移動貯蔵タンクから液体の危険物を容器に詰め替えるときは、引火点が40度未満の第4類の危険物に限って認められる
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正解 1引火点40度未満の危険物をタンクへ入れているあいだは、移動タンク貯蔵所のエンジン(原動機)を止めておく
引火点40度未満(ガソリンなど)は常温で引火性の蒸気を出しているので、注入中はエンジンの火花や熱が着火源にならないよう原動機を止めます。容器への詰替えは原則禁止で、例外的に認められるのは引火点40度以上の第4類(灯油・軽油など)を規則で定める容器に詰め替える場合です。
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静電気対策として、ガソリン・ベンゼンなどを出し入れするときはタンクを接地し、上部から注入するときは注入管の先端をタンクの底部に着けます。ガソリンと灯油・軽油を入れ替えて積むときも静電気等による災害防止の措置が要ります。注入ホースは注入口に緊結するのが原則で、緩めてよいのは規則で定めるタンクへ引火点40度以上の第4類を注入する場合だけです。
第4類の危険物のうち水溶性のものを運搬容器に収納して運搬するとき、容器の外部に表示しなければならない事項の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- 品名・危険等級・化学名・「水溶性」・数量・「火気厳禁」
- 品名・危険等級・化学名・「水溶性」・数量・「禁水」
- 品名・化学名・数量・「可燃物接触注意」
- 品名・危険等級・化学名・数量・「火気注意」
- 品名・指定数量の倍数・「水溶性」・「火気厳禁」
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正解 1品名・危険等級・化学名・「水溶性」・数量・「火気厳禁」
運搬容器の表示は、①品名・危険等級・化学名(第4類で水溶性の性状を有するものは「水溶性」も)、②数量、③類ごとの注意事項、の3つです。第4類の注意事項は「火気厳禁」です。水溶性かどうかを容器で示すのは、消火のときに水系の消火剤で薄められるかを判断する手がかりになるからです。
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「火気注意」は第2類(引火性固体を除く)、「禁水」は第1類のアルカリ金属の過酸化物や第3類の禁水性物品、「可燃物接触注意」は第1類・第6類の注意事項です。指定数量の倍数は表示事項ではありません。第4類でも危険等級Ⅰでなければ、最大容積500mL以下の容器では通称名と同じ意味の他の表示で代えられます。
キシレンの性状について、誤っているものはどれか。
- 水には溶けない
- 沸点は水より高い
- 引火点は35℃以下である
- 淡黄色の液体である
- 塗料の溶剤などに使われる
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正解 4淡黄色の液体である
キシレンは無色の液体です。「淡黄色」が誤り。第2石油類(非水溶性)で、引火点はおおむね27〜33℃、沸点は約140℃と水より高く、シンナーや塗料の溶剤に広く使われます。
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第4類の色の問題は「基本は無色」と押さえておけばほぼ対応できます。例外として覚えるのは、ガソリン(オレンジ色に着色)や重油(褐色系)くらいです。
グリセリンの性状として、妥当でないものはどれか。
- 水にもエタノールにも溶ける
- 比重は1より大きい
- 吸湿性がある
- 無色で粘り気のある液体である
- 特有の芳香がある
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正解 5特有の芳香がある
グリセリンは無臭です。「特有の芳香」が誤り。無色で粘稠、吸湿性があり、比重約1.3で水より重く、水やエタノールによく溶ける水溶性の第3石油類です。
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同じ第3石油類でも、ニトロベンゼンには芳香(アーモンド臭)があります。「におい」を入れ替えるひっかけはこの2つの対比で作られがちです。
アセトアルデヒドの性状について、誤っているものはどれか。
- 強い還元性をもつ
- 常温(20℃)でも引火の危険がある
- 熱や光で分解すると、メタンと二酸化炭素を発生する
- 酸化されると酢酸になる
- 水にもエタノールにも任意の割合で溶ける
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正解 3熱や光で分解すると、メタンと二酸化炭素を発生する
アセトアルデヒドが熱や光で分解して生じるのは、メタンと一酸化炭素です。「二酸化炭素」が誤り。酸化すると酢酸になり、還元性が強く、引火点は約−39℃なので常温で容易に引火します。
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アセトアルデヒドは沸点約21℃・燃焼範囲が広い、特殊引火物の中でも危険性の高い物質です。貯蔵時に不活性ガスを封入する、も頻出の正しい記述です。
アセトンの性状について、正しいものはどれか。
- 第2石油類に該当する
- 無色無臭の液体である
- 引火点は常温(20℃)より高い
- 水と任意の割合で混ざり合う
- 水より重い
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正解 4水と任意の割合で混ざり合う
アセトンは第1石油類に分類される水溶性の液体で、水とはどんな割合でも混ざり、アルコールやエーテルにも溶けます。特有の臭気があるので無臭ではなく、水より軽く、引火点は常温よりずっと低いため常温で引火の危険があります。
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「無臭」とした記述が定番のひっかけです。第1石油類の水溶性液体なので、泡消火剤を使うときは水溶性液体用のものを選びます。
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