第4類の指定数量一覧と
倍数の計算のしかた
指定数量は、危険物の規制対象や数量の倍数を考える土台です。ここに載せる数値は、危険物の規制に関する政令 別表第三の表から直接取ったもので、参考書の要約ではありません。
最終確認:2026年8月18日 根拠:危険物の規制に関する政令 別表第三・消防法 第10条第2項・危険物の規制に関する規則 別表第四 ほか
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第4類の指定数量(政令 別表第三)
| 区分 | 非水溶性 | 水溶性 |
|---|---|---|
| 特殊引火物 | 50L | |
| 第一石油類 | 200L | 400L |
| アルコール類 | 400L | |
| 第二石油類 | 1,000L | 2,000L |
| 第三石油類 | 2,000L | 4,000L |
| 第四石油類 | 6,000L | |
| 動植物油類 | 10,000L | |
身近な物でいうと、ガソリン200L・灯油1,000L・軽油1,000L・重油2,000Lです。ここだけでも取れる問題があります。
丸暗記しないための考え方
この表には規則性があります。
- 危険なものほど数量が小さい …… 引火点が低い=火がつきやすい区分ほど、少ない量から規制されます。特殊引火物50L → 第一石油類200L → 第二石油類1,000L と、引火点が上がるにつれて数量も増えます
- 水溶性は非水溶性の2倍 …… 水に溶けるものは、水で薄めれば危険性が下がるためです。200L↔400L、1,000L↔2,000L、2,000L↔4,000L がすべてこの関係です
- アルコール類だけ水溶性・非水溶性の区別がない …… 400Lで固定です
覚える数字は実質、50/200/400/1,000/2,000/4,000/6,000/10,000 の並びだけです。
倍数の計算(割り算と合算の例)
指定数量の倍数は、次の式で出します。
倍数 = 貯蔵量 ÷ その品名の指定数量
複数の危険物を同じ場所で扱う場合は、それぞれ計算して足し合わせます。消防法にはこう書かれています。
それぞれの危険物の数量を当該危険物の指定数量で除し、その商の和が一以上となるときは、当該場所は、指定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱つているものとみなす
例題
ガソリン400L と 灯油2,000L を同じ場所で貯蔵している場合の倍数は?
| 危険物 | 貯蔵量 | 指定数量 | 倍数 |
|---|---|---|---|
| ガソリン(第一石油類・非水溶性) | 400L | 200L | 2.0 |
| 灯油(第二石油類・非水溶性) | 2,000L | 1,000L | 2.0 |
| 合計 | 4.0倍 | ||
合計が1以上になれば、消防法の規制対象になります。この例では4倍なので、当然対象です。
図解で確認:指定数量の倍数は「割って足す」
図を拡大する +
図解の参考:計算を検算して確認(図解追加:2026年9月10日)
量が同じでも扱いが変わる
同じ「200L」でも、中身によって意味がまったく違います。
| 中身 | 200Lのときの倍数 |
|---|---|
| 特殊引火物(50L) | 4.0倍(規制対象) |
| ガソリン(200L) | 1.0倍(規制対象) |
| 灯油(1,000L) | 0.2倍 |
| 重油(2,000L) | 0.1倍 |
「◯◯Lだから規制される」ではなく、必ず指定数量で割る——これが計算問題を落とさないコツです。
なお、運搬時の混載の制限は指定数量の10分の1以下の危険物には適用されません(規則 別表第四 備考3)。ここでも倍数の考え方が出てきます。
出典
上記を2026年8月18日に確認して作成しています。制度は変更される場合があるため、
受験にあたっては必ず公式の最新情報をご確認ください。
編集:合格ドリル運営者|作成と検証の手順は運営者情報に、 誤りを見つけた場合の訂正は訂正履歴で公開しています。
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