ボイラー整備士 整備作業に関する知識の練習問題21問
ボイラー整備士の試験科目「整備作業に関する知識」の問題を21問掲載しています。 本番の出題数は10問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち21問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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整備前の冷却は「燃え切り確認 → 通風 → 徐々に40℃以下」
ボイラーは徐々に冷却し40℃以下にする
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選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。
機械的清浄作業の準備としてボイラーを冷却するときの進め方として、正しいものはどれか。
- 送風機で強く風を送り、30分以内に常温まで下げる
- 長時間かけて徐々に冷却し、40℃以下にする
- 冷却の程度に決まりはなく、作業者の判断でよい
- 短時間で一気に冷却し、80℃程度になったら作業に入る
- 冷却は行わず、圧力が下がればそのまま内部に入る
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正解 2長時間かけて徐々に冷却し、40℃以下にする
急に冷やすと金属が縮んで、割れや漏れの原因になります。人が入れる温度まで、時間をかけて下げます。
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燃焼が停止していることと燃料が燃え切ったことを確認してから、ダンパを半開にし、たき口や空気入口を開いて自然通風を行います。
やむを得ずボイラーの冷却を早める必要があるときの方法として、正しいものはどれか。
- ダンパとたき口を全閉にして密閉し、放熱を待つ
- 煙道の内部に消火用の水を散布する
- 安全弁を持ち上げて蒸気を一気に放出する
- 冷水を送りながら吹出しを行う、循環吹出しの方法をとる
- ボイラー水を全部抜いてから、胴の外面に冷水をかける
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正解 4冷水を送りながら吹出しを行う、循環吹出しの方法をとる
水を入れながら抜くことで、熱い水と冷たい水を少しずつ入れ替えます。一か所だけを急冷しないので安全です。
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圧力容器の場合は、熱源側の高温流体を完全に排除するか、入口側の止め弁に遮断板を入れて、他の高温流体容器との連絡を完全に遮断します。
水管をチューブクリーナで清浄するときの準備として、正しいものはどれか。
- くびれた部分は、チューブ先端を強く押し当てて貫通させる
- 予備調査で水管の長さやくびれた部分の位置を確認し、チューブ先端がその部分に届く直前の位置をフレキシブルチューブに標示しておく
- 予備調査は行わず、抵抗を感じるところまで押し込んで判断する
- 水管の長さは作業をしながら測るので、事前の確認は必要ない
- 標示はフレキシブルチューブではなく、水管の外面に付ける
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正解 2予備調査で水管の長さやくびれた部分の位置を確認し、チューブ先端がその部分に届く直前の位置をフレキシブルチューブに標示しておく
先端がどこまで進んだかは外から見えません。あらかじめ印を付けておけば、引っかかる手前で止められます。
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水管以外の部分の清浄作業は主に手工具で行いますが、必要に応じて電動クリーナーなどの機械工具も使います。
ボイラーの清浄作業で、特に完全に清掃しなければならない箇所として、正しいものはどれか。
- ボイラー基礎のコンクリートの表面
- 圧力計、水面計及び自動制御系の検出用の穴
- 煙突の頂部の外面
- 配電盤の内部の端子
- ボイラー室の窓ガラス
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正解 2圧力計、水面計及び自動制御系の検出用の穴
細い穴が詰まると、計器が正しい値を示さなくなります。安全装置も働かなくなるので、確実に通しておきます。
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吹出し管、給水管、安全弁などの附属品やその管台・取付部も内面を清掃します。作業後は水洗し、除去したスケールや異物は容器に集めて搬出します。
ボイラーの内部や煙道の内部に入って作業するときの措置として、正しいものはどれか。
- 二酸化炭素の濃度だけを測定すればよい
- 酸素濃度が10%以上あることを確認すれば、作業中の換気は必要ない
- 酸素濃度が18%以上あることを酸素濃度測定により確認し、作業中は換気装置による通風を行う
- 酸素濃度が21%以上あることを確認しなければ入ってはならない
- 出入口を開けておけば、濃度の測定は省略できる
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正解 3酸素濃度が18%以上あることを酸素濃度測定により確認し、作業中は換気装置による通風を行う
内部は酸素が薄くなりやすい場所です。入る前に測って確かめ、入っている間も新しい空気を送り続けます。
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化学洗浄作業では、ゴム製品やプラスチック製品などの耐薬品性のある作業衣を着用します。
構造上バーナを取り外せないボイラーで、ガスバーナへの燃料を確実に遮断する方法として、正しいものはどれか。
- 燃料遮断弁を開いたまま、遮断板だけを入れる
- 燃料遮断弁が完全に閉止されていることを確認し、遮断弁の二次側に遮断板を入れる
- 燃料遮断弁が完全に閉止されていることを確認し、遮断弁の一次側に遮断板を入れる
- 燃料遮断弁を閉止すればよく、遮断板は入れない
- 燃料配管を取り外し、開放したままにしておく
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正解 2燃料遮断弁が完全に閉止されていることを確認し、遮断弁の二次側に遮断板を入れる
弁は閉めていても、わずかに漏れることがあります。バーナ側に板を入れておけば、漏れても炉内には入りません。
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他のボイラーの吹出し管や安全弁から、突然の吹出しのおそれがないかもあわせて確認します。
ボイラーの化学洗浄で中和防錆処理を行う目的として、正しいものはどれか。
- スケールを溶かして伝熱面からはがすため
- 酸洗い後に活性化して発錆しやすくなった金属表面の発錆と腐食を防ぎ、残留した酸分を中和するため
- 洗浄に使った薬液を再生して繰り返し使うため
- ボイラー水の中の溶存酸素の量を測定するため
- 給水に含まれる硬度成分を取り除くため
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正解 2酸洗い後に活性化して発錆しやすくなった金属表面の発錆と腐食を防ぎ、残留した酸分を中和するため
酸できれいにした金属の表面は、そのままにしておくとすぐにさびます。次に使うまでの間、さびないように守る処理です。
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処理条件は、薬液を80~100℃に加熱昇温して2時間程度循環させるか、低燃焼で圧力を0.3~0.5MPaに上げて2時間保持します。
ボイラーの中和防錆処理を行うときに保持する薬液の水素イオン濃度として、正しいものはどれか。
- pHを4~5に保持する
- pHを12~13に保持する
- pHを9~10に保持する
- pHを2~3に保持する
- pHを6~7に保持する
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正解 3pHを9~10に保持する
酸を残さないように中和し、さらに少しアルカリ側に振っておくと、鉄はさびにくくなります。
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中和防錆処理後は必要に応じて水洗を行いますが、水洗を省略するほうがよい場合もあります。
ボイラーの酸洗浄後に行う水洗として、正しいものはどれか。
- 10℃以下の冷水を使用し、水洗水のpHが3以下になるまで行う
- 水洗の水量は洗浄液と同量までとし、水洗水のpHは測定しない
- 常温の水を使用し、水洗水のpHが12以上になるまで行う
- 水洗は行わず、そのまま乾燥させる
- 一般に60℃以上の温水を使用し、水洗水のpHが5以上になるまで行う
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正解 5一般に60℃以上の温水を使用し、水洗水のpHが5以上になるまで行う
酸が残っていると、そこから腐食が進みます。温水のほうが酸が落ちやすく、pHを測れば残り具合が分かります。
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洗浄作業中に使っていた弁は、水洗のときにグランドパッキンを緩めて、パッキン部にしみ込んだ洗浄液を洗い流します。
過熱器の点検及び整備の要領として、正しいものはどれか。
- 蓋部は開けずに、外観の点検だけで済ませる
- 過熱器管の外面は、変形があっても運転に影響しないので点検しない
- 管寄せの内部は点検の対象外である
- 管寄せの検査穴や掃除穴などの蓋部の密封材は、点検後、新しいものと取り替える
- 蓋部の密封材は、傷がなければそのまま再使用する
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正解 4管寄せの検査穴や掃除穴などの蓋部の密封材は、点検後、新しいものと取り替える
いちど締め付けた密封材は、元の形には戻りません。使い回すと蒸気が漏れるので、開けたら新しくします。
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過熱器管や管寄せの内部の腐食・付着物、過熱器管が貫通する部分の耐火材やバッフルの損傷、支持金物やスペーサの変形も点検します。
ボイラーの化学洗浄作業の予備調査で、水の使用可能量を調べる理由として、正しいものはどれか。
- 水は使わず、蒸気だけで洗浄と水洗を行うため
- 洗浄作業には、被洗浄物の内容積の100倍以上の量の水が必要になるため
- 洗浄作業には、被洗浄物の内容積と同じ量の水があれば足りるため
- 洗浄作業には、被洗浄物の内容積の5~20倍程度の量の水が必要になるため
- 薬液は水で薄めずに使うので、水はボイラーの冷却にだけ使うため
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正解 4洗浄作業には、被洗浄物の内容積の5~20倍程度の量の水が必要になるため
薬液の調合、循環、そのあとの水洗と、工程ごとに大量の水を使います。内容積の何倍もの水が要るので、現場で確保できるかを先に調べておきます。
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予備調査ではほかに、管系統図と実地調査で配管系統を確かめ、薬液の注入用・排出用・循環用の配管と薬液用ポンプの仮設位置を決めます。
ボイラーの化学洗浄作業の予備調査で、止め弁など洗浄液が触れる部分について調べておく事項として、正しいものはどれか。
- 弁の取付けボルトの本数と締付けトルク
- 弁の開閉に要する回転数と操作に要する力
- 弁の製造年月日と製造メーカーの名称
- 銅合金などの異種金属のはめ込みや、メッキなどの表面処理の有無
- 弁箱の外面塗装の種類と塗膜の厚さ
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正解 4銅合金などの異種金属のはめ込みや、メッキなどの表面処理の有無
酸の洗浄液は、鋼以外の金属や表面処理された部分を余計に傷めることがあります。どんな材料や処理が使われているかを先に把握しておかないと、洗浄で弁を壊してしまいます。
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予備調査では、試料として採取したスケールを化学分析して成分と性質を把握することも行います。
ボイラーの酸洗浄後の水洗で、発錆を防ぐために窒素置換を行うときの措置として、正しいものはどれか。
- 水洗水に食塩を添加する
- 水洗水に脱酸素剤を添加する
- 水洗水に清缶剤を多めに入れて、水洗を1回で終える
- 水洗水を10℃以下の冷水にする
- 水洗水に希硫酸を添加する
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正解 2水洗水に脱酸素剤を添加する
酸洗いのあとの金属面はさびやすい状態です。窒素で空気を追い出しても、水洗水に酸素が溶けていればさびの原因になるので、脱酸素剤で取り除きます。
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水洗は一般に60℃以上の温水で、水洗水のpHが5以上になるまで行います。洗浄液が行き止まりになる部分にバイパス弁やドレン弁があるとき、それらを閉止したまま水洗するのは適切ではありません(洗浄液が残ってしまいます)。
オンオフ式温度調節器の点検・整備で、導管(キャピラリチューブ)の余分な部分の扱いとして、正しいものはどれか。
- 余分な長さは切り詰めて短くする
- 輪の形にまとめて固定して、振動で動かないようにする
- 余分な部分は感温部ごと取り外して廃棄する
- 折り曲げてテープで保護管に巻き付ける
- ぶら下げたままにして、自由に動くようにしておく
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正解 2輪の形にまとめて固定して、振動で動かないようにする
キャピラリチューブは中に封入液が入った細い管で、潰れたり折れたりすると温度を伝えられなくなります。切ることも曲げることもできないので、輪にまとめて動かないように固定します。
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温度調節器を取り外すときは導管を潰したり折損したりしないよう注意し、感温部ごと取り外します。あわせて保護管の汚れを掃除し、電気配線の接続部に緩みや短絡がないか点検して、端子に緩みがあれば増締めします。
ボイラーの性能検査で行う水圧試験の準備として、正しいものはどれか。
- 差圧を利用した機器は、取り付けたままにしておく
- ばね式安全弁は、ばねを締め付けて弁体を弁座に密着させ、密閉しておく
- 水圧試験用の圧力計は、給水タンクに取り付ける
- 水を張る前に、空気抜弁を含めて全ての止め弁を完全に閉止する
- 試験用の圧力計は、配管を介さずボイラー本体へ直接付ける
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正解 5試験用の圧力計は、配管を介さずボイラー本体へ直接付ける
試験中の圧力を正しく読むため、圧力計は配管を介さずボイラー本体に直接付けます。安全弁はばねを締めて止めるのではなく、フランジ部に遮断板を当ててふさぎます。差圧を利用した機器を取り付けたままにするのも適切ではありません。
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止め弁で密閉できる部分は、空気抜き用の止め弁だけを残して他の止め弁を完全に閉止し、止め弁で閉止できない部分はプラグや遮断板でふさぎます。水を張る前には空気抜弁を開いておきます。
機械的清浄作業の準備として冷却したボイラーの中へ入るときの要領として、正しいものはどれか。
- 中へ入るときはダンパとたき口を全て閉じ、通風を止めておく
- 炉内と煙道の各部が十分冷えているのを確かめてから中に入り、すすの付き具合や灰のたまり具合などを観察する
- 煙道は冷却を待たず、ボイラー本体だけ冷えていれば中へ入ってよい
- 冷却の途中でも、圧力がゼロになっていればすぐに中へ入ってよい
- 中へ入る前の観察は不要で、まずスケールハンマでたたき始める
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正解 2炉内と煙道の各部が十分冷えているのを確かめてから中に入り、すすの付き具合や灰のたまり具合などを観察する
ボイラー本体が冷えても、炉内や煙道の各部にはまだ熱が残っていることがあります。全体が冷えたことを確かめてから入り、まず中の状態を観察して、そのあとの作業の段取りを決めます。
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冷却の順序としては、燃焼停止と燃料の燃え切りを確認したあとダンパを半分開け、たき口と空気入口を開いて自然に通風させます。吹出しコック・吹出し弁からボイラー水を全部抜いたあとで空気抜弁などの気室部の弁を開ける、という順序は適切ではないとされています。
過熱器の点検及び整備の要領として、正しいものはどれか。
- 過熱器管及び管寄せの内部に、腐食や付着物がないかを点検する
- 過熱器管の内部は見えないので、外面だけを点検すればよい
- 過熱器管が貫通する部分の耐火材は、割れがあっても運転に支障はない
- 管寄せの蓋部の密封材は、点検後に元のものを再使用する
- バッフルの脱落は燃焼に影響しないため、点検の対象外である
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正解 1過熱器管及び管寄せの内部に、腐食や付着物がないかを点検する
内部の腐食や付着物は伝熱を妨げ、過熱の原因になります。
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管が貫通する部分の耐火材やバッフルの損傷・割れ・脱落も点検します。蓋部の密封材は新しいものと取り替えます。
過熱器管が貫通する部分について、点検する対象として正しいものはどれか。
- 耐火材及びバッフルの損傷、割れや脱落
- 過熱器出口の蒸気温度計の校正記録
- スートブロワの噴射圧力
- 管の内部に残った蒸気の量
- 管寄せの水圧試験の記録
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正解 1耐火材及びバッフルの損傷、割れや脱落
貫通部の耐火材が割れたり落ちたりすると、燃焼ガスが本来と違う流れ方をします。ガスが短絡すると過熱器管の一部だけが高温にさらされ、焼損や過熱蒸気温度の乱れにつながります。
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過熱器管の外面についても、損傷や変形がないかを点検します。
ボイラーの化学洗浄作業の予備調査で、スケールの付着状況や腐食の程度を推測するために調べる項目として、適切なものはどれか。
- バーナノズルの口径
- 油加熱器の加熱方式と加熱温度
- 煙突の高さと通風力
- 給水量と復水の回収率
- 工業用水の再生サイクルの状況
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正解 4給水量と復水の回収率
スケールや腐食の程度は、どんな水がどれだけボイラーに入ったかで決まります。給水量が多く復水の回収率が低いほど、補給水に含まれる硬度成分が多く持ち込まれるので、スケールが厚いと推測できます。吹出しの量と方法、燃料の種類と使用量も同じ理由で調べます。
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油加熱器の加熱温度やバーナノズルの口径は燃焼側の話で、スケールの推測には結びつきません。「工業用水の再生サイクル」もひっかけで、再生の工程があるのは軟化装置(イオン交換樹脂)であって工業用水そのものではありません。
ボイラーの酸洗浄で、酸液の濃度に場所によって著しい差が生じたときに起こりうる現象として、正しいものはどれか。
- スケールが硬化して溶けにくくなる
- 酸液が中和されて洗浄が止まる
- 酸液の温度が急に上がって沸騰する
- 濃淡電池ができて鋼材が腐食する
- 鋼材の表面に保護皮膜ができて腐食が止まる
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正解 4濃淡電池ができて鋼材が腐食する
同じ鋼材の表面でも、触れている酸液の濃度が場所によって大きく違うと、濃い側と薄い側の間に電位差が生じます。これが濃淡電池で、電流が流れ出す側の鋼材が溶けて腐食します。薬液を循環させて濃度を均一に保つのが対策です。
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酸洗浄の腐食要因はもう1つあり、スケールから溶け出す鉄や銅の酸化性イオンの量に比例して鋼材が腐食します。こちらは還元剤や銅イオン封鎖剤を添加して酸化性イオン濃度を一定値以下に抑えます。「濃度差」と「酸化性イオン」の2本立てで覚えましょう。
ブルドン管式圧力計をボイラーに取り付けるときの要領として、正しいものはどれか。
- 圧力計の本体を両手で持ち、本体を回して締め付ける
- ガスケットやシールテープは管の内側へ少しはみ出させて密封する
- サイホン管は付けず、蒸気が直接ブルドン管に入るようにする
- 圧力計のコックは、ハンドルが管軸と直角の向きで開くように調整する
- サイホン管の内部に水を満たしてから取り付ける
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正解 5サイホン管の内部に水を満たしてから取り付ける
ブルドン管に高温の蒸気が直接入ると、管が熱で変形して指示が狂います。サイホン管に水を満たしておけば、その水が蒸気の熱をさえぎるクッションになります。取り付けは継手部をスパナで回し、コックのハンドルは管軸と同じ向きで開くように合わせます。
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圧力計の本体を持って回すと、ブルドン管や目盛機構をねじって壊すおそれがあります。ガスケットやシールテープが内側にはみ出すと流路が狭まり、指示の遅れや詰まりの原因になります。
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掲載問題は公式過去問の転載ではなく、同じ論点を問うオリジナル問題です。
内容には万全を期していますが誤りが含まれる可能性があります。受験にあたっては必ず公式資料をご確認ください。
問題データ最終更新:2026-08-14