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ボイラー整備士の難易度
【科目別の足切りと合計点】

合格率は63.5%。これは令和7年度の受験者全体の結果です。不合格の原因別人数は公表されていないため、ここでは科目別の足切りと合計点の両方から対策を考えます。

最終確認:2026年8月18日 根拠:安全衛生技術試験協会「免許試験の合格率・同協会「ボイラー整備士のご紹介・ボイラー及び圧力容器安全規則 ほか

77問無料で解ける問題全問解説・根拠つき
4科目試験科目科目別に選んで解ける
30問本番の出題数公式の試験案内より
目次から選ぶ4の項目から読みたいところへ

科目40%と合計60%の両方を確認する

合格基準は科目ごと40%以上、かつ合計60%以上の2つを同時に満たすことです。片方でも欠けると不合格になります。

ここで効いてくるのが配点の偏りです。

科目問数配点40%を割る目安
整備の作業10問30点3問以下
器材・薬品5問20点1問以下
関係法令5問20点1問以下
ボイラー及び第一種圧力容器10問30点3問以下

5問しかない科目は、2問合えば40%に届き、1問だと落ちます。得意な10問科目でどれだけ稼いでも、この2科目のどちらかが1問だと不合格です。足切りを超えたあとも、合計60%以上が必要です。

内容そのものは、暗記の量が中心

問題の中身は計算が少なく、手順と数字を覚えているかを問うものが中心です。整備の作業なら冷却の温度、化学洗浄の薬液のpH、酸素濃度の確認。法令なら期間や距離の数字です。

理屈で解ける問題が少ないぶん、知らなければ手が出ません。逆に言えば、手順や数値を確認してから選択肢で練習したい試験でもあります。ボイラー技士のように熱力学の理解を問われる場面は多くありません。

図解で確認:伝熱面積に「入れる面・入れない面」

貫流ボイラー以外の水管ボイラーの伝熱面積=水管及び管寄せの燃焼ガス等に触れる面(外側で見る)。ドラム・エコノマイザ・過熱器・空気予熱器は燃焼ガスに当たっていても伝熱面積に入れない。貫流ボイラー=燃焼室入口から過熱器入口までの水管の燃焼ガス等に触れる面。電気ボイラー=電力設備容量60kWを1m²とみなして最大電力設備容量を換算。鋳鉄製ボイラーはセクションのスタッドのうち燃焼ガスに触れる部分を決められた式で加える。
図解の要点:貫流ボイラー以外の水管ボイラーの伝熱面積=水管及び管寄せの燃焼ガス等に触れる面(外側で見る)/ドラム・エコノマイザ・過熱器・空気予熱器は燃焼ガスに当たっていても伝熱面積に入れない/貫流ボイラー=燃焼室入口から過熱器入口までの水管の燃焼ガス等に触れる面▶ この論点を含む「関係法令」を5問解く(無料・登録不要)
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ボイラー整備士(図解追加:2026年9月10日)

図解で確認:火が付かなければ燃料を全部止める:燃焼安全装置の流れ

起動スイッチを入れると主安全制御器の出力リレーが働き、バーナモータ・点火用燃料弁・点火用変圧器へ信号が送られてバーナが起動する。一定時間内に火炎が検出されないと、主安全制御器の安全スイッチが働いて出力リレーを切り、燃料の供給を全部止める(炉内にたまった燃料の爆発を防ぐ)。フレームロッド式火炎検出器=火炎中に棒を挿入し、火炎の導電作用(電流が流れるか)で検出。紫外線光電管式=火炎の光が光電管に当たると光電子が放出されて電流が流れることを利用。「主安全制御器は出力リレー・火炎検出器・安全スイッチの3つで構成」は誤りとして出題。
図解の要点:起動スイッチを入れると主安全制御器の出力リレーが働き、バーナモータ・点火用燃料弁・点火用変圧器へ信号が送られてバーナが起動する/一定時間内に火炎が検出されないと、主安全制御器の安全スイッチが働いて出力リレーを切り、燃料の供給を全部止める(炉内にたまった燃料の爆発を防ぐ)/フレームロッド式火炎検出器=火炎中に棒を挿入し、火炎の導電作用(電流が流れるか)で検出▶ この論点を含む「ボイラー・第一種圧力容器に関する知識」を5問解く(無料・登録不要)
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ボイラー整備士 問27(図解追加:2026年9月10日)

図解で確認:オイルバーナは「何の力で油を霧にするか」で分かれる

油圧(圧力)噴霧式=油の圧力で霧化する。蒸気(高圧気流)噴霧式=やや高い圧力の蒸気を霧化媒体にして燃料油を細かい粒にする。ロータリカップ形(回転噴霧式)=回るカップに油を流し込み、カップ先端から放射状に飛ばした油をカップ外周の空気流で細かくする。遠心力を利用。ガンタイプオイルバーナ=圧力噴霧式アトマイザに送風機・点火装置・安全装置を組み込んで取扱いを容易にしたもの。センターファイア形ガスバーナ=バーナ中心のガスノズルから放射状に燃料ガスを噴射。
図解の要点:油圧(圧力)噴霧式=油の圧力で霧化する/蒸気(高圧気流)噴霧式=やや高い圧力の蒸気を霧化媒体にして燃料油を細かい粒にする/ロータリカップ形(回転噴霧式)=回るカップに油を流し込み、カップ先端から放射状に飛ばした油をカップ外周の空気流で細かくする。遠心力を利用▶ この論点を含む「ボイラー・第一種圧力容器に関する知識」を5問解く(無料・登録不要)
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ボイラー整備士 問29(図解追加:2026年9月10日)

図解で確認:外面腐食は「湿気」が引き金

スートブロワや安全弁などからの漏水で、すすや灰が湿気を帯びると酸性になり金属を溶かす(外面腐食)。雨水の浸入で保温材やれんが積みが湿気を帯びることも原因。煙管や水管の取付部からボイラー水が漏れることも原因。重油中の硫黄分が燃焼して硫酸の蒸気になることも外面腐食の原因。
図解の要点:スートブロワや安全弁などからの漏水で、すすや灰が湿気を帯びると酸性になり金属を溶かす(外面腐食)/雨水の浸入で保温材やれんが積みが湿気を帯びることも原因/煙管や水管の取付部からボイラー水が漏れることも原因▶ この論点を含む「ボイラー・第一種圧力容器に関する知識」を5問解く(無料・登録不要)
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ボイラー整備士 問30(図解追加:2026年9月10日)
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二級ボイラー技士と比べてどうか

合格率だけを並べると整備士のほうが高く出ます(63.5%対52.9%)。ただし受験者の顔ぶれが違います。整備士は実務で整備に関わっている人が受けにいく試験で、二級ボイラー技士は資格として先に取っておく人も多い試験です。

そのため「合格率が高い=内容が易しい」とは限りません。実務経験がない状態で受けるなら、覚える量は決して少なくない試験だと考えておいてください。

対策の順番

優先すべきは5問20点の2科目です。器材・薬品と関係法令から始めて、この2つで確実に3問以上取れる状態を作ります。この2科目で3問ずつ正解しても24点なので、残りの2科目で合計36点以上が必要です。全科目40%以上の条件も確認します。

法令は条文を確かめれば数字がそのまま載っています。あいまいなまま暗記せず、e-Gov法令検索で一度は原文を見ておくと、似た数字の取り違えが減ります。

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出典
・安全衛生技術試験協会「免許試験の合格率(令和7年度)」
・同協会「ボイラー整備士のご紹介(試験科目・配点・合格基準)」
・ボイラー及び圧力容器安全規則(e-Gov法令検索)
上記を2026年8月18日に確認して作成しています。制度は変更される場合があるため、 受験にあたっては必ず公式の最新情報をご確認ください。

編集:合格ドリル運営者|作成と検証の手順は運営者情報に、 誤りを見つけた場合の訂正は訂正履歴で公開しています。

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