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クレーン・デリック運転士 クレーン限定 クレーンの運転のために必要な力学に関する知識の練習問題10問
クレーン・デリック運転士 クレーン限定の試験科目「クレーンの運転のために必要な力学に関する知識」の問題を10問掲載しています。 本番の出題数は10問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち10問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。
多数の力が一点に作用してつり合っているとき、これらの力の合力について、適切なものはどれか。
- 合力は求めることができない
- 合力は各力の大きさの和になる
- 合力は0になる
- 合力は最も大きい力と等しくなる
- 合力は各力の大きさの平均になる
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正解 3合力は0になる
つり合っているとは、全体として押しも引きもしていない状態なので、合わせた力は0です。
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逆に、合力が0になるように力を加えれば、物体をつり合わせることができます。
物体に作用する力の作用点に関する記述として、適切なものはどれか。
- 作用点を移すと、力の大きさそのものが変わる
- 作用点をその作用線上以外の箇所に移すと、物体に与える効果が変わる
- 作用点を作用線上で移すと、物体に与える効果が変わる
- 作用点は物体の重心にしか置けない
- 作用点をどこに移しても、物体に与える効果は変わらない
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正解 2作用点をその作用線上以外の箇所に移すと、物体に与える効果が変わる
力は作用線に沿って滑らせても働きは同じですが、線から外れた場所に移すと物体を回す働きなどが変わります。
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作用線とは、力の矢印を両方向に延長した直線のことです。
クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープに主にかかる荷重として、適切なものはどれか。
- ねじり荷重のみ
- 引張荷重と曲げ荷重
- 圧縮荷重のみ
- 圧縮荷重とせん断荷重
- せん断荷重とねじり荷重
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正解 2引張荷重と曲げ荷重
荷の重さで引っ張られながら、シーブに沿って曲げられます。
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クレーンのフックにも、主に引張荷重と曲げ荷重がかかります。
物体の重心の説明として、適切なものはどれか。
- 物体の体積をちょうど二等分する点
- 物体の表面のうち最も高い点
- 物体の表面積の中心
- 物体の各部分に作用する重力の合力の作用点
- 物体の最も重い材料が使われている部分の中心
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正解 4物体の各部分に作用する重力の合力の作用点
細かく分けた各部分に働く重力を1つにまとめたとき、その力が働くと考えられる点です。
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物体の形状によっては、重心が物体の外部にあることもあります。
均質な材料でできた円柱の重心の位置として、適切なものはどれか。
- 円柱の外部
- 下の底面の円の中心
- 上の底面の円の中心
- 側面上の一点
- 上下の底面の円の中心を結んだ線分の中点
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正解 5上下の底面の円の中心を結んだ線分の中点
太さが一様な円柱では、中心の軸上の、ちょうど半分の高さに重心があります。
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置き方を変えても、円柱の中での重心の位置は変わりません。
物体に働く運動摩擦力と最大静止摩擦力の関係として、適切なものはどれか。
- 運動摩擦力は、最大静止摩擦力のちょうど2倍である
- 運動摩擦力と最大静止摩擦力は常に等しい
- 運動摩擦力は、最大静止摩擦力より大きい
- 両者の大小関係は決まっていない
- 運動摩擦力は、最大静止摩擦力より小さい
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正解 5運動摩擦力は、最大静止摩擦力より小さい
動き出す瞬間が一番重く感じ、動き出してしまえば軽くなります。
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床の上の物体は、引っ張るなどの力を加えて初めて静止摩擦力が働きます。
円柱状の物体を動かす場合の、転がり摩擦力と滑り摩擦力の関係として、適切なものはどれか。
- 転がり摩擦力と滑り摩擦力は等しい
- 転がり摩擦力は、滑り摩擦力に比べると大きい
- 円柱状の物体には滑り摩擦力は生じない
- 円柱状の物体には転がり摩擦力は生じない
- 転がり摩擦力は、滑り摩擦力に比べると小さい
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正解 5転がり摩擦力は、滑り摩擦力に比べると小さい
重い物でも下に丸い棒を敷くと楽に動かせるのは、転がり摩擦が小さいからです。
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車輪やころを使った運搬は、この性質を利用しています。
片振り荷重の説明として、適切なものはどれか。
- 向きと大きさが時間とともに変わる荷重
- ごく短い時間に急激に加わる荷重
- 物体を押し縮めるように働く荷重
- 向きは同じであるが、大きさが時間とともに変わる荷重
- 向きも大きさも変わらない荷重
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正解 4向きは同じであるが、大きさが時間とともに変わる荷重
引張なら引張のまま、強くなったり弱くなったりを繰り返す荷重です。
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荷を巻き下げているときに急制動すると、玉掛け用ワイヤロープには衝撃荷重がかかります。
断面積が100mm2の丸棒で質量200kgの荷を垂直につり下げるとき、丸棒に生じる引張応力の値に最も近いものはどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s2とする。
- 20N/mm2
- 2N/mm2
- 40N/mm2
- 196N/mm2
- 10N/mm2
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正解 120N/mm2
荷を引く力は200kg×9.8で約1,960N。これを断面積100mm2で割ると約19.6N/mm2になります。
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質量に9.8を掛けて力(N)に直してから断面積で割る、という順で計算します。
定滑車1個と動滑車1個を組み合わせて質量100kgの荷をつり上げるとき、荷を支えるために必要な力に最も近いものはどれか。ただし、滑車及びワイヤロープの質量並びに摩擦は考えないものとする。
- 245N
- 980N
- 1,960N
- 490N
- 98N
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正解 4490N
動滑車1個ではロープ2本で荷を支えるので、必要な力は荷の重さの半分の約490Nです。
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定滑車は力の向きを変えるだけで、必要な力の大きさは変わりません。
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問題データ最終更新:2026-08-14