クレーン・デリック運転士の合格率
【区分別・学科と実技】
令和7年度のクレーン・デリック運転士の学科合格率は、限定なし66.8%、クレーン限定57.3%。実技はそれぞれ40.5%、48.8%です。学科と実技は受験者が異なるため、分けて確認しましょう。この記事では、安全衛生技術試験協会の公式統計から、床上限定・移動式クレーンも含めて区分別に紹介します。
最終確認:2026年8月18日 根拠:安全衛生技術試験協会「統計」・クレーン等安全規則 ほか
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学科試験の合格率(令和7年度)
| 区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| クレーン・デリック運転士(限定なし) | 946人 | 632人 | 66.8% |
| クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 | 17,550人 | 10,052人 | 57.3% |
| クレーン・デリック運転士〔床上運転式クレーン限定〕 | 79人 | 39人 | 49.4% |
| 移動式クレーン運転士 | 4,861人 | 3,194人 | 65.7% |
| (免許試験・学科の合計) | 175,624人 | 90,230人 | 51.4% |
受験者がいちばん多いのは〔クレーン限定〕の17,550人です。クレーン・デリック運転士のなかでは、限定なし(946人)や床上運転式クレーン限定(79人)を大きく引き離しています。この資格を受ける人の多くはクレーン限定を選んでいます。
統計には「クレーン・デリック運転士(限定なし)には(限定解除)を含む」という注記が付いています。限定なしの946人には、すでにクレーン限定の免許を持っていて限定を外しに来た人が含まれます。
実技試験の合格率(令和7年度)
実技試験は学科とは別に行われ、統計も別に出ています。
| 区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| クレーン・デリック運転士(限定なし) | 79人 | 32人 | 40.5% |
| クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 | 1,801人 | 878人 | 48.8% |
| クレーン・デリック運転士〔床上運転式クレーン限定〕 | 59人 | 29人 | 49.2% |
| 移動式クレーン運転士 | 400人 | 265人 | 66.3% |
| (免許試験・実技の合計) | 3,340人 | 1,940人 | 57.9% |
| 区分 | 学科 | 実技 |
|---|---|---|
| クレーン・デリック〔クレーン限定〕 | 57.3% | 48.8% |
| 移動式クレーン運転士 | 65.7% | 66.3% |
クレーン限定は実技のほうが低く(57.3%→48.8%)、移動式クレーンは学科と実技がほぼ同じ(65.7%と66.3%)です。同じ「クレーンの資格」でも傾向が違います。
実技の受験者が学科よりずっと少ない
クレーン限定は、学科17,550人に対して実技は1,801人。実技を受けているのは10分の1ほどです。人数が合わないのは、実技試験を受けずに免許を取る道が制度として用意されているためです。
教習機関でクレーン運転実技教習を修了すると、実技試験は全部免除になります(クレーン等安全規則第227条)。学科試験に合格したあと1年以内に実技教習を修了すれば、免許が交付されます。
つまり実技の合格率は、試験会場で実技を受けた人だけの数字です。免許を取った人全体を表すものではありません。実技をどうするか(試験で受けるか、教習で免除にするか)は自分で選べます。
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