「大気概論」10問の攻略
【4問落としたら終わり】
大気概論は10問しかありません。合格ラインの6割は6問なので、落とせるのは4問だけ。1問の重みが大きい科目です。内容は大気汚染防止法が中心で、覚えれば取れる範囲です。
最終確認:2026年8月18日 根拠:大気汚染防止法・産業環境管理協会「国家試験の問題と正解」 ほか
目次から選ぶ4の項目から読みたいところへ
大気汚染防止法の3本柱を最初に
この法律が規制するのはばい煙・粉じん・揮発性有機化合物(VOC)の3つです。まずこの区分を、それぞれの中身まで言えるようにします。
| 区分 | 中身 |
|---|---|
| ばい煙 | いおう酸化物・ばいじん・有害物質の3つ |
| 粉じん | 機械的な処理や堆積によって発生・飛散するもの。石綿などが特定粉じん、それ以外が一般粉じん |
| VOC | 排出時に気体である有機化合物(浮遊粒子状物質等の原因とならないものは除く) |
VOCは光化学オキシダントとPM2.5の原因になります。光化学オキシダントはNOxとVOCが紫外線を受けて生まれる二次生成物で、直接排出されるものではありません。
図解で確認:燃やして出るのが「ばい煙」、砕いて出るのが「粉じん」
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図解の参考:大気汚染防止法 第2条(図解追加:2026年9月10日)
図解で確認:光化学オキシダントは「NOx+VOC+紫外線」でできる
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図解の参考:大気汚染防止法 第2条(図解追加:2026年9月10日)
届出の日数はここだけ覚える
| 場面 | 期限・相手 |
|---|---|
| ばい煙発生施設の設置届出 | 都道府県知事へ |
| 実施の制限 | 届出の受理から60日は工事に着手できない |
| 地位の承継 | 承継後30日以内に届出 |
| 公害防止管理者の選任届出 | 30日以内・都道府県知事 |
「60日」と「30日」が入れ替わった選択肢が定番です。工事を待つのが60日、届けるのが30日と結びつけると混ざりません。
事故が起きたときは、直ちに応急措置を講じ、速やかに復旧するとともに知事へ通報します。「直ちに」と「速やかに」の対象がすり替わった選択肢に注意します。
図解で確認:届出は知事へ、受理から「60日」は設置できない
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図解の参考:産業環境管理協会「令和7年度 国家試験の問題と正解」大気概論 問2(図解追加:2026年9月10日)
環境基準・上乗せ基準の関係
環境基準は目標、排出基準は義務です。環境基準は工業専用地域や車道には適用しません。二酸化窒素の環境基準は1つの値ではなく0.04〜0.06ppmのゾーンで示される点も出ます。
上乗せ基準は都道府県の条例で定めます。定められるのはより厳しい方向だけで、緩める方向には設定できません。
粒子状物質は濃度・粒径・化学的性質の3つで性質が決まります。PM2.5は硫酸塩・硝酸塩・炭素などの混合物です。
図解で確認:環境基準は「目標」、排出基準は「義務」
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図解の参考:産業環境管理協会「令和7年度 国家試験の問題と正解」大気概論 問1(図解追加:2026年9月10日)
取りこぼしを防ぐ順番
科目全体を確認したうえで、間違えた論点を重点的に復習します。順番は、①ばい煙・粉じん・VOCの区分 → ②届出の日数 → ③環境基準と上乗せ基準 → ④有害大気汚染物質・水銀等。
①〜③で6問には届きます。過去問を解いたら、この科目だけは正答率ではなく間違えた数を数えてください。4問落ちていたら、その時点で立て直しが必要です。
図解で確認:大気汚染防止法の対象は「ばい煙・粉じん・VOC・水銀等」ほか
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図解の参考:大気汚染防止法 第2条(図解追加:2026年9月10日)
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