「ばいじん・粉じん特論」の攻略
【集じん装置を押さえれば取れる】
この科目は15問。出題の中心は集じん装置で、なかでも電気集じん装置とバグフィルターが繰り返し出ます。装置ごとの「得意・不得意」と「弱点」をセットで覚えるのが近道です。
最終確認:2026年8月18日 根拠:大気汚染防止法・産業環境管理協会「国家試験の問題と正解」 ほか
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ダストの特性:先に土台を作る
装置の話に入る前に、集める相手であるダストの性質を押さえます。
かさ密度=粒子密度 ×(1 − 空隙率)。空気を含むぶん、見かけの密度は下がります。空気力学的粒子径は密度の平方根に比例します。
水分や硫酸分を含むと、粒子は凝集・付着しやすくなります。これが装置側のトラブルの原因になるので、次の装置の話とつながります。
電気抵抗率も重要です。抵抗率が高いと付着しやすく、逆電離を起こします。
図解で確認:かさ密度=粒子密度×(1−空隙率)
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図解の参考:産業環境管理協会「令和7年度 国家試験の問題と正解」ばいじん・粉じん特論 問1(図解追加:2026年9月10日)
電気集じん装置:荷電と逆電離
粒子に電気を持たせる方法は2つあります。
| 荷電の種類 | 仕組み | 帯電量 |
|---|---|---|
| 電界荷電 | 電気力線に沿ったイオンが粒子に付く | 粒子径の2乗に比例 |
| 拡散荷電 | イオンの熱運動で粒子に付く | 粒子径に比例 |
「2乗に比例」と「比例」の取り違えが定番の誤りです。大きい粒子は電界荷電が効くと結びつけて覚えます。
構造は一段式(荷電と集じんが同じ場所)が産業用の主流です。特徴は低圧力損失・大風量に対応できること。弱点は電気抵抗率に左右されることで、抵抗率が高すぎると逆電離が起きて性能が落ちます。
図解で確認:電界荷電は粒子径の2乗、拡散荷電は粒子径に比例
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図解の参考:産業環境管理協会「令和7年度 国家試験の問題と正解」ばいじん・粉じん特論 問5(図解追加:2026年9月10日)
バグフィルターと洗浄集じん
バグフィルターの弱点は結露です。湿ったガスを扱うとろ布が目詰まりします。対策は酸の露点よりかなり高い温度を保つことです。
洗浄集じんでは、圧力損失が最大なのはベンチュリスクラバー。充塡層式の洗浄集じん装置は流動層スクラバーです。
集じん率は、「取れた率」より「残った率」で見るのがこの分野の考え方です。99%と99.9%では、通り抜ける量が10分の1になります。
図解で確認:湿ったガスは結露でろ布が目詰まりする
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図解の参考:産業環境管理協会「令和7年度 国家試験の問題と正解」ばいじん・粉じん特論 問10(図解追加:2026年9月10日)
粉じんと石綿:法令側の数字
一般粉じん発生施設は、コンベア・破砕機・ふるい・堆積場などです。密閉式や湿式のものは対象外という点が出ます。
石綿は数字が決まっています。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 敷地境界基準 | 1リットルあたり10本 |
| 特定粉じんの測定 | 6月を超えない作業期間ごとに1回以上 |
| 測定記録の保存 | 3年間 |
特定粉じん排出等作業は、特定建築材料のある建物の解体・改造・補修が対象で、事前の計画作成が必須です。
図解で確認:石綿は「重さ」でなく「本数」:敷地境界で1Lあたり10本
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図解の参考:大気汚染防止法施行規則 第16条の2(図解追加:2026年9月10日)
対策の順番
15問で落とせるのは6問。範囲は広く見えますが、電気集じん装置とバグフィルターだけで相当数を取れます。
順番は、①ダストの特性(かさ密度・抵抗率・付着) → ②電気集じん(荷電の2種類・逆電離・一段式) → ③バグフィルター(結露と温度) → ④石綿の数字。計算はかさ密度と集じん率の周辺に限られるので、公式を2つ覚えれば足ります。
図解で確認:圧力損失が最大はベンチュリ、電気集じんは小さく大風量
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図解の参考:産業環境管理協会「令和7年度 国家試験の問題と正解」ばいじん・粉じん特論 問2(図解追加:2026年9月10日)
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