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「ばいじん・粉じん特論」の攻略
【集じん装置を押さえれば取れる】

この科目は15問。出題の中心は集じん装置で、なかでも電気集じん装置とバグフィルターが繰り返し出ます。装置ごとの「得意・不得意」と「弱点」をセットで覚えるのが近道です。

最終確認:2026年8月18日 根拠:大気汚染防止法・産業環境管理協会「国家試験の問題と正解」 ほか

190問無料で解ける問題全問解説・根拠つき
6科目試験科目科目別に選んで解ける
3,890人年間受験者数令和6年度・公式実施結果
目次から選ぶ5の項目から読みたいところへ

ダストの特性:先に土台を作る

装置の話に入る前に、集める相手であるダストの性質を押さえます。

かさ密度=粒子密度 ×(1 − 空隙率)。空気を含むぶん、見かけの密度は下がります。空気力学的粒子径は密度の平方根に比例します。

水分や硫酸分を含むと、粒子は凝集・付着しやすくなります。これが装置側のトラブルの原因になるので、次の装置の話とつながります。

電気抵抗率も重要です。抵抗率が高いと付着しやすく、逆電離を起こします。

図解で確認:かさ密度=粒子密度×(1−空隙率)

かさ密度=粒子密度×(1−空隙率)。空隙率0.5なら粒子密度の1/2。空気力学的粒子径=同じ沈降速度をもつ密度1の球の直径。粒子径が同じなら密度の平方根に比例し、密度4倍で2倍。排ガスの水分や硫酸分を吸うと、粒子どうしがくっつきやすくなる(付着・凝集)。粒子径が小さいほどブラウン運動が激しく、凝集しやすい。
図解の要点:かさ密度=粒子密度×(1−空隙率)。空隙率0.5なら粒子密度の1/2/空気力学的粒子径=同じ沈降速度をもつ密度1の球の直径。粒子径が同じなら密度の平方根に比例し、密度4倍で2倍/排ガスの水分や硫酸分を吸うと、粒子どうしがくっつきやすくなる(付着・凝集)▶ この論点を含む「ばいじん・粉じん特論」を5問解く(無料・登録不要)
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図解の参考:産業環境管理協会「令和7年度 国家試験の問題と正解」ばいじん・粉じん特論 問1(図解追加:2026年9月10日)

電気集じん装置:荷電と逆電離

粒子に電気を持たせる方法は2つあります。

荷電の種類仕組み帯電量
電界荷電電気力線に沿ったイオンが粒子に付く粒子径の2乗に比例
拡散荷電イオンの熱運動で粒子に付く粒子径に比例

「2乗に比例」と「比例」の取り違えが定番の誤りです。大きい粒子は電界荷電が効くと結びつけて覚えます。

構造は一段式(荷電と集じんが同じ場所)が産業用の主流です。特徴は低圧力損失・大風量に対応できること。弱点は電気抵抗率に左右されることで、抵抗率が高すぎると逆電離が起きて性能が落ちます。

図解で確認:電界荷電は粒子径の2乗、拡散荷電は粒子径に比例

電界荷電=電気力線に沿って運ばれたイオンが粒子に付着して起こる帯電。帯電量は粒子径の2乗に比例し、電界強度にも比例。大きい粒子で主に効く。拡散荷電=イオンの熱運動で偶然衝突して起こる帯電。帯電量は粒子径に比例。細かい粒子で主役。ダストの見掛け電気抵抗率が異常に高いと、集じん極に積もった層から電荷が抜けず層内で放電が起こる(逆電離)。静電気による付着力も大きくなる。抵抗率が低すぎると、集じん極に着いた粒子がすぐ電荷を失って再飛散する。一段式=荷電と集じんを同じ場所で行う。大容量の産業用として最も広く用いられる。逆電離を避けることは困難。
図解の要点:電界荷電=電気力線に沿って運ばれたイオンが粒子に付着して起こる帯電。帯電量は粒子径の2乗に比例し、電界強度にも比例。大きい粒子で主に効く/拡散荷電=イオンの熱運動で偶然衝突して起こる帯電。帯電量は粒子径に比例。細かい粒子で主役/ダストの見掛け電気抵抗率が異常に高いと、集じん極に積もった層から電荷が抜けず層内で放電が起こる(逆電離)。静電気による付着力も大きくなる▶ この論点を含む「ばいじん・粉じん特論」を5問解く(無料・登録不要)
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図解の参考:産業環境管理協会「令和7年度 国家試験の問題と正解」ばいじん・粉じん特論 問5(図解追加:2026年9月10日)
▶ここまでを「ばいじん・粉じん特論」5問で確かめる(無料・登録不要)この科目だけ5問・約3分。終わると弱いところが分かります

バグフィルターと洗浄集じん

バグフィルターの弱点は結露です。湿ったガスを扱うとろ布が目詰まりします。対策は酸の露点よりかなり高い温度を保つことです。

洗浄集じんでは、圧力損失が最大なのはベンチュリスクラバー。充塡層式の洗浄集じん装置は流動層スクラバーです。

集じん率は、「取れた率」より「残った率」で見るのがこの分野の考え方です。99%と99.9%では、通り抜ける量が10分の1になります。

図解で確認:湿ったガスは結露でろ布が目詰まりする

湿ったガスや湿ったダストを扱うと、露点を下回ったところで水が結び、ダストと固まってろ布が目詰まりする。払い落としても戻らず圧力損失が上がり続ける。燃焼で生じたガスを含むときは、酸の露点よりかなり高い温度を保つ(酸露点を下回ると硫酸が結んでろ布や装置を傷める)。対策:ダクトやバグフィルターの保温施工、ホッパー部の加温ヒーター。運転の前後には10分程度の空気負荷運転を行う。
図解の要点:湿ったガスや湿ったダストを扱うと、露点を下回ったところで水が結び、ダストと固まってろ布が目詰まりする。払い落としても戻らず圧力損失が上がり続ける/燃焼で生じたガスを含むときは、酸の露点よりかなり高い温度を保つ(酸露点を下回ると硫酸が結んでろ布や装置を傷める)/対策:ダクトやバグフィルターの保温施工、ホッパー部の加温ヒーター▶ この論点を含む「ばいじん・粉じん特論」を5問解く(無料・登録不要)
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図解の参考:産業環境管理協会「令和7年度 国家試験の問題と正解」ばいじん・粉じん特論 問10(図解追加:2026年9月10日)

粉じんと石綿:法令側の数字

一般粉じん発生施設は、コンベア・破砕機・ふるい・堆積場などです。密閉式や湿式のものは対象外という点が出ます。

石綿は数字が決まっています。

項目数字
敷地境界基準1リットルあたり10本
特定粉じんの測定6月を超えない作業期間ごとに1回以上
測定記録の保存3年間

特定粉じん排出等作業は、特定建築材料のある建物の解体・改造・補修が対象で、事前の計画作成が必須です。

図解で確認:石綿は「重さ」でなく「本数」:敷地境界で1Lあたり10本

石綿の敷地境界基準は大気1リットルにつき10本(顕微鏡で繊維を数える)。特定粉じんの濃度測定は6月を超えない作業期間ごとに1回以上。記録は3年間保存。特定粉じん排出等作業=特定建築材料が使われている建築物等を解体・改造・補修する作業。元請業者等は作業の開始前に作業の計画を作成し、それに基づいて作業を行う。
図解の要点:石綿の敷地境界基準は大気1リットルにつき10本(顕微鏡で繊維を数える)/特定粉じんの濃度測定は6月を超えない作業期間ごとに1回以上。記録は3年間保存/特定粉じん排出等作業=特定建築材料が使われている建築物等を解体・改造・補修する作業▶ この論点を含む「ばいじん・粉じん特論」を5問解く(無料・登録不要)
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図解の参考:大気汚染防止法施行規則 第16条の2(図解追加:2026年9月10日)

対策の順番

15問で落とせるのは6問。範囲は広く見えますが、電気集じん装置とバグフィルターだけで相当数を取れます。

順番は、①ダストの特性(かさ密度・抵抗率・付着) → ②電気集じん(荷電の2種類・逆電離・一段式) → ③バグフィルター(結露と温度) → ④石綿の数字。計算はかさ密度と集じん率の周辺に限られるので、公式を2つ覚えれば足ります。

図解で確認:圧力損失が最大はベンチュリ、電気集じんは小さく大風量

実用範囲で圧力損失が最も大きいのはベンチュリスクラバー(管を細くしてガスを高速にし液を噴霧)。電気集じん装置は圧力損失が小さく大風量を処理できるが、ダストの電気抵抗率の影響を受ける。圧力損失が大きいほど送風機の動力が要り、運転費が高い(集じん率と運転費は引き換え)。洗浄集じん装置:流動層スクラバーは充塡層式。スプレー塔・ベンチュリ・ジェット・サイクロンスクラバーは加圧水式。集じん率99%なら出口に1%、99.9%なら0.1%が残る=出口ダスト量は10分の1。
図解の要点:実用範囲で圧力損失が最も大きいのはベンチュリスクラバー(管を細くしてガスを高速にし液を噴霧)/電気集じん装置は圧力損失が小さく大風量を処理できるが、ダストの電気抵抗率の影響を受ける/圧力損失が大きいほど送風機の動力が要り、運転費が高い(集じん率と運転費は引き換え)▶ この論点を含む「ばいじん・粉じん特論」を5問解く(無料・登録不要)
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図解の参考:産業環境管理協会「令和7年度 国家試験の問題と正解」ばいじん・粉じん特論 問2(図解追加:2026年9月10日)
▶「ばいじん・粉じん特論」を5問解く(無料・登録不要) 6科目・全190問から/1回5問・約3分
出典
・大気汚染防止法(e-Gov法令検索)
・産業環境管理協会「国家試験の問題と正解」
上記を2026年8月18日に確認して作成しています。制度は変更される場合があるため、 受験にあたっては必ず公式の最新情報をご確認ください。

編集:合格ドリル運営者|作成と検証の手順は運営者情報に、 誤りを見つけた場合の訂正は訂正履歴で公開しています。

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