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消防設備士 乙種第6類 構造・機能・整備の練習問題24問

消防設備士 乙種第6類の試験科目「構造・機能・整備」の問題を24問掲載しています。 本番の出題数は9問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち24問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。

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この科目の学習ポイント

構造・機能・整備9問は消火器の種類と加圧方式が主戦場

この科目の練習問題は全24問です。収録論点の例:消火器の種類(7問)、点検(4問)、整備(4問)。この内訳は当サイトの収録数で、本試験の出題配分ではありません。

構造・機能・整備は9問と筆記5科目で最大の科目です。足切りは4問ですが、ここで7〜8問取れるかどうかが全体の合否を左右します。問われるのは消火器の種類ごとの構造、加圧式と蓄圧式の見分け、点検で中を開ける時期、整備でしてはいけないことです。種類は「薬剤×加圧方式」の表で覚えると、指示圧力計の有無や使用温度範囲の違いが1本の筋でつながります。

実技(鑑別等)で写真から答える消火器も、この科目で覚える器具そのものです。論点別の攻め方は構造・機能・整備9問の攻略、型式ごとの整理は消火器の種類と適応火災、点検の中身は消火器の点検と整備へ。

図解

消火器の種類と適応火災:ABC粉末だけ全部に効く

粉末(りん酸塩類等)=ABC消火器。普通(A)・油(B)・電気(C)のすべてに適応。炭酸水素塩類の粉末はBC(油・電気)。強化液=炭酸カリウムなどの水系。棒状は普通火災向け、霧状に放射すれば油・電気にも適応。二酸化炭素=汚損が少なく電気絶縁性が大きいので電気火災(精密機器)に適応。酸素濃度を下げるので狭い密閉空間では酸欠の危険。機械泡=水成膜泡などで燃焼面を覆う窒息+水分の冷却。普通・油に適応、電気には不適(泡は電気を通す)。消火作用:水・強化液=冷却/粉末=抑制(連鎖反応を止める・冷却しないので再燃注意)/泡=窒息+冷却/二酸化炭素=窒息。
ここを押さえる

ABC粉末=普通・油・電気のすべてに適応

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掲載問題(全24問)

選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。

問1消火器の種類一次情報で確認済み

粉末消火器(りん酸塩類等)が適応する火災として、正しいものはどれか。

  1. 油火災のみに適応する
  2. 普通火災のみに適応する
  3. 普通火災と油火災のみに適応する
  4. 電気火災のみに適応する
  5. 普通火災・油火災・電気火災のいずれにも適応する
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正解 5普通火災・油火災・電気火災のいずれにも適応する

なぜ?

りん酸塩類等を使った粉末消火器はABC消火器と呼ばれ、普通火災(A)・油火災(B)・電気火災(C)のすべてに使えます。だから最も広く普及しています。

ABC粉末=普通・油・電気のすべてに適応
関連知識・ひっかけを読む

同じ粉末でも炭酸水素塩類を使ったBC消火器は、油火災と電気火災だけに適応します。薬剤の種類で適応範囲が変わります。

出典:消防試験研究センター「過去に出題された問題」消防設備士 乙種 問29(https://www.shoubo-shiken.or.jp/exercise/index.html で公開・正解と照合)
問2消火器の種類一次情報で確認済み

強化液消火器の適応火災についての記述として、正しいものはどれか。

  1. 油火災の消火のみに適応する
  2. 普通火災の消火のみに適応する
  3. 電気火災には一切適応しない
  4. どの火災にも適応しない
  5. 霧状に放射すれば、普通火災のほか油火災・電気火災にも適応する
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正解 5霧状に放射すれば、普通火災のほか油火災・電気火災にも適応する

なぜ?

強化液は炭酸カリウムなどを溶かした水系の消火剤です。棒状では普通火災向けですが、霧状に放射すれば油火災・電気火災にも適応します。

強化液は霧状にすれば油・電気にも効く
関連知識・ひっかけを読む

「普通火災のみに適応する」は誤りです。水系=普通火災だけ、と決めつけないでください。放射のしかた(棒状か霧状か)で適応が変わります。

出典:消防試験研究センター「過去に出題された問題」消防設備士 乙種 問29(https://www.shoubo-shiken.or.jp/exercise/index.html で公開・正解と照合)
問3消火器の種類一次情報で確認済み

二酸化炭素消火器の特徴として、正しいものはどれか。

  1. 電気を通しやすいため電気火災には使えない
  2. 普通火災の消火に最も適している
  3. 消火後に大量の粉末が残る
  4. 消火後の汚損が少なく電気絶縁性も大きいため、電気火災に適応する
  5. 冷却作用が主体で油火災には使えない
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正解 4消火後の汚損が少なく電気絶縁性も大きいため、電気火災に適応する

なぜ?

二酸化炭素は放射しても跡が残らず、電気を通しません。そのため精密機器や電気設備の火災に向いています。

二酸化炭素=汚損が少なく電気火災に適応
関連知識・ひっかけを読む

一方で、酸素濃度を下げて消火するため、狭い密閉空間で使うと人が酸欠になる危険があります。使用時の退避と換気が前提です。

出典:消防試験研究センター「過去に出題された問題」消防設備士 乙種 問29(https://www.shoubo-shiken.or.jp/exercise/index.html で公開・正解と照合)
問4消火器の種類一次情報で確認済み

機械泡消火器の適応火災として、正しいものはどれか。

  1. 普通火災及び油火災に適応する
  2. 普通火災のみに適応する
  3. 電気火災のみに適応する
  4. 油火災及び電気火災に適応する
  5. すべての火災に適応する
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正解 1普通火災及び油火災に適応する

なぜ?

機械泡は水成膜泡などを使い、泡で燃焼面を覆う窒息作用と、泡に含まれる水分の冷却作用で消火します。普通火災と油火災に適応します。

機械泡=普通火災+油火災
関連知識・ひっかけを読む

泡は水分を含むため電気を通します。電気火災には適応しません。普通・油・電気のすべてに適応するのは、ABC粉末や霧状放射の強化液などです。

出典:消防試験研究センター「過去に出題された問題」消防設備士 乙種 問29(https://www.shoubo-shiken.or.jp/exercise/index.html で公開・正解と照合)
問5加圧方式一次情報で確認済み

蓄圧式消火器の説明として、正しいものはどれか。

  1. 本体を転倒させて薬剤を混合し、化学反応で生じるガスで放射する
  2. 手動ポンプで加圧して放射する
  3. 本体容器内に消火剤とともに圧縮気体を充てんし、その圧力で放射する
  4. 電動ポンプで加圧して放射する
  5. レバーを操作して加圧用ガス容器の封板を破り、そのガスで放射する
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正解 3本体容器内に消火剤とともに圧縮気体を充てんし、その圧力で放射する

なぜ?

蓄圧式は、あらかじめ本体容器の中に窒素などの圧縮気体を入れておき、その圧力で消火剤を押し出します。常に圧力がかかっている状態です。

蓄圧式=あらかじめ容器内に圧をためている
関連知識・ひっかけを読む

常に圧力がかかっているため、圧力が正常かを外から見られるように指示圧力計が必要です(二酸化炭素消火器とハロン1301消火器を除く)。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第28条(e-Gov法令検索で条文確認)
問6加圧方式一次情報で確認済み

ガス加圧式(加圧式)の粉末消火器の説明として、正しいものはどれか。

  1. 放射を途中で止めることができない構造に限られる
  2. 使用時に加圧用ガス容器の封板を破り、そのガスで消火剤を放射する
  3. 本体容器内に常時圧縮気体が充てんされている
  4. 指示圧力計が必ず取り付けられている
  5. 本体を転倒させて化学反応を起こす
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正解 2使用時に加圧用ガス容器の封板を破り、そのガスで消火剤を放射する

なぜ?

ガス加圧式は、使うときに初めて加圧用ガス容器を作動させて圧力をかけます。ふだんは本体に圧力がかかっていません。

ガス加圧式=使うときに初めて加圧する
関連知識・ひっかけを読む

ふだん圧力がかかっていないので、指示圧力計は付いていません。指示圧力計があるかどうかで蓄圧式かガス加圧式かを見分けられます。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第28条(e-Gov法令検索で条文確認)
問7加圧方式一次情報で確認済み

化学泡消火器の作動方式として、正しいものはどれか。

  1. 加圧用ガス容器の封板を破って放射する
  2. 電動ポンプで加圧する
  3. 本体を転倒させて内筒と外筒の薬剤を混合し、化学反応で生じたガスで放射する
  4. 手押しポンプで放射する
  5. レバーを握って圧縮気体を放出する
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正解 3本体を転倒させて内筒と外筒の薬剤を混合し、化学反応で生じたガスで放射する

なぜ?

化学泡消火器は、外筒のA剤と内筒のB剤を混ぜると二酸化炭素の泡が発生し、その圧力で放射されます。転倒させることで2つの薬剤が混ざります。

化学泡=転倒させて薬剤を混合し反応させる
関連知識・ひっかけを読む

反応式なので、いったん転倒させると途中で止められません。また使用温度範囲が5〜40℃と、他の消火器(0〜40℃)より狭くなっています。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第10の2条(e-Gov法令検索で条文確認)
問8点検一次情報で確認済み

消火器の点検で「外形」の確認に含まれないものはどれか。

  1. 指示圧力計の指針が緑色の範囲内にあるか
  2. 安全栓が外れていないか、封が破れていないか
  3. ホースに詰まりや亀裂がないか
  4. 消火薬剤の性状を容器から取り出して調べる
  5. 本体容器に変形・損傷・著しい腐食がないか
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正解 4消火薬剤の性状を容器から取り出して調べる

なぜ?

本体容器・安全栓・ホース・指示圧力計は「消火器の外形」の点検項目です。容器内の薬剤を取り出して性状を調べる作業は、「消火器の内部及び機能」の確認にあたります。

薬剤の性状は「内部及び機能」で確認
関連知識・ひっかけを読む

消火器具は機器点検の対象です。内部及び機能の点検は、消火器の種類、製造年からの経過年数、外形点検で見つかった異常などに応じて行います。外形点検には目視だけでなく、手による緊結の確認などもあります。

出典:消防庁「消火器具の点検の基準」(3)外形・(4)内部及び機能(https://www.fdma.go.jp/laws/kokuji/items/s50_kokuji14_bepyo1.pdf )及び「点検要領 第1」pp.3–5(https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/items/youryou1.pdf 、2026年9月20日確認)
問9点検一次情報で確認済み

蓄圧式消火器の指示圧力計が、緑色の範囲より下(低い側)を指している場合の判断として、正しいものはどれか。

  1. 薬剤が過剰に充てんされている
  2. 圧力が不足しており、そのままでは正常に放射できないおそれがある
  3. 指示圧力計が壊れているだけで問題はない
  4. 圧力が高すぎるので放置してよい
  5. 正常な状態である
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正解 2圧力が不足しており、そのままでは正常に放射できないおそれがある

なぜ?

緑色の範囲は使用圧力の範囲を示しています。そこより下を指しているということは、圧縮気体が漏れて圧力が足りていない状態です。

緑の範囲を外れていたら異常
関連知識・ひっかけを読む

圧力が抜けていると、いざというときに消火剤を飛ばせません。上側を外れている場合も、過充てんや計器の異常が疑われます。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第28条(e-Gov法令検索で条文確認)
問10整備一次情報で確認済み

消火器の整備について、消防設備士でなければ行ってはならないものはどれか。

  1. 設置場所の清掃
  2. 消火薬剤の詰替えを伴う整備
  3. 標識の貼り替え
  4. 外観の目視による確認
  5. 設置位置の変更
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正解 2消火薬剤の詰替えを伴う整備

なぜ?

消防法第17条の5により、政令で定める消防用設備等の整備は消防設備士でなければ行えません。消火薬剤の詰替えを伴う整備はこれにあたります。

薬剤の詰替えを伴う整備は有資格者のみ
関連知識・ひっかけを読む

一方で、外から見て確かめるだけの確認や、置き場所の掃除といった行為までは制限されていません。どこからが「整備」かの線引きが問われます。

出典:消防法第17条の5(e-Gov法令検索で条文確認)
問11消火器の種類一次情報で確認済み

消火器の消火作用の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. すべての消火器の作用は同じである
  2. 二酸化炭素は主に冷却作用
  3. 泡は主に抑制作用
  4. 水・強化液は主に冷却作用、粉末は主に抑制作用
  5. 水は主に抑制作用、粉末は主に冷却作用
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正解 4水・強化液は主に冷却作用、粉末は主に抑制作用

なぜ?

水系の消火剤は熱を奪う冷却作用が中心です。粉末消火剤は燃焼の連鎖反応を止める抑制作用が中心で、冷却効果はほとんどありません。

水系=冷却/粉末=抑制
関連知識・ひっかけを読む

泡は窒息作用(燃焼面を覆う)と冷却作用、二酸化炭素は窒息作用が中心です。粉末は炎を素早く消せますが冷却しないため、再燃に注意が必要です。

出典:消防庁 検討会資料6「見て解る危険物火災消火活動」(https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/kento210_19_shiryo6.pdf で本文確認)
問12整備一次情報で確認済み

消火器の本体容器に著しい腐食が認められた場合の措置として、最も適切なものはどれか。

  1. 薬剤だけを詰め替えて使用する
  2. 廃棄する(詰替えや再使用はしない)
  3. 腐食部分に補修材を貼って使用する
  4. 腐食部分を削って再塗装し、継続して使用する
  5. 圧力を下げて使用する
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正解 2廃棄する(詰替えや再使用はしない)

なぜ?

本体容器は内側から圧力を受ける部分です。著しく腐食していると、使用時に破裂するおそれがあります。補修して使い続けてはいけません。

本体容器の著しい腐食は廃棄する
関連知識・ひっかけを読む

腐食が進んだ消火器を操作した際の破裂事故が報告されています。著しく腐食したものは使用・放射・解体せず、専門業者に廃棄処理を依頼します。

出典:消防庁「消火器具の点検要領」p.3 本体容器(https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/items/youryou1.pdf )/「老朽化した消火器の取扱いについて」(https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/suisin/post25.html 、2026年9月20日確認)
問13消火器の種類一次情報で確認済み

消火器のノズルに、放射を途中で止められる開閉式の装置を設けることができるものとして、正しいものはどれか。

  1. 手さげ式の粉末消火器
  2. 据置式の消火器
  3. 化学泡消火器
  4. どの消火器にも設けることはできない
  5. 手さげ式の強化液消火器
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正解 2据置式の消火器

なぜ?

規格省令は、車載式以外の消火器のノズルに開閉式・切替式の装置を設けてはならないとしたうえで、据置式と背負式には開閉式の装置を設けることができるとしています。手さげ式は、放射を途中で止められないのが原則です。

ノズルの開閉式装置は据置式・背負式なら可(手さげ式は不可)
関連知識・ひっかけを読む

化学泡消火器は、転倒させて化学反応を起こす方式なので、いったん始めると止められません。「手さげ式はレバーを離せば止まる」という思い込みを狙った選択肢に注意します。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第16条(ノズル)(e-Gov法令検索で条文確認)
問14点検一次情報で確認済み

消火器の設置場所についての注意として、適切でないものはどれか。

  1. 床面からの高さが1.5m以下となるように設ける
  2. 日光が直接当たり、雨がかかる屋外にそのまま置く
  3. 見やすい場所に標識を設ける
  4. 湿気の多い場所を避ける
  5. 通行や避難の妨げにならない場所に置く
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正解 2日光が直接当たり、雨がかかる屋外にそのまま置く

なぜ?

直射日光や雨は、本体容器の腐食や薬剤の劣化を招きます。やむを得ず屋外に置く場合は格納箱に収めるなどの措置が必要です。

直射日光・雨・高温多湿を避ける
関連知識・ひっかけを読む

設置高さは床面から1.5m以下と定められています。とっさに手が届かなければ意味がないためです。

出典:消防法施行規則第9条第2号(消火器具に関する基準の細目)(e-Gov法令検索で条文確認)
問15整備一次情報で確認済み

ガス加圧式粉末消火器の整備で、点検・確認すべき部品として適切でないものはどれか。

  1. 加圧用ガス容器の質量
  2. ノズル・ホースの詰まり
  3. 指示圧力計の指針の位置
  4. 安全栓と封の状態
  5. 粉末薬剤の固化の有無
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正解 3指示圧力計の指針の位置

なぜ?

ガス加圧式にはそもそも指示圧力計が付いていません(ふだん本体に圧力がかかっていないため)。点検項目にはなりません。

ガス加圧式に指示圧力計はない
関連知識・ひっかけを読む

ガス加圧式では、加圧用ガス容器が抜けていないかを質量で確認します。粉末は湿気で固まると出なくなるため、固化の確認も重要です。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第28条(e-Gov法令検索で条文確認)
問16消火器の種類一次情報で確認済み

二酸化炭素消火器に指示圧力計が設けられていない理由として、最も適切なものはどれか。

  1. 指示圧力計が高価だから
  2. 圧力がまったくかからない構造だから
  3. 電気を通してしまうから
  4. 高圧ガス容器であり、圧力ではなく質量で充てん量を確認するため
  5. 法令に定めがないだけで、実際には付いている
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正解 4高圧ガス容器であり、圧力ではなく質量で充てん量を確認するため

なぜ?

二酸化炭素は容器の中で液体になっており、圧力を見ても中身の量が分かりません。そのため総質量を量って充てん量を確認します。

二酸化炭素は質量で確認する(圧力計なし)
関連知識・ひっかけを読む

規格省令第28条は、蓄圧式の消火器に指示圧力計を設けるとしつつ、二酸化炭素消火器とハロン1301消火器を除いています。除外される2つを覚えてください。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第28条(e-Gov法令検索で条文確認)
問17点検一次情報で確認済み

消防用設備等の点検結果の報告について、特定防火対象物に定められている期間はどれか。

  1. 2年に1回
  2. 1年に1回
  3. 3年に1回
  4. 5年に1回
  5. 6か月に1回
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正解 21年に1回

なぜ?

劇場や飲食店など不特定多数が出入りする特定防火対象物は1年に1回、それ以外の防火対象物は3年に1回、点検結果を消防長または消防署長に報告します。

報告は特定防火対象物が1年に1回・その他は3年に1回
関連知識・ひっかけを読む

点検そのものの周期(機器点検・総合点検)は消防庁告示で別に定められています。「点検の周期」と「報告の周期」は別物なので、混ぜないように注意します。

出典:消防法施行規則第31条の6第3項(点検結果の報告)(e-Gov法令検索で条文確認)
問18整備一次情報で確認済み

消火器の廃棄・処分についての考え方として、最も適切なものはどれか。

  1. 圧力がかかったまま破砕してよい
  2. 薬剤を屋外にまいて処分する
  3. 設置者が自由に処分してよい
  4. そのまま一般ごみとして出してよい
  5. 自分で放射・解体せず、廃棄処理を行う専門業者に依頼する
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正解 5自分で放射・解体せず、廃棄処理を行う専門業者に依頼する

なぜ?

消火器は残圧や腐食によって、操作・解体時に破裂するおそれがあります。自分で放射・解体せず、廃棄処理を行う専門業者に依頼します。

不要な消火器は自分で放射・解体せず、専門業者へ
関連知識・ひっかけを読む

一般ごみとして出したり、薬剤を屋外にまいたりしてはいけません。販売店や消火器リサイクルの回収窓口に相談して、適正に処理します。

出典:消防庁「老朽化した消火器の取扱いについて」2・3(https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/suisin/post25.html )/「住宅用消火器」廃棄のときはどうするの?(https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/yobou_contents/fire_extinguisher/ 、2026年9月20日確認)
問19ホース一次情報で確認済み

消火器にホースを取り付けなくてよいものとして、規格省令が認めているものはどれか。

  1. 消火剤の質量が3kg以下の粉末消火器
  2. 消火剤の質量が1kg以下の粉末消火器
  3. すべての粉末消火器
  4. 強化液消火器
  5. 化学泡消火器
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正解 2消火剤の質量が1kg以下の粉末消火器

なぜ?

小さくて短時間で使い切るものはホースがなくても扱えます。粉末は1kg以下、ハロゲン化物は4kg未満が対象です。

粉末1kg以下・ハロゲン化物4kg未満はホース不要
関連知識・ひっかけを読む

住宅用の小型消火器にホースが付いていないのはこのためです。数字が2つあるので混ぜないよう注意します。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第15条第1項(ホース)(e-Gov法令検索で条文確認)
問20保持装置一次情報で確認済み

手さげ式消火器の保持装置について、規格省令が定めているものはどれか。

  1. 消火器を容易に取りはずすことができる構造とすること
  2. 鉛直に置けるものにも必ず設けること
  3. 自動車用消火器にも必ず設けること
  4. 工具を使わなければ外せない構造とすること
  5. 床に固定すること
答えと解説を見る

正解 1消火器を容易に取りはずすことができる構造とすること

なぜ?

とっさに持ち出せなければ意味がないため、容易に取りはずせる構造が求められます。鉛直に置けるものや自動車用は対象外です。

保持装置は容易に取りはずせること
関連知識・ひっかけを読む

壁掛けのフックが工具なしで外れるのはこのためです。点検では、取り外しに引っかかりがないかも見ます。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第22条第2項(保持装置)(e-Gov法令検索で条文確認)
問21指示圧力計一次情報で確認済み

指示圧力計を設けなくてよい蓄圧式消火器はどれか。

  1. 二酸化炭素消火器
  2. 強化液消火器
  3. 機械泡消火器
  4. 粉末消火器
  5. 水消火器
答えと解説を見る

正解 1二酸化炭素消火器

なぜ?

二酸化炭素消火器とハロン1301消火器は、内部が液化ガスで圧力から残量を判断できないため、指示圧力計は求められません。

二酸化炭素・ハロン1301は指示圧力計が不要
関連知識・ひっかけを読む

そのかわり、これらは総質量を量って残量を確認します。確認の方法が違うと考えると納得できます。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第28条(指示圧力計)(e-Gov法令検索で条文確認)
問22液面表示一次情報で確認済み

本体容器の内面に消火剤の液面表示が必要な消火器はどれか。

  1. ハロゲン化物消火器
  2. 化学泡消火器
  3. 二酸化炭素消火器
  4. 蓄圧式の強化液消火器
  5. 粉末消火器
答えと解説を見る

正解 2化学泡消火器

なぜ?

薬剤を水に溶かして詰める消火器では、入れる量を目で確かめる必要があります。手動ポンプ式の水消火器・酸アルカリ消火器・化学泡消火器が対象です。

液面表示は水・酸アルカリ・化学泡
関連知識・ひっかけを読む

粉末やガス系は液体ではないので液面表示という考え方が成り立ちません。対象を「液を詰めるもの」と押さえます。

出典:消火器の技術上の規格を定める省令 第18条(液面表示)(e-Gov法令検索で条文確認)
問23設置一次情報で確認済み

消火器具を設置する高さについて、消防法施行規則が定めているものはどれか。

  1. 定めはない
  2. 床面からの高さが1.8m以下
  3. 天井から1.5m以内
  4. 床面からの高さが1.5m以下
  5. 床面からの高さが2.0m以下
答えと解説を見る

正解 4床面からの高さが1.5m以下

なぜ?

誰でも手が届く高さでなければ、いざというときに使えません。そのため床面から1.5m以下と決められています。

消火器具は床面から1.5m以下
関連知識・ひっかけを読む

あわせて、凍結・変質・噴出のおそれが少ない場所に置くこと、地震で倒れないよう措置することも同じ条文に並んでいます。

出典:消防法施行規則第9条第1号(消火器具に関する基準の細目)(e-Gov法令検索で条文確認)
問24設置一次情報で確認済み

消火器を設置した箇所の標識について、消防法施行規則が定めているものはどれか。

  1. 「火気厳禁」と表示する
  2. 「消火器」と表示した標識を見やすい位置に設ける
  3. 床に表示する
  4. 標識は不要である
  5. 消火器の本体に直接書けばよい
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正解 2「消火器」と表示した標識を見やすい位置に設ける

なぜ?

置いてあっても見つけられなければ意味がありません。そのため「消火器」と表示した標識を、見やすい位置に設けることが求められます。

設置箇所には「消火器」の標識
関連知識・ひっかけを読む

水バケツなら「消火バケツ」、乾燥砂なら「消火砂」と、器具ごとに表示する言葉が決まっています。

出典:消防法施行規則第9条第4号(消火器具に関する基準の細目)(e-Gov法令検索で条文確認)

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掲載問題は公式過去問の転載ではなく、同じ論点を問うオリジナル問題です。 内容には万全を期していますが誤りが含まれる可能性があります。受験にあたっては必ず公式資料をご確認ください。
問題データ最終更新:2026-08-14