第一種と第二種の違い
【業種で決まります】
第一種と第二種のどちらを受けるかは、好みではなく勤務先の業種で決まります。根拠は労働安全衛生規則第7条です。
最終確認:2026年8月18日 根拠:労働安全衛生規則・同協会「第一種・第二種衛生管理者の紹介」・安全衛生技術試験協会「免許試験の合格率」 ほか
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違いは「どの業種の事業場で選任されるか」
労働安全衛生規則第7条第1項第3号は、業種を2つに分け、それぞれ選任できる資格を定めています。
| 業種の区分 | 選任できる資格 |
|---|---|
| イ:農林畜水産業、鉱業、建設業、製造業(物の加工業を含む)、電気業、ガス業、水道業、熱供給業、運送業、自動車整備業、機械修理業、医療業、清掃業 | 第一種または衛生工学衛生管理者 |
| ロ:その他の業種 | 第一種・第二種または衛生工学衛生管理者 |
見てのとおり、第一種はすべての業種で使えます。第二種が使えるのは「ロ その他の業種」だけです。ここが唯一かつ最大の違いです。
条文に並んでいる13業種は、有害な物や機械を扱う可能性が高い業種です。だから有害業務の知識まで問われる第一種が求められます。
自分はどちらを受けるべきか
| 勤務先 | 選ぶべき区分 |
|---|---|
| 製造業・建設業・医療業・運送業など(上の表のイ) | 第一種しか使えません |
| 情報通信業・金融業・保険業・卸売業・小売業など | 第二種で足ります |
| 転職の可能性がある/どちらか分からない | 第一種を選べば業種を問いません |
第二種を持っている人が、あとから製造業などに移ると、その事業場では衛生管理者として選任できません。免許を取り直すのではなく、特例の試験を受けて第一種にする道があります(次の項目)。
試験の量はどれだけ違うか
| 第一種 | 第二種 | |
|---|---|---|
| 出題数 | 44問 | 30問 |
| 試験時間 | 3時間 | 3時間 |
| 満点 | 400点 | 300点 |
| 有害業務の範囲 | あり(20問) | なし |
| 令和7年度の合格率 | 46.8% | 48.7% |
出題数の差は14問ですが、内訳は単純な足し算ではありません。第一種では有害業務の範囲が20問加わる一方で、有害業務以外の範囲が第二種の10問ずつから7問ずつに減っています。
| 範囲 | 第一種 | 第二種 |
|---|---|---|
| 関係法令(有害業務) | 10問 | — |
| 労働衛生(有害業務) | 10問 | — |
| 関係法令(有害業務以外) | 7問 | 10問 |
| 労働衛生(有害業務以外) | 7問 | 10問 |
| 労働生理 | 10問 | 10問 |
時間はどちらも3時間なので、第一種のほうが1問あたりに使える時間は短くなります。
第二種から第一種へ移るときは「特例」
第二種の免許を持っている人が第一種を受けるときは、特例による受験ができます。すでに済んでいる範囲が免除され、有害業務の部分だけを受けます。
| 科目 | 出題数 | 配点 |
|---|---|---|
| 関係法令(有害業務に係るものに限る) | 10問 | 80点 |
| 労働衛生(有害業務に係るものに限る) | 10問 | 80点 |
| 合計 | 20問 | 160点 |
試験時間は2時間です。第二種を取ってから第一種を目指す進み方は、公式に用意された道です。
出典
上記を2026年8月18日に確認して作成しています。制度は変更される場合があるため、
受験にあたっては必ず公式の最新情報をご確認ください。
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