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普通と特別ボイラー溶接士の違い
【板厚25mmが境目】

ボイラー溶接士には「普通」と「特別」の2つがあります。名前だけでは違いが分かりにくいので、実際に何が変わるのかを4つの軸で整理します。

最終確認:2026年8月18日 根拠:ボイラー及び圧力容器安全規則・日本ボイラ協会「ボイラー溶接士免許の取得について」・安全衛生技術試験協会「試験手数料」 ほか

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40問本番の出題数公式の試験案内より
目次から選ぶ5の項目から読みたいところへ

いちばん大きな違いは「溶接できる範囲」

免許行える溶接業務
普通ボイラー溶接士溶接部の厚さが25mm以下の場合、または管台・フランジ等を取り付ける場合の溶接
特別ボイラー溶接士厚さの制限なし。ボイラー・第一種圧力容器の溶接業務全般

境目は板厚25mmです。普通ボイラー溶接士でもボイラーの溶接自体はできますが、25mmを超える厚い溶接部は扱えません。この制限がなくなるのが特別ボイラー溶接士です。

現場で25mm超の溶接が発生するかどうかが、特別まで取る必要があるかの判断材料になります。

図解で確認:普通ボイラー溶接士は「25mm以下」と「管台・フランジの取付け」まで

普通ボイラー溶接士が行える溶接=溶接部の厚さが25mm以下の場合、または管台・フランジ等を取り付ける場合。厚さ25mmを超える溶接(例:厚さ30mmの胴の突合せ両側溶接)は特別ボイラー溶接士でなければ行えない。第一種圧力容器の溶接も同じ区分(規則第55条)。自動溶接機による溶接の業務は、ボイラー溶接士の免許がなくても行える。
図解の要点:普通ボイラー溶接士が行える溶接=溶接部の厚さが25mm以下の場合、または管台・フランジ等を取り付ける場合/厚さ25mmを超える溶接(例:厚さ30mmの胴の突合せ両側溶接)は特別ボイラー溶接士でなければ行えない/第一種圧力容器の溶接も同じ区分(規則第55条)▶ この論点を含む「溶接機器・作業の安全・関係法令」を5問解く(無料・登録不要)
図を拡大する +
図解の参考:ボイラー及び圧力容器安全規則第9条(図解追加:2026年9月10日)

受験資格:特別は普通を取ってから

免許受験資格
普通ボイラー溶接士1年以上溶接作業の経験を有する者
特別ボイラー溶接士普通ボイラー溶接士免許の取得後、1年以上ボイラーまたは第一種圧力容器の溶接作業の経験を有する者

特別からいきなり受けることはできません。普通を取り、そこからさらに1年の経験を積んで初めて受験資格が得られます。最短でも「溶接経験1年 → 普通取得 → 実務1年 → 特別」という順序になります。

特別を目指す場合も、まず普通の学科・実技を通ることが出発点です。

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実技試験:溶接の姿勢が違う

免許実技試験の内容
普通ボイラー溶接士下向および立向の突合せ溶接
特別ボイラー溶接士横向の突合せ溶接

規則は「実技試験は、突合せ溶接について行なう」と定めており、具体的な姿勢は協会の案内で示されています。特別は横向という、より難しい姿勢が課されます。

合格基準は減点方式ではありません。溶接した試験片を曲げて判定し、1枚でも落ちれば不合格です。

手数料:特別のほうが4,000円高い

免許学科実技合計
普通ボイラー溶接士8,800円24,000円32,800円
特別ボイラー溶接士8,800円28,000円36,800円

実技の手数料は、協会が実施する免許試験のなかで最も高い部類です。クレーン・デリック運転士や移動式クレーン運転士の実技はいずれも14,000円なので、ボイラー溶接士はその1.7〜2倍にあたります。

普通・特別の両方を取る場合、単純合計で約7万円かかる計算になります。免許取得後の更新も含めて、実務で使う見込みがあるかを踏まえて計画してください。

どちらを受けるか迷ったときの整理

状況判断
これから溶接経験1年を満たすまず普通。特別の受験資格が無い
現場の溶接部が25mm以下で収まる普通で足りる場合がある
25mm超の厚板を扱う/将来扱う見込み普通を取得後、実務1年を経て特別へ
免許の維持が難しい時期があるどちらも2年ごとの更新制。実務から離れる予定があるなら時期を検討

どちらの免許も有効期間は2年で、更新には直近1年間の実務と検査結果の条件があります。詳しくは ボイラー溶接士免許は2年ごとの更新制【失効したらどうなる】 にまとめています。

学科試験は普通・特別ともに8科目です。出題範囲と対策は 普通ボイラー溶接士の学科試験科目【8科目40問・足切りなし】 を参照してください。

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出典
・ボイラー及び圧力容器安全規則(e-Gov法令検索)
・日本ボイラ協会「ボイラー溶接士免許の取得について」
・安全衛生技術試験協会「試験手数料」
上記を2026年8月18日に確認して作成しています。制度は変更される場合があるため、 受験にあたっては必ず公式の最新情報をご確認ください。

編集:合格ドリル運営者|作成と検証の手順は運営者情報に、 誤りを見つけた場合の訂正は訂正履歴で公開しています。

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