本文へ移動
✓合格ドリル

合格ドリル > 普通ボイラー溶接士

普通ボイラー溶接士の過去問PDF
【公式・無料・正解つき】

普通ボイラー溶接士の学科対策は、協会公式の正解つきPDFから始めるのが近道です。市販教材が少ない資格なので、公式の公表問題が実質的なメイン教材になります。

最終確認:2026年8月18日 根拠:安全衛生技術試験協会「過去問題・普通ボイラー溶接士免許試験 公表試験問題・普通ボイラー溶接士免許試験 公表試験問題 ほか

61問無料で解ける問題全問解説・根拠つき
4科目試験科目科目別に選んで解ける
40問本番の出題数公式の試験案内より
目次から選ぶ4の項目から読みたいところへ

入手先は協会公式・年2回の公表

安全衛生技術試験協会が年2回、「過去問題」ページに学科試験の実物を公表しています。正解に○が付いたPDFで、無料です。公式に見られるのは直近2回分で、新しい回が出ると古い回は差し替えられます。

普通ボイラー溶接士は書店で対策本を探しても選択肢がほとんどない資格です。だからこそ、実物の問題が2回分(80問)タダで手に入るこのPDFを使わない手はありません。

全40問・8科目。ただし科目の足切りはない

学科は全40問で、内訳は次のとおりです。

科目問数
ボイラーの構造・材料5問
工作・修繕方法5問
溶接施行方法10問
溶接棒・溶接部の性質6問
溶接部の検査方法3問
溶接機器の取扱い3問
溶接作業の安全3問
関係法令5問

合格基準はほかの協会資格と違い、「合計で60%以上」だけです。科目ごとの足切りがないので、3問しかない小さい科目を捨てて、10問ある溶接施行方法に時間を注ぐ、という配分も成立します。

▶ここまで読んだら5問解いてみる(無料・登録不要)おすすめ5問・約3分

学科PDFの効率的な回し方

最初に1回分を通しで解いて、「施行方法」と「溶接棒・溶接部」の16問でどれだけ取れるかを見てください。この2科目で4割を占めるため、ここの出来がそのまま合否に直結します。

実務経験者なら施行方法はかなり解けるはずなので、その場合は構造・法令の暗記科目に残り時間を回すのが効率的です。もう1回分は試験直前の仕上げ用に残しておきます。

図解で確認:アークの性質:約6000℃、交流は明滅、直流は磁気吹き、極性で発熱が変わる

鉄アークの温度は約6000℃。電極間にアークを発生させると両極面に電極点(輝く部分)ができる。交流アークは電流が周波数の2倍の回数で零になり明滅するので維持が難しい→無負荷電圧を直流より高くし、高周波電流を併用して安定化。直流アーク溶接機は磁気吹きを起こしやすい(電流の向きが一定で磁界のかたよりが解消されない)。力率の問題がなく無負荷電圧は交流より低くできる。三相不平衡は交流側の欠点。直流アークの熱は陽極側60〜70%・陰極側25〜30%。非消耗電極式(ティグ・プラズマ)は棒マイナス(電極の消耗を抑える)。ミグ溶接は棒プラスで、被覆アーク溶接の約6倍の電流密度(細いワイヤに大電流)。
図解の要点:鉄アークの温度は約6000℃。電極間にアークを発生させると両極面に電極点(輝く部分)ができる/交流アークは電流が周波数の2倍の回数で零になり明滅するので維持が難しい→無負荷電圧を直流より高くし、高周波電流を併用して安定化/直流アーク溶接機は磁気吹きを起こしやすい(電流の向きが一定で磁界のかたよりが解消されない)。力率の問題がなく無負荷電圧は交流より低くできる。三相不平衡は交流側の欠点▶ この論点を含む「溶接施行方法」を5問解く(無料・登録不要)
図を拡大する +
図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」普通ボイラー溶接士 問12(図解追加:2026年9月10日)

図解で確認:電源特性:手溶接は「垂下」、ワイヤ送給は「定電圧」

手溶接用の交流アーク溶接機=垂下特性(電流が増えると電圧が下がる→アーク長が多少変わっても電流が安定)。被覆アークは低電圧・高電流で短絡のおそれがあり、短絡電流の制限と再点弧の容易さが必要。定電圧特性=出力電流が変化しても負荷電圧があまり変化しない→ワイヤを自動送給する炭酸ガスアーク溶接機・ミグ溶接機(ミグは定電圧または上昇特性)。定格使用率=10分間のうち、定格出力電流で連続して溶接できる負荷時間と全時間との割合。定格より小さい電流なら許容使用率は大きくなる。電線の抵抗は長さに比例し断面積に反比例。例:長さ4倍・断面積2倍なら抵抗は4÷2=2倍(0.2Ω→0.4Ω)。
図解の要点:手溶接用の交流アーク溶接機=垂下特性(電流が増えると電圧が下がる→アーク長が多少変わっても電流が安定)。被覆アークは低電圧・高電流で短絡のおそれがあり、短絡電流の制限と再点弧の容易さが必要/定電圧特性=出力電流が変化しても負荷電圧があまり変化しない→ワイヤを自動送給する炭酸ガスアーク溶接機・ミグ溶接機(ミグは定電圧または上昇特性)/定格使用率=10分間のうち、定格出力電流で連続して溶接できる負荷時間と全時間との割合。定格より小さい電流なら許容使用率は大きくなる▶ この論点を含む「溶接機器・作業の安全・関係法令」を5問解く(無料・登録不要)
図を拡大する +
図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」普通ボイラー溶接士 問30(図解追加:2026年9月10日)

図解で確認:ティグ・ミグ・マグ:電極が「溶けない」か「溶ける」か

ティグ溶接=タングステン電極(溶けない)でアークを出す。アルミニウムなど清浄作用が必要な溶接には交流ティグ(クリーニング作用=アークが酸化皮膜を除去し母材表面を清浄化)。ミグ溶接=母材と同種の金属ワイヤを電極にし、ワイヤ自身が溶けて溶着金属になる。マグ溶接のうちシールドガスに炭酸ガスを単独で用いるもの=炭酸ガスアーク溶接法(電源は定電圧特性)。ボイラー配管の裏波溶接=第1層をティグで裏波溶接し、2層目からは被覆アーク溶接(開先精度を高く。インサートリングを用いる方法も)。
図解の要点:ティグ溶接=タングステン電極(溶けない)でアークを出す。アルミニウムなど清浄作用が必要な溶接には交流ティグ(クリーニング作用=アークが酸化皮膜を除去し母材表面を清浄化)/ミグ溶接=母材と同種の金属ワイヤを電極にし、ワイヤ自身が溶けて溶着金属になる/マグ溶接のうちシールドガスに炭酸ガスを単独で用いるもの=炭酸ガスアーク溶接法(電源は定電圧特性)▶ この論点を含む「溶接施行方法」を5問解く(無料・登録不要)
図を拡大する +
図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」普通ボイラー溶接士 問19(図解追加:2026年9月10日)

図解で確認:溶接部の断面:溶着金属 ⊂ 溶接金属|ボンド部|熱影響部

溶着金属=溶接棒やワイヤなど溶加材から移行した金属。溶接金属=溶着金属+溶融した母材(一種の鋳造組織で母材よりやや硬い、単層は柱状のデンドライト組織)。ボンド部=溶接金属と母材の境目。その母材側に溶接熱で組織が変化した熱影響部が広がる。溶融部に近い熱影響部は過熱組織で結晶が粗く硬さが高い。浸透探傷試験=操作が簡単で非磁性材を含むあらゆる金属に応用可。蛍光浸透液+紫外線できず部が蛍光、染色浸透液+現像液で赤色。表面に開口した割れの検出は磁粉探傷のほうが優れる。
図解の要点:溶着金属=溶接棒やワイヤなど溶加材から移行した金属。溶接金属=溶着金属+溶融した母材(一種の鋳造組織で母材よりやや硬い、単層は柱状のデンドライト組織)/ボンド部=溶接金属と母材の境目。その母材側に溶接熱で組織が変化した熱影響部が広がる。溶融部に近い熱影響部は過熱組織で結晶が粗く硬さが高い/浸透探傷試験=操作が簡単で非磁性材を含むあらゆる金属に応用可。蛍光浸透液+紫外線できず部が蛍光、染色浸透液+現像液で赤色。表面に開口した割れの検出は磁粉探傷のほうが優れる▶ この論点を含む「溶接棒・溶接部の性質及び検査」を5問解く(無料・登録不要)
図を拡大する +
図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」普通ボイラー溶接士 問24(図解追加:2026年9月10日)

図解で確認:附属設備:エコノマイザは給水、空気予熱器は空気、過熱器は蒸気を温める

エコノマイザ=燃焼ガスの余熱で給水を予熱(燃料の節約)。空気予熱器=蒸気または煙道ガスを熱源に燃焼用空気を予熱。過熱器=本体で発生した飽和蒸気をさらに加熱して過熱蒸気にする(加熱するのは水ではなく蒸気)。沸水防止管=胴またはドラム内の蒸気出口の直下に設け、水滴を分離して水分の混じった蒸気を送り出さない(大径の管の上面に多数の穴)。蒸気トラップ=設備中にたまったドレンを自動的に排出。
図解の要点:エコノマイザ=燃焼ガスの余熱で給水を予熱(燃料の節約)/空気予熱器=蒸気または煙道ガスを熱源に燃焼用空気を予熱/過熱器=本体で発生した飽和蒸気をさらに加熱して過熱蒸気にする(加熱するのは水ではなく蒸気)▶ この論点を含む「ボイラーの構造・工作及び修繕」を5問解く(無料・登録不要)
図を拡大する +
図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」普通ボイラー溶接士 問3(図解追加:2026年9月10日)

学科に受かっても実技試験がある

普通ボイラー溶接士は学科のほかに溶接作業の実技試験があります。公表PDFでカバーできるのは学科だけなので、「PDFを解き切った=準備完了」ではない点にご注意ください。受験資格(溶接の経験期間)と実技の内容は、当サイトの受験資格の記事で整理しています。

▶おすすめ5問を始める(無料・登録不要) 4科目・全61問から/1回5問・約3分
出典
・安全衛生技術試験協会「過去問題(労働安全衛生法に基づく免許試験)」
・普通ボイラー溶接士免許試験 公表試験問題(令和8年5月掲載・PDF)
・普通ボイラー溶接士免許試験 公表試験問題(令和7年10月掲載・PDF)
上記を2026年8月18日に確認して作成しています。制度は変更される場合があるため、 受験にあたっては必ず公式の最新情報をご確認ください。

編集:合格ドリル運営者|作成と検証の手順は運営者情報に、 誤りを見つけた場合の訂正は訂正履歴で公開しています。

科目ごとに問題を解く

ボイラーの構造・工作及び修繕17問(本番10問)›溶接施行方法14問(本番10問)›溶接棒・溶接部の性質及び検査13問(本番9問)›溶接機器・作業の安全・関係法令17問(本番11問)›

次にやること

ボイラー溶接士の申込方法と費用【学科8,800円+実技24,000円】ボイラー溶接士免許は2年ごとの更新制【失効したらどうなる】普通ボイラー溶接士の受験資格と実技試験|溶接経験1年・曲げ試験普通と特別ボイラー溶接士の違い【板厚25mmが境目】普通ボイラー溶接士 普通ボイラー溶接士 無料問題集 全61問

普通ボイラー溶接士のページに、ほかの解説記事もまとめています。