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普通ボイラー溶接士の受験資格と実技試験
【溶接経験1年・曲げ試験】

普通ボイラー溶接士は、労働安全衛生法の免許試験のなかでは珍しく、試験を受ける段階で実務経験が要る資格です。しかも学科のあとに実技があります。入口の条件と実技の中身を、規則の条文と協会の案内で確かめます。

最終確認:2026年8月18日 根拠:同協会「普通ボイラー溶接士のご紹介・同協会「特別ボイラー溶接士のご紹介」・同協会「試験手数料」 ほか

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4科目試験科目科目別に選んで解ける
40問本番の出題数公式の試験案内より
目次から選ぶ5の項目から読みたいところへ

受験資格:1年以上の溶接作業の経験(ガス溶接・自動溶接を除く)

普通ボイラー溶接士免許試験の受験資格
溶接作業の経験 1年以上
✅ 事業者証明書で証明する❌ ガス溶接・自動溶接の経験は数えない

ボイラー及び圧力容器安全規則 第109条第2項は、普通ボイラー溶接士免許試験を「1年以上溶接作業の経験がある者でなければ、受けることができない」と定めています。協会の案内では、この経験からガス溶接と自動溶接を除くとしており、添付書類は事業者証明書(勤め先に書いてもらう様式)です。

ここで問われるのは「溶接作業」の経験であって、「ボイラーの溶接」の経験ではありません。ボイラーに限った経験が要るのは、次の段階の特別ボイラー溶接士(普通免許を受けた後、ボイラー又は第一種圧力容器の溶接作業1年以上)のほうです。

ボイラー整備士や二級ボイラー技士は「試験は誰でも受けられて、免許に条件がある」形ですが、溶接士は試験の入口に条件がある点が違います。

流れ:学科に合格した人だけが実技に進む

同規則 第110条第1項は、試験を「学科試験及び実技試験によつて行ない、実技試験は、学科試験の合格者について行なう」としています。協会の案内では、実技試験を受けられるのは次の2つの場合です。

学科試験の手数料8,800円(各免許試験共通)
実技試験の手数料24,000円(学科合格者・学科免除者)

協会は「実技試験のある試験で学科を受ける方は、必ず学科の手数料8,800円のみを払い込んでください」としています。実技の分は学科に受かってから払います。

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実技試験の中身:下向きと立向きの突合せ溶接を1時間

課題下向き突合せ溶接 及び 立向き突合せ溶接
時間1時間
合格基準全ての試験片が曲げ試験結果判定に合格すること

同規則 第110条第3項は「実技試験は、突合せ溶接について行なう」とだけ定めていて、姿勢の指定は協会の案内で確認できます。普通は下向きと立向き、特別ボイラー溶接士は横向き突合せ溶接です。

合格基準は減点方式ではありません。溶接した試験片を曲げて、1枚でも判定に落ちれば不合格です。令和7年度の実技合格率は62.2%(受験者593人・合格者369人)で、3人に1人以上がここで止まっています。

免除:学科合格から1年以内なら実技だけ/実技が免除される資格もある

該当する人免除される部分
普通ボイラー溶接士の学科試験に合格した者で、その学科試験の日から1年以内のもの学科の全部(実技だけ受ける)
普通ボイラー溶接士免許の有効期間が満了した後2年を経過しない者
溶接工の技りょうに関する試験の方法等を定める告示(平成10年運輸省告示第417号)第2条の分類で、M 2種O級A/M 3種O級A/M 2種P級A/M 2種V級A/M 3種V級A の試験に合格した者実技の全部(学科だけ受ける)
鋼船構造規程の一定の溶接技倆試験、または電気事業法による溶接方法の認可を受けた溶接士の一定区分(平成12年10月1日より前の発行に限る)

学科合格の効力は1年です。実技で落ちても1年以内なら学科は受け直さずに済みます。裏を返せば、1年を過ぎると学科からやり直しになります。

免許の有効期間が切れた後2年以内の人は学科が免除され、さらに都道府県労働局長が技能の低下を認めて更新しなかった場合を除いて実技も免除されます。その場合は溶接の試験板の裏曲げ試験の成績が合格基準に合う必要があるので、所轄の都道府県労働局に問い合わせるよう協会は案内しています。

免許は2年ごとの更新制。18歳未満は受けられない

同規則 第107条により、特別・普通ボイラー溶接士免許の有効期間は2年です。取ったあとも溶接を続けていないと維持できない免許で、更新には直近1年間の実務と検査結果の条件があります。

更新の詳しい条件、失効した場合の救済(2年以内なら学科免除)、申請先の窓口は ボイラー溶接士免許は2年ごとの更新制【失効したらどうなる】 にまとめています。

欠格事由満18歳に満たない者(第105条)
条件付免許身体又は精神の機能の障害がある者に対し、行うことのできる作業を限定するなど条件を付して免許を与えることができる(第106条)
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出典
・同協会「普通ボイラー溶接士のご紹介(試験科目・受験資格・免除)」
・同協会「特別ボイラー溶接士のご紹介」
・同協会「試験手数料」
・安全衛生技術試験協会「免許試験の合格率(令和7年度)」
・ボイラー及び圧力容器安全規則(e-Gov法令検索)
上記を2026年8月18日に確認して作成しています。制度は変更される場合があるため、 受験にあたっては必ず公式の最新情報をご確認ください。

編集:合格ドリル運営者|作成と検証の手順は運営者情報に、 誤りを見つけた場合の訂正は訂正履歴で公開しています。

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