「公害総論」15問の攻略
【条文で確認】
公害総論は全区分の共通科目で、水質1種では15問。範囲が広く見えますが、法律の骨組みを押さえれば得点源になります。ここに載せた条文はすべて e-Gov で原文を確認しています。
最終確認:2026年8月18日 根拠:環境基本法・特定工場における公害防止組織の整備に関する法律 ほか
213問無料で解ける問題全問解説・根拠つき
5科目試験科目科目別に選んで解ける
6,041人年間受験者数令和7年度・公式実施結果
目次から選ぶ4の項目から読みたいところへ
まず典型7公害(環境基本法 第2条第3項)
公害の定義は条文にそのまま書かれています。
この法律において「公害」とは、環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁(…)、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下(…)及び悪臭によって、人の健康又は生活環境に係る被害が生ずることをいう
| 典型7公害 |
|---|
| 大気の汚染/水質の汚濁/土壌の汚染/騒音/振動/地盤の沈下/悪臭 |
「日照阻害」「電波障害」「廃棄物」は典型7公害に含まれません。これらを混ぜた選択肢が定番です。また「相当範囲にわたる」「事業活動その他の人の活動に伴って生ずる」という限定も、条文の言葉として問われます。
図解で確認:典型七公害と、環境基本法の骨組み
図を拡大する +
図解の参考:環境基本法第2条第3項(図解追加:2026年9月10日)
公害防止組織法:誰を、いつまでに
この科目のもう一つの柱が、公害防止組織の法律です。工場に置く人の種類と、届出の期限が問われます。
| 役職 | 条文上の位置づけ |
|---|---|
| 公害防止統括者 | 「当該特定工場においてその事業の実施を統括管理する者をもつて充てなければならない」(第3条第2項) |
| 公害防止管理者 | ばい煙発生施設・汚水等排出施設などの区分ごとに選任(第4条) |
| 公害防止主任管理者 | 一定規模以上の工場に置く |
届出の期限も条文どおりです。
公害防止統括者を選任したときは、その日から三十日以内に、…その旨を当該特定工場の所在地を管轄する都道府県知事に届け出なければならない
30日以内・都道府県知事。死亡・解任のときも同様と書かれています。統括者は「統括管理する者」=工場長クラスで、資格試験の合格は要件になっていません。資格が要るのは公害防止管理者のほうです。統括者と管理者の資格要件を混同しないようにします。
図解で確認:公害防止組織法:誰を・いつまでに・どこへ
図を拡大する +
図解の参考:公害防止組織法第3条第2項・第4条第1項・第7条第1項(図解追加:2026年9月10日)
特定工場とは(第2条)
この法律が適用されるのは「特定工場」です。条文は次のように定義しています。
この法律において「特定工場」とは、製造業その他の政令で定める業種に属する事業の用に供する工場のうち、次に掲げるものをいう
つまり業種の条件と、施設の条件の両方を満たす工場だけが対象です。「すべての工場が対象」という選択肢は誤りになります。
得点しやすい順に手をつける
- 典型7公害と公害防止組織法 …… 条文の数値と適用条件を確認します。ここを学習の入口にします
- 環境基準と規制基準の違い …… 環境基準は「望ましい基準」(行政の目標)、排水基準は「守る義務のある基準」。性格が違う点が繰り返し問われます
- 環境管理手法 …… ISO14001・LCA・環境会計など。ISO規格の本文は有償なので、出題は概念レベルにとどまります
- 国際環境協力 …… 条約名と目的の組み合わせ。暗記量は少なめです
公害総論の練習問題を無料で公開しています。1ステップ5問・約3分です。
図解で確認:条約は「課題ごと」、化学物質法は「把握して公表」型と「審査」型
図を拡大する +
図解の参考:環境基本法第2条第2項(図解追加:2026年9月10日)
図解で確認:廃棄物・騒音・悪臭・土壌:それぞれの「区分のしかた」
図を拡大する +
図解の参考:廃棄物処理法(図解追加:2026年9月10日)
出典
上記を2026年8月18日に確認して作成しています。制度は変更される場合があるため、
受験にあたっては必ず公式の最新情報をご確認ください。
編集:合格ドリル運営者|作成と検証の手順は運営者情報に、 誤りを見つけた場合の訂正は訂正履歴で公開しています。
科目ごとに問題を解く
次にやること
水質概論10問の攻略|水質汚濁防止法の要点まとめ汚水処理特論25問の攻略|最大の山をどう攻めるか公害防止管理者 水質1種の合格率は46.7%(令和7年度・公式データ)公害防止管理者 令和8年度の試験日・科目別の時間割公害防止管理者 水質関係第1種 無料問題集 全213問
公害防止管理者 水質関係第1種のページに、ほかの解説記事もまとめています。