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第二種電気工事士 電気に関する基礎理論の練習問題10問

第二種電気工事士の試験科目「電気に関する基礎理論」の問題を10問掲載しています。 すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち10問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。

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掲載問題(全10問)

選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。

問1導体の抵抗一次情報で確認済み

軟銅線の電気抵抗に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 電気抵抗は、導体の断面積の2乗に反比例する
  2. 電気抵抗は、導体の断面積に反比例する
  3. 電気抵抗は、電線の長さに比例する
  4. 電気抵抗は、周囲の温度が上がると大きくなる
  5. 軟銅線の抵抗率は、アルミニウム線の抵抗率より低い
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正解 1電気抵抗は、導体の断面積の2乗に反比例する

なぜ?

電気抵抗は「長さに比例、断面積に反比例」です。断面積は2乗ではなく、そのまま反比例します。

抵抗は長さに比例・断面積に反比例(2乗でない)
関連知識・ひっかけを読む

直径が2倍になると断面積は4倍になるので、抵抗は4分の1になります。断面積の2乗で計算すると16分の1になってしまい、大きく外れます。

出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士 学科試験の問題と解答」令和8年度上期 問2(https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ で公開)
問2導体の抵抗一次情報で確認済み

軟銅線とアルミニウム線の抵抗率を比べた記述として、正しいものはどれか。

  1. 抵抗率は材質では変わらない
  2. 軟銅線の抵抗率のほうが低い
  3. 軟銅線の抵抗率はアルミニウム線の約2倍である
  4. 両者の抵抗率は等しい
  5. アルミニウム線の抵抗率のほうが低い
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正解 2軟銅線の抵抗率のほうが低い

なぜ?

抵抗率は材質ごとに決まっている値で、電気の通しにくさを表します。軟銅はアルミニウムより抵抗率が低く、同じ太さ・長さなら抵抗が小さくなります。

抵抗率は軟銅のほうがアルミニウムより低い
関連知識・ひっかけを読む

そのぶんアルミニウム線は、同じ電流を流すのに太くする必要があります。ただし軽いので、架空送電線などでは利点になります。

出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士 学科試験の問題と解答」令和8年度上期 問2(https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ で公開)
問3導体の抵抗一次情報で確認済み

断面積を変えずに軟銅線の長さだけを4倍にしたとき、電気抵抗は元の何倍になるか。

  1. 4分の1倍
  2. 16倍
  3. 4倍
  4. 2倍
  5. 変わらない
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正解 34倍

なぜ?

電気抵抗は電線の長さに比例します。同じ太さのまま長さだけ4倍にすれば、抵抗もそのまま4倍です。

断面積が同じなら、抵抗は長さに比例する
関連知識・ひっかけを読む

逆に、長さが同じで断面積を4倍にすると、抵抗は4分の1になります。長さと断面積で効き方が逆になります。

出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士 学科試験の問題と解答」令和8年度上期 問2(https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ で公開)
問4導体の抵抗一次情報で確認済み

直径1.6mm、長さ8mの軟銅線と電気抵抗が等しくなる、長さ32mの軟銅線の直径[mm]はどれか。ただし、抵抗率は同じとする。

  1. 3.2
  2. 2.0
  3. 0.8
  4. 6.4
  5. 12.8
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正解 13.2

なぜ?

抵抗は長さに比例し、断面積に反比例します。長さが4倍になるので、抵抗を同じにするには断面積も4倍必要です。断面積は直径の2乗に比例するので、直径は2倍の3.2mmになります。

長さ4倍なら断面積4倍=直径2倍で抵抗は同じ
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直径が2倍なら断面積は4倍、直径が3倍なら断面積は9倍です。直径をそのまま4倍にすると断面積は16倍になり、行き過ぎです。

出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士 学科試験の問題と解答」令和7年度上期 問2(https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ で公開)
問5電力と熱量一次情報で確認済み

消費電力が300Wの電熱器を2時間使用したときの発熱量[kJ]はどれか。

  1. 600
  2. 4320
  3. 1080
  4. 3600
  5. 2160
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正解 52160

なぜ?

1Wは1秒間に1Jの熱を出す大きさです。2時間は7200秒なので、300×7200=2160000J、つまり2160kJになります。

発熱量[J]=消費電力[W]×時間[秒]
関連知識・ひっかけを読む

時間を「分」や「時」のまま掛けると桁がずれます。必ず秒に直してから掛けます。

出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士 学科試験の問題と解答」令和8年度上期 問3(https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ で公開)
問6電力と熱量一次情報で確認済み

電熱器で60kgの水の温度を20K上昇させるのに必要な電力量[kW・h]はどれか。ただし、水の比熱は4.2kJ/(kg・K)、熱効率は100%とする。

  1. 1.2
  2. 2.0
  3. 1.6
  4. 1.0
  5. 1.4
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正解 51.4

なぜ?

必要な熱量は 4.2×60×20=5040kJ です。1kW・hは3600kJなので、5040÷3600=1.4kW・hになります。

熱量[kJ]=比熱×質量×温度上昇
関連知識・ひっかけを読む

熱効率が100%より低ければ、必要な電力量はそのぶん増えます。効率80%なら1.4÷0.8=1.75kW・hです。

出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士 学科試験の問題と解答」令和7年度下期 問3(https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ で公開)
問7電力と熱量一次情報で確認済み

1kW・hを熱量に直すと何kJか。

  1. 3600
  2. 360
  3. 1000
  4. 60
  5. 36000
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正解 13600

なぜ?

1kWは1秒間に1000Jの熱を出す大きさです。1時間は3600秒なので、1000×3600=3600000J、つまり3600kJになります。

1kW・h=3600kJ(1kW×3600秒)
関連知識・ひっかけを読む

電気料金の単位はkW・hです。kJに直すと3600倍になると覚えておくと、熱量の計算と行き来できます。

出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士 学科試験の問題と解答」令和7年度下期 問3(https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ で公開)
問8電力と熱量一次情報で確認済み

電線の接続不良で、接続点の接触抵抗が0.5Ωになった。この電線に20Aの電流が流れたとき、接続点から1時間に発生する熱量[kJ]はどれか。ただし、接触抵抗の値は変わらないものとする。

  1. 144
  2. 360
  3. 1440
  4. 720
  5. 72
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正解 4720

なぜ?

接続点で消費される電力は 20×20×0.5=200W です。1時間は3600秒なので、200×3600=720000J、つまり720kJになります。

発熱量=電流の2乗×抵抗×時間[秒]
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接続がゆるむと接触抵抗が増え、発熱も増えます。電気火災の原因になるので、接続部はしっかり圧着します。

出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士 学科試験の問題と解答」令和6年度下期 問3(https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ で公開)
問9電力と熱量一次情報で確認済み

接触抵抗が0.2Ωの接続点に15Aの電流が流れているとき、この接続点で消費される電力[W]はどれか。

  1. 45
  2. 3
  3. 30
  4. 90
  5. 162
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正解 145

なぜ?

電流と抵抗が分かっているので、電力は「電流の2乗×抵抗」で求めます。15×15×0.2=45Wです。

電力[W]=電流[A]の2乗×抵抗[Ω]
関連知識・ひっかけを読む

この45Wが1時間続くと、45×3600=162000J、つまり162kJの熱になります。ワットと熱量を取り違えないようにします。

出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士 学科試験の問題と解答」令和6年度上期 問3(https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ で公開)
問10電力と熱量一次情報で確認済み

接続点の接触抵抗が同じままで、流れる電流が2倍になったとき、この接続点の発熱量は元の何倍になるか。

  1. 8倍
  2. 2分の1倍
  3. 4倍
  4. 2倍
  5. 変わらない
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正解 34倍

なぜ?

発熱量は電流の2乗に比例します。電流が2倍になると2×2で4倍の熱が出ます。

発熱量は電流の2乗に比例する(2倍で4倍)
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細い電線に大きな電流を流すと、この2乗の効きで急に発熱します。許容電流を守る理由がここにあります。

出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士 学科試験の問題と解答」令和6年度下期 問3(https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ で公開)

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掲載問題は公式過去問の転載ではなく、同じ論点を問うオリジナル問題です。 内容には万全を期していますが誤りが含まれる可能性があります。受験にあたっては必ず公式資料をご確認ください。
問題データ最終更新:2026-08-14