第二種電気工事士 保安に関する法令の練習問題27問
第二種電気工事士の試験科目「保安に関する法令」の問題を27問掲載しています。 すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち27問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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第二種電気工事士免状の交付を受けている者が従事できる電気工事の作業の範囲として、正しいものはどれか。
- 発電所および変電所に係る電気工事の作業
- 一般用電気工作物等に係る電気工事の作業
- 自家用電気工作物に係る電気工事の作業
- 最大電力500kW以上の需要設備に係る電気工事の作業
- すべての電気工作物に係る電気工事の作業
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正解 2一般用電気工作物等に係る電気工事の作業
第二種電気工事士が受け持つのは、住宅や小さな店舗のように低圧で受電する設備です。工場やビルの高圧設備は第一種電気工事士の分野になります。
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一般用電気工作物等とは、一般用電気工作物と小規模事業用電気工作物をあわせたものです。自家用電気工作物の作業には第一種電気工事士免状が必要です。
電気工事士法において、一般用電気工作物等の工事または作業のうち、電気工事士でなければ従事できないものはどれか。
- 電圧600V以下で使用する電力量計を取り付ける工事
- 火災感知器に使う小型変圧器(二次電圧が36V以下)の二次側の配線工事
- 差込み接続器にコードを接続する工事
- 地中電線用の暗きょを設置する工事
- 配電盤を造営材に取り付ける作業
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正解 5配電盤を造営材に取り付ける作業
感電や火災に直結する配線そのものにさわる作業だけが、資格の対象になっています。コードをつなぐ、器具を置くといった作業は「軽微な工事」として、資格がなくてもできます。
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軽微な工事には、接続器や開閉器にコードをつなぐ工事、電力量計やヒューズの取付け・取外し、二次電圧36V以下の小型変圧器の二次側配線工事、電線を支持する柱の設置、地中電線用の暗きょや管の設置などがあります。
第二種電気工事士免状を交付する者として、正しいものはどれか。
- 経済産業大臣
- 電気技術者試験センターの理事長
- 都道府県知事
- 市町村長
- 産業保安監督部長
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正解 3都道府県知事
試験を行うのは国(経済産業大臣)ですが、合格したあとに免状を出すのは都道府県知事です。役割が分かれている点がよく問われます。
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免状の返納を命じるのも都道府県知事です。一方、特種電気工事資格者認定証と認定電気工事従事者認定証は、経済産業大臣が交付します。
電気工事士法に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 電気工事士は、作業に従事するときは、電気工事士免状を事務所に保管していなければならない。
- 電気工事士は、作業に従事するときは、電気工事士免状を携帯していなければならない。
- 都道府県知事は、電気工事士に対し、電気工事の業務に関して報告をさせることができる。
- 一般用電気工作物等とは、一般用電気工作物と小規模事業用電気工作物をいう。
- 電気工事士は、一般用電気工作物に係る電気工事の作業に従事するときは、経済産業省令で定める技術基準に適合するようにその作業をしなければならない。
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正解 1電気工事士は、作業に従事するときは、電気工事士免状を事務所に保管していなければならない。
免状は、現場で有資格者であることを示すためのものです。作業中は身につけて持っていなければならず、事務所に置いておくのでは役に立ちません。
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携帯の義務は電気工事士法第5条第2項、技術基準に適合させる義務は同条第1項に定められています。
電気工事士法において、都道府県知事が行うものとして定められていないものはどれか。
- 電気工事士試験に関し、経済産業大臣に対して意見を申し出ること
- 電気工事士に対し、電気工事の業務に関して報告をさせること
- 電気工事士免状を交付すること
- 電気工事士試験を行うこと
- 電気工事士免状の返納を命じること
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正解 4電気工事士試験を行うこと
試験そのものは、全国で同じ基準にするため国が行います。都道府県知事は、合格者に免状を出したり、違反があれば返納させたりする役割を受け持ちます。
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実際の試験事務は指定試験機関が代行しますが、法律上「試験を行う」のは経済産業大臣です。都道府県知事は、試験について経済産業大臣に意見を申し出ることができます。
低圧で受電する構内に太陽電池発電設備だけを設置する場合、その設備が「一般用電気工作物」となる出力として、正しいものはどれか。
- 出力10kW未満
- 出力20kW未満
- 出力の大きさは関係しない
- 出力10kW以上20kW未満
- 出力50kW未満
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正解 1出力10kW未満
太陽電池発電設備は、出力10kW未満なら一般用電気工作物です。10kW以上50kW未満になると、小規模事業用電気工作物という別の区分に移ります。
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50kW以上になると小規模発電設備にも当たらず、自家用電気工作物になります。風力発電設備は、出力にかかわらず一般用電気工作物にはなりません。
電気の保安に関する法令についての記述として、誤っているものはどれか。
- 「電気用品安全法」は、電気用品の製造・販売等を規制し、電気用品による危険および障害の発生を防止することを目的とした法律である。
- 「電気設備に関する技術基準を定める省令」は、電気事業法の規定に基づいて定められた経済産業省令である。
- 「電気用品安全法」において、「一般用電気工作物等」と「自家用電気工作物」を定義している。
- 「電気工事士法」は、電気工事の作業に従事する者の資格および義務を定めた法律である。
- 「電気工事業の業務の適正化に関する法律」は、電気工事業を営む者の登録等およびその業務の規制を行う法律である。
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正解 3「電気用品安全法」において、「一般用電気工作物等」と「自家用電気工作物」を定義している。
電気工作物をどう区分するかを決めているのは電気事業法です。電気用品安全法が扱うのは、電線やスイッチといった「もの」の安全のほうです。
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電気工事士法は「人」の資格、電気用品安全法は「もの」の安全、電気工事業法は「事業者」の登録、電気事業法は「設備」の区分と、守備範囲で覚えると混ざりません。
電気用品安全法に関する記述として、正しいものはどれか。
- 電気用品安全法は、電気工事の作業に従事する者の資格および義務を定めた法律である。
- 電気用品の販売の事業を行う者は、法令で定める表示のない電気用品でも、販売の目的で陳列してよい。
- 電気用品安全法において、「一般用電気工作物等」と「自家用電気工作物」を定義している。
- 電気工事士は、法令で定める表示が付されているものでなければ、電気用品を電気工作物の設置または変更の工事に使用してはならない。
- 電気工事士は、法令で定める表示のない電気用品でも、自家用電気工作物の工事であれば使用してよい。
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正解 4電気工事士は、法令で定める表示が付されているものでなければ、電気用品を電気工作物の設置または変更の工事に使用してはならない。
表示は「技術基準に適合しています」という届出事業者の宣言です。表示のないものは安全が確かめられていないので、工事に使うことも、売ることもできません。
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販売の制限は電気用品安全法第27条、使用の制限は第28条に定められています。電気工事士のほか、電気事業者や自家用電気工作物を設置する者にも同じ義務があります。
電気用品安全法の適用を受ける次の電気用品のうち、特定電気用品はどれか。
- ライティングダクト
- 消費電力30Wの換気扇
- 消費電力1kWの電気ストーブ
- 定格電流20Aの配線用遮断器
- 外径19mmの金属製の電線管
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正解 4定格電流20Aの配線用遮断器
特定電気用品は、こわれたときの危険が特に大きいものです。電気の流れを直接入り切りし、事故のときに回路を遮断する配線用遮断器は、その代表格です。
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電線・ヒューズ・配線器具・小形単相変圧器などのうち、電気用品安全法施行令の別表第一に挙げられたものが特定電気用品です。換気扇・電気ストーブ・電線管・ライティングダクトは、別表第二の「特定電気用品以外の電気用品」に入ります。
電気用品安全法の適用を受ける配線器具のうち、特定電気用品の組合せとして正しいものはどれか。ただし、定格電圧・定格電流・極数などから、すべて電気用品安全法の適用を受けるものとする。
- タイムスイッチ、配線用遮断器
- 電磁開閉器、フロートスイッチ
- タンブラースイッチ、カバー付ナイフスイッチ
- ライティングダクト、差込み接続器
- ライティングダクト、電磁開閉器
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正解 1タイムスイッチ、配線用遮断器
タイムスイッチは点滅器の仲間、配線用遮断器は開閉器の仲間で、どちらも特定電気用品です。組合せを問う問題では、片方でも外れていればその選択肢は誤りになります。
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カバー付ナイフスイッチ・電磁開閉器・ライティングダクトは、特定電気用品以外の電気用品です。タンブラースイッチ・フロートスイッチ・差込み接続器は特定電気用品なので、組んだ相手で正誤が決まります。
「電気設備に関する技術基準を定める省令」に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 電気設備は、感電・火災その他人体に危害を及ぼし、または物件に損傷を与えるおそれがないように施設しなければならないと規定している。
- 電圧の種別である低圧・高圧・特別高圧を規定している。
- 「電気機械器具」とは、電路を構成する機械器具をいうと定義されている。
- 「電路」とは、通常の使用状態で電気が通じているところをいうと定義されている。
- 「電線」とは、通常の使用状態で電気が通じているところをいうと定義されている。
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正解 5「電線」とは、通常の使用状態で電気が通じているところをいうと定義されている。
「通常の使用状態で電気が通じているところ」は「電路」の定義です。電線のほうは、電気を伝えるための導体そのものを指す言葉です。
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電線は「強電流電気の伝送に使用する電気導体、絶縁物で被覆した電気導体、またはその上を保護被覆で保護した電気導体」と定義されています。低圧は直流750V以下、交流600V以下です。
電気工事業の業務の適正化に関する法律において、登録電気工事業者の登録の有効期間として正しいものはどれか。
- 7年
- 4年
- 10年
- 3年
- 5年
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正解 55年
一度登録すればずっと有効というわけではなく、期間の区切りごとに登録し直します。引き続き営業するときは、更新の登録を受けます。
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1つの都道府県だけに営業所を置く場合は都道府県知事、2つ以上の都道府県にまたがる場合は経済産業大臣の登録を受けます。営業所ごとに絶縁抵抗計・接地抵抗計・回路計を備える義務もあります。
「電気設備に関する技術基準を定める省令」についての記述として、誤っているものはどれか。
- 低圧・高圧・特別高圧という電圧の種別を定めている
- 電気の使用場所における低圧の電路の絶縁性能について、使用電圧の区分に応じた絶縁抵抗値を定めている
- 電気設備は、感電・火災その他人体に危害を及ぼし、または物件に損傷を与えるおそれがないように施設しなければならないと定めている
- この省令は「電気工事士法」にもとづいて定められている
- 「電気機械器具」とは、電路を構成する機械器具をいうと定めている
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正解 4この省令は「電気工事士法」にもとづいて定められている
この省令は電気事業法にもとづくものです。電気工事士法は、工事をする人の資格を定める別の法律です。
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法律ごとの役割は、電気事業法=設備の基準、電気工事士法=作業する人の資格、電気用品安全法=使う物の基準、と分かれています。
「電気設備に関する技術基準を定める省令」が定める交流の電圧区分として、正しいものはどれか。
- 低圧は600V以下、高圧は600Vを超え6600V以下
- 低圧は750V以下、高圧は750Vを超え7000V以下
- 低圧は600V以下、高圧は600Vを超え7000V以下
- 低圧は750V以下、高圧は750Vを超え10000V以下
- 低圧は600V以下、高圧は600Vを超え10000V以下
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正解 3低圧は600V以下、高圧は600Vを超え7000V以下
交流は600Vと7000Vが境目です。7000Vを超えると特別高圧になります。
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直流の低圧は750V以下で、交流とは境目が違います。「交流600・直流750」で覚えます。
一般用電気工作物についての記述として、誤っているものはどれか。ただし、発電設備は電圧600V以下とする。
- 低圧で受電していても、出力8kWの内燃力発電設備を同じ構内に設けると一般用電気工作物ではなくなる
- 低圧で受電していても、受電用電線路以外の電線路で構外の電気工作物と電気的につながっていれば一般用電気工作物にならない
- 低圧で受電していても、火薬類を製造する事業場など、設置する場所によっては一般用電気工作物にならない
- 低圧で受電する一般住宅の屋内配線は、一般用電気工作物にあたる
- 高圧で受電するものは、受電電力の容量や業種にかかわらず一般用電気工作物にならない
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正解 1低圧で受電していても、出力8kWの内燃力発電設備を同じ構内に設けると一般用電気工作物ではなくなる
内燃力を原動力とする火力発電設備は、出力10kW未満なら小規模発電設備です。8kWはこの範囲に収まるので、設けても一般用電気工作物のままです。
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同じ構内に置いても一般用のままでいられる境目(小規模発電設備)は設備ごとに違います。太陽電池50kW未満、風力・水力20kW未満、内燃力と燃料電池10kW未満です。
「電気工事士法」において、一般用電気工作物に係る工事のうち、電気工事士でなければ従事できない作業の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- 電線を支持する柱を設置する/電線管に電線を収める
- 地中電線用の管を設置する/定格電圧200Vの電力量計を取り付ける
- 電線を支持する柱を設置する/地中電線用の管を設置する
- 配電盤を造営材に取り付ける/電線管を曲げる
- 接地極を地面に埋設する/定格電圧125Vの差込み接続器にコードを接続する
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正解 4配電盤を造営材に取り付ける/電線管を曲げる
配電盤の取り付けも電線管を曲げる作業も、どちらも電気工事士でなければできない作業です。
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柱・腕木の設置、地中電線用の管の設置、差込み接続器へのコード接続は「軽微な作業」で、資格がなくてもできます。
「電気用品安全法」の特定電気用品についての記述として、誤っているものはどれか。
- 販売の事業を行う者は、承認を受けた場合などを除き、法令に定める表示のない特定電気用品を販売してはならない
- 電気用品の製造の事業を行う者は、要件を満たせば製造した特定電気用品に表示を付すことができる
- 部品材料など表示スペースを確保しにくい特定電気用品では、記号に代えて〈PS〉Eと表示できる
- 電気用品の輸入の事業を行う者は、要件を満たせば輸入した特定電気用品に表示を付すことができる
- 電気用品の販売の事業を行う者は、要件を満たせば販売する特定電気用品に表示を付すことができる
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正解 5電気用品の販売の事業を行う者は、要件を満たせば販売する特定電気用品に表示を付すことができる
表示を付けられるのは製造者と輸入者です。販売者は、表示のあるものを売る立場で、自分で表示を付ける権限はありません。
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特定電気用品は、危険や障害の起きるおそれが特に多いものです。ひし形のPSEマークが付きます。
「電気工事士法」において、一般用電気工作物に係る工事の作業で、電気工事士でなければ従事できないものの組合せはどれか。
- 配電盤を造営材に取り付ける作業と、電線管を曲げる作業
- 地中電線用の管を設置する作業と、定格電圧100Vの電力量計を取り付ける作業
- 電力量計を取り付ける作業と、電線を支持する柱を設置する作業
- 電線を支持する柱を設置する作業と、電線管に電線を収める作業
- 接地極を地面に埋設する作業と、定格電圧125Vの差込み接続器にコードを接続する作業
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正解 1配電盤を造営材に取り付ける作業と、電線管を曲げる作業
配電盤の造営材への取付けと、電線管を曲げる作業は、どちらも電気工事士でなければ従事できない作業です。
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一方、電力量計の取付け、電線を支持する柱の設置、地中電線用の管の設置などは「軽微な工事等」として資格がなくてもできます。「両方とも該当するか」を1つずつ確かめるのがこの形式のコツです。
「電気工事士法」に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 都道府県知事は、電気工事士に対し、電気工事の業務に関して報告をさせることができる
- 電気工事士は、一般用電気工作物等に係る電気工事の作業に従事するときは、経済産業省令で定める技術基準に適合するように作業をしなければならない
- 電気工事士は、作業に従事するときは、電気工事士免状を事務所に保管していなければならない
- 「一般用電気工作物等」には、一般用電気工作物と小規模事業用電気工作物が含まれる
- 電気工事士免状は都道府県知事が交付する
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正解 3電気工事士は、作業に従事するときは、電気工事士免状を事務所に保管していなければならない
免状は事務所に保管するのではなく、作業に従事するときに携帯していなければなりません。「保管」と「携帯」の入れ替えが定番のひっかけです。
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免状の交付・報告徴収はどちらも都道府県知事です(国ではない)。「一般用電気工作物等=一般用+小規模事業用」という用語の範囲も近年よく問われます。
一般用電気工作物に関する記述として、正しいものはどれか。ただし、発電設備は電圧600V以下とする。
- 高圧で受電するものでも、容量が小さければ一般用電気工作物である
- 低圧受電でも、出力8kWの内燃力発電設備を同一構内に施設した場合は、一般用電気工作物とならない
- 火薬類を製造する事業場でも、低圧受電なら必ず一般用電気工作物である
- 受電用電線路以外の電線路で構外の電気工作物と接続されていても、一般用電気工作物である
- 低圧受電で出力8kWの内燃力発電設備を施設しても、一般用電気工作物のままである
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正解 5低圧受電で出力8kWの内燃力発電設備を施設しても、一般用電気工作物のままである
内燃力発電設備は、出力10kW未満なら小出力発電設備にあたります。出力8kWなら、低圧受電のまま一般用電気工作物にとどまります。
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公表問題では「低圧受電でも出力8kWの内燃力発電設備を施設すると一般用電気工作物とならない」が誤りとされています。高圧受電は容量・業種にかかわらず一般用ではなく、構外との電線路接続がある場合や火薬類製造所なども一般用から除外されます。
「電気設備に関する技術基準を定める省令」に関する記述として、正しいものはどれか。
- 電圧の種別は低圧と高圧の2種類だけを規定している
- この省令に電圧の種別の規定はない
- 電気設備は、感電、火災その他人体に危害を及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれがないように施設しなければならないと規定している
- この省令は電気工事士免状の交付手続を定めている
- 感電防止に関する規定は含まれていない
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正解 3電気設備は、感電、火災その他人体に危害を及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれがないように施設しなければならないと規定している
省令第4条は、電気設備を感電・火災等の危害や物件の損傷を与えるおそれがないように施設することを求めています。省令の目的そのものといえる条文です。
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電圧の種別は低圧・高圧・特別高圧の3区分が規定されています。免状の手続は電気工事士法の話で、省令の範囲ではありません。
第二種電気工事士免状の交付を受けられる者として、電気工事士法に定められていないものはどれか。
- 経済産業大臣が指定する養成施設で必要な課程を修了した者
- 養成施設で課程を修了した者は、試験に合格しなくても交付を受けられる
- これらと同等以上の知識及び技能を有すると都道府県知事が認定した者
- 第二種電気工事士試験に合格した者
- 第二種電気工事士試験に合格した後、1年以上の実務経験を積んだ者に限られる
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正解 5第二種電気工事士試験に合格した後、1年以上の実務経験を積んだ者に限られる
第二種免状は「試験合格」だけで交付を受けられ、実務経験は不要です。実務経験が要件になるのは第一種電気工事士免状のほうです。
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第一種は「試験合格+経済産業省令で定める実務経験」が必要です。第二種は、試験合格者のほか、養成施設の修了者と、都道府県知事が同等以上と認定した者も交付を受けられます。
電気工事士免状の返納を命ずることができる者は、電気工事士法上、次のうちどれか。
- 消防長又は消防署長
- 市町村長
- 都道府県知事
- 電気技術者試験センターの理事長
- 経済産業大臣
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正解 3都道府県知事
免状の交付も返納命令も都道府県知事の権限です。電気工事士がこの法律等に違反したとき、知事は免状の返納を命ずることができます。
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一方、認定電気工事従事者認定証や特種電気工事資格者認定証の交付・返納命令は経済産業大臣です。「免状=知事/認定証=大臣」と対で覚えます。
電気工事士が一般用電気工作物の電気工事の作業に従事するときの義務として、電気工事士法に定められているものはどれか。
- 2人以上で作業するときは代表者1人が携帯していればよい
- 作業のたびに都道府県知事へ届け出なければならない
- 電気工事士免状を携帯していなければならない
- 作業終了後に経済産業大臣へ報告しなければならない
- 免状の写しを事業所に保管していれば携帯は不要である
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正解 3電気工事士免状を携帯していなければならない
電気工事の作業に従事するときは、電気工事士免状を携帯していなければなりません。写しの保管では携帯義務を満たしません。
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同じ条文には「技術基準に適合するように作業をしなければならない」という義務も定められています。「携帯+技術基準適合」のセットで問われます。
電気工事士でなくても従事できる「軽微な工事」に該当するものは、次のうちどれか。
- 電圧600V以下で使用する差込み接続器にコードを接続する工事
- 分電盤に配線用遮断器を増設する工事
- コンセントを壁に固定して増設する工事
- 住宅の壁内に電線管を敷設してVVFケーブルを通線する工事
- 接地極を地中に埋設する工事
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正解 1電圧600V以下で使用する差込み接続器にコードを接続する工事
600V以下で使用する差込み接続器・ソケット・開閉器などにコードやキャブタイヤケーブルを接続する工事は、政令で定める「軽微な工事」で、電気工事士でなくても行えます。
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ほかに電力量計やヒューズの取付け・取外しなども軽微な工事です。一方、配線器具の固定や電線管の敷設、接地工事は電気工事士の資格が必要な作業です。
自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備)のうち「簡易電気工事」(低圧部分の工事)に従事できる資格として、正しいものはどれか。
- 認定電気工事従事者認定証の交付を受けている者
- 資格は一切不要である
- 第二種電気工事士免状があれば従事できる
- 第二種電気工事士は2年の実務経験で自動的に従事できるようになる
- 特種電気工事資格者認定証が必要である
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正解 1認定電気工事従事者認定証の交付を受けている者
自家用電気工作物の簡易電気工事(600V以下の低圧部分)に従事できるのは、認定電気工事従事者です。第二種電気工事士の免状だけでは自家用の工事はできません。
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特種電気工事資格者はネオン工事・非常用予備発電装置工事という「特殊電気工事」の資格です。二種=一般用のみ、一種=自家用もOK、という守備範囲の整理が頻出です。
第一種電気工事士に義務付けられている講習に関する記述として、正しいものはどれか。
- 講習は免状交付後10年以内に1回受ければよい
- 講習を受けないと免状が自動的に失効し、再試験が必要になる
- 講習を行うのは都道府県知事である
- 講習の受講義務は第二種電気工事士にもある
- 免状の交付を受けた日から5年以内に、自家用電気工作物の保安に関する講習を受けなければならない
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正解 5免状の交付を受けた日から5年以内に、自家用電気工作物の保安に関する講習を受けなければならない
第一種電気工事士は、免状交付日から5年以内に(その後も5年ごとに)経済産業大臣の指定する者が行う保安講習を受ける義務があります。
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第二種電気工事士に定期講習の義務はありません。「二種にも講習義務がある」というひっかけと、「5年」という数字の両方が問われます。
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掲載問題は公式過去問の転載ではなく、同じ論点を問うオリジナル問題です。
内容には万全を期していますが誤りが含まれる可能性があります。受験にあたっては必ず公式資料をご確認ください。
問題データ最終更新:2026-08-14