第二種電気工事士 配電理論及び配線設計の練習問題10問
第二種電気工事士の試験科目「配電理論及び配線設計」の問題を10問掲載しています。 すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち10問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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公称断面積0.75mm2のゴムコード(絶縁物は天然ゴムの混合物)で使用できる、最も消費電力の大きな電熱器具はどれか。ただし、電熱器具の定格電圧は100V、周囲温度は30℃以下とする。
- 150Wの電気はんだごて
- 2000Wの電気乾燥器
- 600Wの電気がま
- 500Wの電気ポット
- 1500Wの電気湯沸器
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正解 3600Wの電気がま
100Vの器具なので、電流は消費電力を100で割れば求まります。600Wなら6A、1500Wなら15Aです。0.75mm2のゴムコードの許容電流は7Aなので、その範囲でいちばん大きいのが600Wの器具です。
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1.25mm2のゴムコードなら許容電流は12A(100Vで1200Wまで)です。コードは太いほど流せる電流が大きくなります。
公称断面積1.25mm2のゴムコード(絶縁物は天然ゴムの混合物)で使用できる、最も消費電力の大きな電熱器具はどれか。ただし、電熱器具の定格電圧は100V、周囲温度は30℃以下とする。
- 1000Wのオーブントースター
- 800Wの電気なべ
- 600Wの電気炊飯器
- 1500Wの電気湯沸器
- 2000Wの電気乾燥器
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正解 11000Wのオーブントースター
1000Wなら10A、1500Wなら15Aです。1.25mm2のゴムコードの許容電流は12Aなので、100Vでは1200Wまで。選択肢の中では1000Wがいちばん大きい器具です。
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0.75mm2なら許容電流は7A(700Wまで)です。細いコードで大きな電熱器具を使うと、コードが焼ける原因になります。
金属管に直径1.6mmの600Vビニル絶縁電線(軟銅線)4本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流[A]はどれか。ただし、周囲温度は30℃以下、電流減少係数は0.63とする。
- 35
- 22
- 30
- 27
- 17
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正解 517
直径1.6mmの絶縁電線1本の許容電流は27Aです。管の中に何本かまとめると熱がこもるので、電流減少係数0.63を掛けます。27×0.63=17.01なので、約17Aになります。
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同じ管に収める電線が3本以下なら係数は0.70、4本なら0.63、5〜6本なら0.56です。1本当たりの許容電流は、直径2.0mmで35A、2.6mmで48Aです。係数を掛け忘れると答えが大きくなりすぎます。
定格電流20Aの配線用遮断器に25Aの電流が続けて流れたとき、この遮断器が自動的に動作しなければならない時間の限度[分]はどれか。
- 30
- 20
- 2
- 120
- 60
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正解 560
25Aは定格20Aの1.25倍です。定格の1.25倍の電流では、60分以内に動作することが求められています。
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定格の2倍の電流なら2分以内に動作します(定格電流30A以下の配線用遮断器の場合)。倍率が上がるほど早く切れます。
低圧の幹線や、低圧の幹線から分岐して電気機械器具に至る低圧の電路に、適切な箇所に施設しなければならないものとして、省令上正しいものはどれか。
- 変圧器および低圧進相コンデンサ
- 地絡遮断器および避雷器
- 電流計および電圧計
- 開閉器および漏電火災警報器
- 開閉器および過電流遮断器
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正解 5開閉器および過電流遮断器
点検や事故のときに切り離すための開閉器と、過電流が流れたときに回路を守る過電流遮断器の、両方が必要です。
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ただし、その幹線等で短絡事故による過電流が生じるおそれがない場合は、過電流遮断器を省くことができるとされています。
交通信号灯や出退表示灯など、損傷すると公共の安全の確保に支障を及ぼすおそれがあるものへ電気を供給する電路に、施設しなければならないものはどれか。
- 避雷器
- 漏電火災警報器
- 変流器
- 過電流遮断器
- 低圧進相コンデンサ
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正解 4過電流遮断器
止まると危険な設備なので、過電流による過熱焼損から電線や機器を守る過電流遮断器を必ず付けます。
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ふつうの低圧幹線は短絡のおそれがなければ省略できますが、この規定にはその除外がありません。
屋内に施設する電動機には、過電流による焼損で火災が起きないよう、過電流遮断器の施設などの措置が必要とされる。この規定から除かれる電動機の出力はどれか。
- 0.75kW以下
- 1.5kW以下
- 2.2kW以下
- 0.4kW以下
- 0.2kW以下
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正解 50.2kW以下
とても小さな電動機は、焼けても火災に至るほどの熱を出しません。そのため0.2kW以下は対象から外されています。
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電動機の構造や負荷の性質から、焼損するような過電流が生じるおそれがない場合も除かれます。
配線に使用する電線について、省令の定めとして正しいものはどれか。
- 裸電線は、低圧の配線に限り自由に使用できる
- 配線には、原則として裸電線を使用してはならない
- 裸電線の使用について、省令に定めはない
- 裸電線は、屋内配線に限り自由に使用できる
- 配線には、必ず裸電線を使用しなければならない
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正解 2配線には、原則として裸電線を使用してはならない
裸電線は触れれば感電し、他のものに触れれば火災につながります。そのため配線には使わないのが原則です。
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十分な強度があり、絶縁性がないことを考えたうえで感電や火災のおそれがないように施設する場合には、例外が認められています。
ロードヒーティング等の電熱装置やプール用水中照明灯など、一般公衆が立ち入るおそれがある場所に施設するものへ電気を供給する電路に必要な措置はどれか。
- 過電流遮断器を施設することだけでよい
- 地絡が生じた場合に備えて、地絡遮断器の施設その他の適切な措置を講じる
- 避雷器を施設する
- 特別な措置は必要ない
- 低圧進相コンデンサを施設する
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正解 2地絡が生じた場合に備えて、地絡遮断器の施設その他の適切な措置を講じる
水にぬれる場所や人が近づく場所では、漏れた電気による感電の危険が大きくなります。そのため、地絡が起きたらすぐ電路を切る仕組みが必要です。
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絶縁体に損傷を与えるおそれがある場所に施設するものも、同じ扱いになります。
配線が他の配線や弱電流電線等と接近したり交差したりする場合に、省令が求めていることはどれか。
- 互いに接触させて固定すること
- 混触による感電または火災のおそれがないように施設すること
- 必ず同じ管の中にまとめて収めること
- 特に定めはない
- 弱電流電線等をすべて撤去すること
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正解 2混触による感電または火災のおそれがないように施設すること
配線どうしが触れ合うと、電気が回り込んで感電や火災につながります。離すか、隔てるかして触れ合わないようにします。
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水道管やガス管に接近・交差する場合も、放電でそれらを傷めたり、それを介して感電や火災が起きたりしないように施設します。
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問題データ最終更新:2026-08-14