合格ドリル > 危険物取扱者 乙種第5類 > 危険物の性質・火災予防・消火
危険物取扱者 乙種第5類 危険物の性質・火災予防・消火の練習問題20問
危険物取扱者 乙種第5類の試験科目「危険物の性質・火災予防・消火」の問題を20問掲載しています。 本番の出題数は10問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち20問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
▶この科目だけ5問解く(無料・登録不要) 「危険物の性質・火災予防・消火」から5問・約3分。終わると弱いところが分かります掲載問題(全20問)
選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。
第5類の危険物に共通する性質として、正しいものはどれか。
- 酸化性の固体である
- 酸化性の液体である
- 引火性の液体である
- 不燃性の固体である
- 自己反応性の物質である
答えと解説を見る
正解 5自己反応性の物質である
第5類は「自己反応性物質」です。分子の中に酸素を持っているものが多く、外から酸素をもらわなくても燃えたり爆発したりします。
関連知識・ひっかけを読む
そのため窒息消火が効きません。空気を断っても燃焼が続きます。
第5類の危険物の品名として、消防法が挙げているものはどれか。
- 過塩素酸
- 赤りん
- 硝酸
- ニトロ化合物
- 硝酸塩類
答えと解説を見る
正解 4ニトロ化合物
第5類は有機過酸化物・硝酸エステル類・ニトロ化合物・ニトロソ化合物・アゾ化合物・ジアゾ化合物・ヒドラジンの誘導体などです。硝酸は第6類、硝酸塩類は第1類です。
関連知識・ひっかけを読む
「硝酸」がつく名前は類が分かれます。硝酸=第6類、硝酸塩類=第1類、硝酸エステル類=第5類です。
消防法における「自己反応性物質」の定義として、正しいものはどれか。
- 固体または液体であって、爆発の危険性を判断する試験、または加熱分解の激しさを判断する試験で、定められた性状を示すもの
- 液体であって、引火性を示すもの
- 空気中で自然に発火するもの
- 固体であって、酸化力を示すもの
- 水と接触して発火するもの
答えと解説を見る
正解 1固体または液体であって、爆発の危険性を判断する試験、または加熱分解の激しさを判断する試験で、定められた性状を示すもの
爆発の危険性と、加熱したときの分解の激しさ。この2つの試験のどちらかで決まります。状態は固体でも液体でもかまいません。
関連知識・ひっかけを読む
加熱分解の試験には、孔径1mmのオリフィス板を用いた圧力容器試験が使われます。破裂板が破れるかどうかで判定します。
第5類の危険物の指定数量として、正しい組合せはどれか。
- 第1種10kg・第2種100kg
- すべて10kg
- すべて300kg
- 第1種100kg・第2種1,000kg
- 第1種50kg・第2種300kg
答えと解説を見る
正解 1第1種10kg・第2種100kg
第5類は危険性の程度で2段階に分かれ、第1種自己反応性物質が10kg、第2種が100kgです。
関連知識・ひっかけを読む
第1類(3段階)や第3類(4段階)に比べて段階が少なく、覚えやすい類です。
第5類の危険物を貯蔵し、取り扱うときに避けるべきこととして、政令が定めているものはどれか。
- 日光を当てること
- 空気との接触
- 炎・火花・高温体との接近、過熱、衝撃、摩擦
- 酸化剤との接触
- 水との接触
答えと解説を見る
正解 3炎・火花・高温体との接近、過熱、衝撃、摩擦
自分の中に酸素を持っているので、きっかけさえあれば激しく反応します。熱・衝撃・摩擦という「きっかけ」をすべて避けるのが基準です。
関連知識・ひっかけを読む
第1類にも衝撃・摩擦を避ける条件がありますが、第1類はさらに可燃物との接触も避けます。第5類は自分で燃えるので、その条件がありません。
第5類の危険物の火災に対する消火の考え方として、最も適切なものはどれか。
- 消火は不可能である
- 泡で覆って空気を断つ
- ハロゲン化物で抑制する
- 大量の水で冷却して分解を止める
- 二酸化炭素で窒息させる
答えと解説を見る
正解 4大量の水で冷却して分解を止める
自分の中に酸素を持っているため、空気を断つ窒息消火は効きません。温度を下げて分解を止める冷却消火が基本になります。
関連知識・ひっかけを読む
第1類も自分で酸素を出すため同じ理由で冷却が基本です。「酸素を自前で持っているか」で消火方法が決まります。
第4類と第5類の違いとして、正しいものはどれか。
- 第4類は外の酸素で燃えるが、第5類は自分の中に酸素を持つものが多い
- どちらも酸化性である
- 第4類は不燃性、第5類は可燃性である
- 違いはない
- 第4類は固体、第5類は液体である
答えと解説を見る
正解 1第4類は外の酸素で燃えるが、第5類は自分の中に酸素を持つものが多い
第4類(引火性液体)は空気中の酸素と結びついて燃えます。だから窒息消火が効きます。第5類は自分で酸素を持っているので効きません。
関連知識・ひっかけを読む
泡消火剤が第4類に有効なのは、液面を覆って空気を断てるからです。第5類には同じ理屈が通用しません。
第5類の危険物を運搬するとき、1つの外装容器への収納について規則が定めているものはどれか。
- 類を異にする危険物を収納してはならない
- 制限はない
- 量が少なければ収納してよい
- 同じ性状なら収納してよい
- 固体どうしなら収納してよい
答えと解説を見る
正解 1類を異にする危険物を収納してはならない
第5類は衝撃や摩擦だけでも反応します。ほかの類と同じ容器に入れて触れ合わせるのは特に危険です。
関連知識・ひっかけを読む
第5類の物品は、種類によっては水で湿らせた状態で運ぶなど、追加の決まりがあるものもあります。
第5類の危険物の運搬容器に表示する注意事項として、正しいものはどれか。
- 「禁水」のみ
- 「空気接触厳禁」
- 「火気注意」のみ
- 「可燃物接触注意」のみ
- 「火気厳禁」および「衝撃注意」
答えと解説を見る
正解 5「火気厳禁」および「衝撃注意」
熱でも衝撃でも反応します。だから両方を表示します。
関連知識・ひっかけを読む
第1類は「火気・衝撃注意」+「可燃物接触注意」です。似ていますが、第5類には可燃物の注意がありません。自分で燃えるからです。
危険等級Ⅰに区分される第5類の危険物として、正しいものはどれか。
- 第二種自己反応性物質
- 第5類すべて
- 区分はない
- 第一種自己反応性物質の性状を有するもの
- 有機過酸化物だけ
答えと解説を見る
正解 4第一種自己反応性物質の性状を有するもの
第一種のほうが危険性が高く、指定数量も10kgと少なくなっています。
関連知識・ひっかけを読む
第二種は危険等級Ⅱで、指定数量は100kgです。2段階しかないので覚えやすい類です。
第5類の危険物の火災に適応する消火設備として、正しいものはどれか。
- 適応する設備はない
- ハロゲン化物消火設備
- 屋内消火栓設備や水噴霧消火設備などの水系
- 炭酸水素塩類等の粉末消火設備
- 不活性ガス消火設備
答えと解説を見る
正解 3屋内消火栓設備や水噴霧消火設備などの水系
自分の中に酸素を持っているので窒息消火は効きません。水系で冷やして分解を止めます。
関連知識・ひっかけを読む
不活性ガスやハロゲン化物は第5類には適応しません。酸素を断つ方式が効かないためです。
第5類の品名として、消防法が挙げていないものはどれか。
- アゾ化合物
- ヒドロキシルアミン
- 硝酸エステル類
- 有機過酸化物
- 過酸化水素
答えと解説を見る
正解 5過酸化水素
過酸化水素は第6類(酸化性液体)です。有機過酸化物は第5類なので、名前が紛らわしくなっています。
関連知識・ひっかけを読む
「有機」が付くかどうかで類が変わります。名前の一部だけで判断すると間違えます。
第5類の品名として、消防法が挙げているものはどれか。
- 過塩素酸
- ヒドラジンそのもの
- 硝酸
- 塩素酸塩類
- ヒドラジンの誘導体
答えと解説を見る
正解 5ヒドラジンの誘導体
第5類に挙げられているのはヒドラジンの誘導体です。過塩素酸と硝酸は第6類、塩素酸塩類は第1類です。
関連知識・ひっかけを読む
ほかにニトロソ化合物・ジアゾ化合物・ヒドロキシルアミン塩類などがあります。
第5類の爆発の危険性を判断するための試験について、政令が定めているものはどれか。
- 落球式打撃感度試験
- 燃焼試験
- 2・4−ジニトロトルエンおよび過酸化ベンゾイルを標準物質とする熱分析試験
- 水との反応性試験
- 引火点測定試験
答えと解説を見る
正解 32・4−ジニトロトルエンおよび過酸化ベンゾイルを標準物質とする熱分析試験
標準になる物質と比べて、発熱の始まる温度と発熱量を調べます。
関連知識・ひっかけを読む
加熱分解の激しさは、孔径1mmのオリフィス板を用いた圧力容器試験で判定します。破裂板が破れるかどうかを見ます。
第二種自己反応性物質の指定数量として、正しいものはどれか。
- 50kg
- 100kg
- 1,000kg
- 300kg
- 10kg
答えと解説を見る
正解 2100kg
第一種が10kg、第二種が100kgです。第5類はこの2つだけです。
関連知識・ひっかけを読む
第1類(3段階)や第3類(4段階)に比べると段階が少なく、覚えやすい類です。
第5類の貯蔵・取扱いで避けるべきものとして、政令が挙げていないものはどれか。
- 摩擦
- 衝撃
- 炎・火花・高温体との接近
- 可燃物との接触
- 過熱
答えと解説を見る
正解 4可燃物との接触
第5類は自分で燃えるので、可燃物と離す意味がありません。だから条文にも書かれていません。
関連知識・ひっかけを読む
第1類と第6類には可燃物との接触を避ける定めがあります。燃やす側か燃える側かで変わります。
第5類の有機過酸化物を含有するもののうち、危険物から除かれるものについて正しいものはどれか。
- 液体はすべて除かれる
- すべて危険物である
- 除外の定めはない
- 不活性の固体を含有するもので、総務省令で定めるものは除かれる
- 含有量に関係なく除かれる
答えと解説を見る
正解 4不活性の固体を含有するもので、総務省令で定めるものは除かれる
不活性な固体で薄めると危険性が下がります。一定の条件を満たすものは危険物から外れます。
関連知識・ひっかけを読む
過酸化ベンゾイルの含有量が35.5%未満でんぷん粉等との混合物など、具体的に定められています。
第5類の危険物の状態について、正しいものはどれか。
- 固体または液体のどちらもある
- 定めはない
- 固体だけである
- 気体だけである
- 液体だけである
答えと解説を見る
正解 1固体または液体のどちらもある
第5類は状態が決まっていません。固体のものも液体のものもあります。
関連知識・ひっかけを読む
第3類も同じく固体または液体です。状態で決まらない類は第3類と第5類の2つです。
第5類の危険物の火災で、窒息消火が効かない理由として、正しいものはどれか。
- 燃えないため
- 温度が低いため
- 蒸気を出さないため
- 水に溶けるため
- 分子の中に酸素を含むものが多く、外から酸素を断っても燃焼が続くため
答えと解説を見る
正解 5分子の中に酸素を含むものが多く、外から酸素を断っても燃焼が続くため
自分で酸素を供給できるので、空気を遮断しても止まりません。だから冷やすしかありません。
関連知識・ひっかけを読む
第1類も分解して酸素を出すため、同じ理由で冷却が基本になります。
第6類の危険物の危険等級として、正しいものはどれか。
- すべて危険等級Ⅰ
- すべて危険等級Ⅲ
- すべて危険等級Ⅱ
- 3段階に分かれる
- 2段階に分かれる
答えと解説を見る
正解 1すべて危険等級Ⅰ
第6類は種別に分かれておらず、まとめて危険等級Ⅰです。指定数量も300kgの1本値です。
関連知識・ひっかけを読む
第5類は第一種がⅠ、第二種がⅡです。類ごとに区分のしかたが違います。
この科目の解説を読む
この資格の受験情報
ほかの科目
掲載問題は公式過去問の転載ではなく、同じ論点を問うオリジナル問題です。
内容には万全を期していますが誤りが含まれる可能性があります。受験にあたっては必ず公式資料をご確認ください。
問題データ最終更新:2026-08-14