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危険物取扱者 乙種第3類 危険物の性質・火災予防・消火の練習問題20問
危険物取扱者 乙種第3類の試験科目「危険物の性質・火災予防・消火」の問題を20問掲載しています。 本番の出題数は10問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち20問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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第3類の危険物に共通する性質として、正しいものはどれか。
- 燃えない固体である
- 引火性の液体である
- 空気中で自然に発火する、または水と接触して発火や可燃性ガスの発生を起こす
- 酸化性の液体である
- 酸化性の固体である
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正解 3空気中で自然に発火する、または水と接触して発火や可燃性ガスの発生を起こす
第3類は「自然発火性物質及び禁水性物質」です。火をつけなくても空気や水と触れるだけで危険になります。
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固体のものも液体のものもあります。ほかの類のように状態で決まっていない点が特徴です。
第3類の危険物の品名として、消防法が挙げているものはどれか。
- 硫黄
- 赤りん
- 硝酸エステル類
- カリウム
- 過塩素酸
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正解 4カリウム
第3類はカリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウム・黄りんなどです。赤りんと硫黄は第2類、過塩素酸は第6類、硝酸エステル類は第5類です。
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カリウムとナトリウムは水と激しく反応します。石油の中に沈めて保存するのはこのためです。
消防法における「自然発火性物質及び禁水性物質」の定義として、正しいものはどれか。
- 気体であって、爆発性を示すもの
- 固体または液体であって、空気中での発火の危険性、または水と接触して発火し可燃性ガスを発生する危険性を示すもの
- 液体であって、引火性を示すもの
- 固体であって、酸化力を示すもの
- 固体であって、着火の危険性を示すもの
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正解 2固体または液体であって、空気中での発火の危険性、または水と接触して発火し可燃性ガスを発生する危険性を示すもの
定義は「固体または液体であること」と、「空気で発火する」または「水と接触して発火・可燃性ガスを出す」のどちらかの性状を示すことです。
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カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウム・黄りんは、試験をするまでもなくこの性状を示すものとみなされます。
第3類の危険物の指定数量として、正しい組合せはどれか。
- カリウム10kg・黄りん20kg
- どちらも300kg
- どちらも10kg
- カリウム100kg・黄りん200kg
- カリウム50kg・黄りん100kg
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正解 1カリウム10kg・黄りん20kg
カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウム・第1種が10kg、黄りんが20kg、第2種が50kg、第3種が300kgです。
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10kgは全類の中でも最小です。少量でも危険だと判断されているということです。
自然発火性物品について、政令が避けるよう定めているものはどれか。
- 酸化剤との接触だけ
- 炎・火花・高温体との接近、過熱、空気との接触
- 水との接触だけ
- 衝撃と摩擦だけ
- 日光
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正解 2炎・火花・高温体との接近、過熱、空気との接触
自然発火性物品は空気に触れるだけで発火します。だから火の気を避けることに加えて、空気との接触を避けることが定められています。
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一方、禁水性物品については水との接触を避けることが定められています。同じ第3類でも、避けるものが違います。
禁水性物品について、政令が避けるよう定めているものはどれか。
- 酸化剤との接触
- 空気との接触
- 日光
- 水との接触
- 衝撃
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正解 4水との接触
禁水性物品は水と反応して発火したり、可燃性ガスを出したりします。カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウムがこれに含まれます。
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貯蔵倉庫の床も、水が浸入したり浸透したりしない構造にすることが定められています。
禁水性物品の貯蔵倉庫の床について、政令が定めているものはどれか。
- 傾斜を付けて貯留設備を設ける
- 土間のままとする
- 床面に水が浸入せず、浸透もしない構造とする
- 特に定めはない
- 水はけをよくする
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正解 3床面に水が浸入せず、浸透もしない構造とする
水と触れさせないことが最優先なので、床から水が入ってこない構造にします。
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液状の危険物では逆に、浸透しない構造にしたうえで傾斜と貯留設備を設けます。目的が「水を入れない」か「漏れをためる」かで違います。
禁水性物品の火災に対する消火の方法として、最も適切なものはどれか。
- 強化液を放射する
- 乾燥砂などで覆う
- 泡消火剤で覆う
- 大量の水で冷却する
- 水蒸気で窒息させる
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正解 2乾燥砂などで覆う
水をかけると発火したり可燃性ガスが出たりして、かえって危険になります。乾燥砂などで覆って空気を断ちます。
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黄りんのような自然発火性のものは水中で保存することがあり、同じ第3類でも扱いが分かれます。物質ごとに確認が要ります。
自然発火性物品の運搬容器に表示する注意事項として、正しいものはどれか。
- 「空気接触厳禁」および「火気厳禁」
- 「可燃物接触注意」
- 「火気注意」のみ
- 「衝撃注意」
- 「禁水」のみ
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正解 1「空気接触厳禁」および「火気厳禁」
空気に触れるだけで発火するので、空気を断つことと火気を遠ざけることの両方を表示します。
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禁水性物品は「禁水」です。同じ第3類でも、危ない相手が空気か水かで表示が変わります。
禁水性物品の運搬容器に表示する注意事項として、正しいものはどれか。
- 「禁水」
- 「火気注意」
- 「衝撃注意」
- 「空気接触厳禁」
- 「可燃物接触注意」
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正解 1「禁水」
水と接触すると発火したり可燃性ガスを出したりします。だから「禁水」です。
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カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウムは禁水性物品に含まれます。
危険等級Ⅰに区分される第3類の危険物として、正しいものはどれか。
- 第三種のもの
- 区分はない
- カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウム・黄りん
- 第二種のもの
- 第3類すべて
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正解 3カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウム・黄りん
とくに危険性の高いものが名指しで挙げられています。第一種自然発火性物質及び禁水性物質も同じ等級です。
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指定数量も10kg(黄りんは20kg)と小さく、危険等級と指定数量はおおむね対応しています。
禁水性物品の火災に適応する消火設備として、正しいものはどれか。
- 炭酸水素塩類等を使用する粉末消火設備
- 屋内消火栓設備
- スプリンクラー設備
- 泡消火設備
- 水噴霧消火設備
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正解 1炭酸水素塩類等を使用する粉末消火設備
水と反応するため水系はすべて使えません。炭酸水素塩類等の粉末が適応します。
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第3類のその他のものには水系が適応します。禁水性かどうかで消火方法が正反対になります。
第3類の品名として、消防法が挙げていないものはどれか。
- 黄りん
- 金属の水素化物
- 赤りん
- カルシウムまたはアルミニウムの炭化物
- 金属のりん化物
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正解 3赤りん
赤りんは第2類です。同じ「りん」でも、黄りんは第3類、赤りんは第2類と分かれます。
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第3類にはほかに、アルカリ金属(カリウム・ナトリウムを除く)およびアルカリ土類金属、有機金属化合物があります。
第3類の危険物のうち、試験によらず自然発火性・禁水性の性状を示すものとみなされるものはどれか。
- 有機金属化合物
- カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウム・黄りん
- 金属の水素化物
- 金属のりん化物
- すべての第3類
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正解 2カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウム・黄りん
危険性がはっきりしているので、試験をするまでもなく第3類として扱われます。
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第2類でも硫化りん・赤りん・硫黄・鉄粉に同じ扱いがあります。よく問われるポイントです。
黄りんの指定数量として、正しいものはどれか。
- 100kg
- 20kg
- 10kg
- 300kg
- 50kg
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正解 220kg
黄りんだけ20kgという独自の数字です。カリウム・ナトリウム等は10kgです。
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第二種は50kg、第三種は300kgです。第3類は4段階に分かれます。
第3類の危険物の状態について、正しいものはどれか。
- 固体または液体のどちらもある
- 液体だけである
- 固体だけである
- 気体だけである
- 状態の定めはない
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正解 1固体または液体のどちらもある
第1類は固体、第4類は液体と決まっていますが、第3類は固体でも液体でもかまいません。
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第5類(自己反応性物質)も同じく固体または液体です。状態が決まっていない類は2つあります。
禁水性物品または第4類の危険物の貯蔵倉庫の床について、政令が定めているものはどれか。
- 傾斜を付けるだけでよい
- 定めはない
- 土間のままとする
- 水はけをよくする
- 床面に水が浸入せず、浸透もしない構造とする
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正解 5床面に水が浸入せず、浸透もしない構造とする
水が入ってくること自体を防ぐ構造にします。水と反応する物品を守るためです。
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液状の危険物では、浸透しない構造にしたうえで傾斜と貯留設備を設けます。目的が逆です。
第3類の貯蔵・取扱いについて、政令が定めているものはどれか。
- 定めはない
- どちらも空気だけを避ける
- 衝撃だけを避ける
- 自然発火性物品は空気との接触を、禁水性物品は水との接触を避ける
- どちらも水だけを避ける
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正解 4自然発火性物品は空気との接触を、禁水性物品は水との接触を避ける
同じ第3類でも、避けるべき相手が違います。物品ごとに条件が分かれています。
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自然発火性物品には、炎・火花・高温体との接近や過熱を避けることも定められています。
カリウムやナトリウムを石油の中で保存する理由として、正しいものはどれか。
- 空気や水分と触れさせないため
- 冷やすため
- 重くするため
- 色を保つため
- 溶かすため
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正解 1空気や水分と触れさせないため
これらは空気中の水分とも反応します。石油の中に沈めることで、空気と水の両方から遮断します。
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黄りんは逆に水中で保存します。同じ第3類でも、何を避けるかで保護のしかたが変わります。
カリウムやナトリウムの火災に使ってはならない消火剤として、正しいものはどれか。
- 乾燥砂
- 水・泡・強化液などの水系消火剤
- 膨張真珠岩
- 炭酸水素塩類等の粉末
- 膨張ひる石
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正解 2水・泡・強化液などの水系消火剤
水と反応して水素を出し、爆発的に燃えます。水系はすべて使えません。
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乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩などで覆って空気を断ちます。
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掲載問題は公式過去問の転載ではなく、同じ論点を問うオリジナル問題です。
内容には万全を期していますが誤りが含まれる可能性があります。受験にあたっては必ず公式資料をご確認ください。
問題データ最終更新:2026-08-14