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危険物取扱者 乙種第1類 危険物の性質・火災予防・消火の練習問題20問
危険物取扱者 乙種第1類の試験科目「危険物の性質・火災予防・消火」の問題を20問掲載しています。 本番の出題数は10問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち20問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。
第1類の危険物に共通する性質として、正しいものはどれか。
- 酸化性の固体である
- 可燃性の固体である
- 引火性の液体である
- 酸化性の液体である
- 自然発火性の物質である
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正解 1酸化性の固体である
第1類は「酸化性固体」です。それ自体は燃えませんが、加熱や衝撃で酸素を出し、ほかのものを激しく燃やします。
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同じ酸化性でも、液体なら第6類になります。固体か液体かで類が分かれます。
第1類の危険物の品名として、消防法が挙げていないものはどれか。
- 過塩素酸塩類
- 無機過酸化物
- 硝酸塩類
- 塩素酸塩類
- 硝酸エステル類
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正解 5硝酸エステル類
硝酸エステル類は第5類(自己反応性物質)です。第1類は塩素酸塩類・過塩素酸塩類・無機過酸化物・亜塩素酸塩類・臭素酸塩類・硝酸塩類・よう素酸塩類・過マンガン酸塩類・重クロム酸塩類などです。
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「塩類」で終わるものは第1類が多い、と押さえておくと選びやすくなります。ただし硝酸そのものは第6類です。
消防法における「酸化性固体」の定義として、正しいものはどれか。
- 固体であって、酸化力の潜在的な危険性を判断する試験、または衝撃に対する敏感性を判断する試験で、定められた性状を示すもの
- 固体であって、火炎による着火の危険性を示すもの
- 液体であって、酸化力を示すもの
- 水と接触して発火する固体
- 空気中で自然に発火する固体
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正解 1固体であって、酸化力の潜在的な危険性を判断する試験、または衝撃に対する敏感性を判断する試験で、定められた性状を示すもの
定義は2つの試験のどちらかで決まります。酸化力を見る試験と、衝撃に対する敏感さを見る試験です。物質名ではなく試験の結果で決まる点が大事です。
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ここでいう固体とは「液体でも気体でもないもの」と定義されています。液体は20℃で液状のもの、または20℃を超え40℃以下で液状になるもの、気体は20℃で気体状のものです。
第1類の危険物の指定数量として、正しい組合せはどれか。
- 第1種100kg・第2種500kg・第3種1,000kg
- すべて1,000kg
- 第1種10kg・第2種50kg・第3種300kg
- 第1種50kg・第2種300kg・第3種1,000kg
- すべて300kg
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正解 4第1種50kg・第2種300kg・第3種1,000kg
第1類は危険性の程度で3段階に分かれ、第1種50kg・第2種300kg・第3種1,000kgです。危険なものほど少ない量で規制がかかります。
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第6類は300kgの1本値です。同じ酸化性でも、第1類は段階が分かれている点が違います。
第1類の危険物を貯蔵し、取り扱うときに避けるべきこととして、政令が定めているものはどれか。
- 金属容器に入れること
- 可燃物との接触や混合、分解を促す物品との接近、過熱・衝撃・摩擦
- 乾燥した場所に置くこと
- 酸素との接触
- 日光を当てること
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正解 2可燃物との接触や混合、分解を促す物品との接近、過熱・衝撃・摩擦
加熱・衝撃・摩擦で分解して酸素を出すため、そのきっかけを与えないことが基準です。可燃物と混ざると激しく燃えます。
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さらにアルカリ金属の過酸化物(過酸化ナトリウムなど)は、水と接触すると発熱するため水も避けます。
アルカリ金属の過酸化物について、政令が特に避けるよう定めているものはどれか。
- 低温
- 日光
- 水との接触
- 空気との接触
- 窒素との接触
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正解 3水との接触
過酸化ナトリウムなどのアルカリ金属の過酸化物は、水と反応して発熱し、酸素を出します。だから第1類の中でも水を避けることが特に定められています。
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第1類の火災は原則として水系で消しますが、この仲間だけは水を使えません。乾燥砂などで覆います。
一般的な第1類の危険物の火災に対する消火の考え方として、最も適切なものはどれか。
- 大量の水で冷却し、分解による酸素の発生を抑える
- 二酸化炭素で窒息させる
- 酸素を断てば消える
- 可燃物を足して燃やし切る
- 消火してはならない
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正解 1大量の水で冷却し、分解による酸素の発生を抑える
第1類そのものは燃えず、分解して酸素を出すことで周囲を燃やします。温度を下げて分解を止めるのが基本なので、冷却効果の大きい水系が有効です。
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窒息消火は効きません。自分で酸素を出しているため、外から酸素を断っても燃焼が続きます。ただしアルカリ金属の過酸化物は水が使えません。
第1類と第2類の違いとして、正しいものはどれか。
- 第1類は液体、第2類は固体である
- 第1類は可燃性固体、第2類は酸化性固体である
- どちらも酸化性である
- どちらも可燃性である
- 第1類は酸化性固体、第2類は可燃性固体である
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正解 5第1類は酸化性固体、第2類は可燃性固体である
第1類は燃えないが他を燃やす側、第2類は自分が燃える側です。だから第1類と第2類は互いに「近づけてはいけない相手」になります。
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第2類の基準に「酸化剤との接触・混合を避ける」とあるのは、まさに第1類や第6類を指しています。
第1類の危険物(アルカリ金属の過酸化物を除く)の運搬容器に表示する注意事項として、正しいものはどれか。
- 「火気・衝撃注意」および「可燃物接触注意」
- 「火気厳禁」のみ
- 「空気接触厳禁」
- 「禁水」のみ
- 表示は不要
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正解 1「火気・衝撃注意」および「可燃物接触注意」
第1類は加熱・衝撃で分解して酸素を出し、可燃物と混ざると激しく燃えます。その2つを注意事項にしています。
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アルカリ金属の過酸化物はこれに「禁水」が加わります。水と反応して発熱するためです。
アルカリ金属の過酸化物の運搬容器に表示する注意事項として、正しいものはどれか。
- 「衝撃注意」のみ
- 「空気接触厳禁」
- 「火気厳禁」のみ
- 「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」および「禁水」
- 「可燃物接触注意」のみ
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正解 4「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」および「禁水」
第1類共通の2つに加えて「禁水」が付きます。水と反応して発熱し、酸素を出すためです。
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同じ第1類でも表示が変わります。物質のどの性質が危ないかで決まります。
危険等級Ⅰに区分される第1類の危険物として、正しいものはどれか。
- 第一種酸化性固体の性状を有するもの
- 危険等級の区分はない
- 第二種酸化性固体
- 第三種酸化性固体
- 第1類すべて
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正解 1第一種酸化性固体の性状を有するもの
危険性が高いものほど等級が上がります。第1類では第一種酸化性固体が危険等級Ⅰです。
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第二種酸化性固体は危険等級Ⅱ、第三種はⅢです。指定数量の区分と対応しています。
アルカリ金属の過酸化物の火災に適応する消火設備として、正しいものはどれか。
- スプリンクラー設備
- 炭酸水素塩類等を使用する粉末消火設備
- 泡消火設備
- 水噴霧消火設備
- 屋内消火栓設備
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正解 2炭酸水素塩類等を使用する粉末消火設備
水と反応してしまうので、水系の消火設備は使えません。炭酸水素塩類等の粉末が適応します。
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同じ第1類でも、その他のものには屋内消火栓・スプリンクラー・水噴霧・泡が適応します。
第1類の品名として、消防法が挙げているものはどれか。
- 過塩素酸
- 過酸化水素
- 有機過酸化物
- 硫化りん
- 過マンガン酸塩類
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正解 5過マンガン酸塩類
過マンガン酸塩類は第1類です。名前の似た過酸化水素と過塩素酸は第6類、有機過酸化物は第5類、硫化りんは第2類です。
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「過」がつく物質は類がばらけます。塩類なら第1類、と押さえると整理しやすくなります。
第1類の品名として、消防法が挙げていないものはどれか。
- 臭素酸塩類
- 亜塩素酸塩類
- ニトロ化合物
- 塩素酸塩類
- よう素酸塩類
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正解 3ニトロ化合物
ニトロ化合物は第5類(自己反応性物質)です。第1類は「◯◯酸塩類」と無機過酸化物が中心です。
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第1類の9つの品名を順に挙げられるようにしておくと、判別が速くなります。
第1類の危険物の貯蔵・取扱いで避けるべきものとして、政令が挙げていないものはどれか。
- 衝撃・摩擦
- 過熱
- 空気との接触
- 可燃物との接触
- 分解を促す物品との接近
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正解 3空気との接触
空気との接触を避けるのは第3類の自然発火性物品です。第1類にその定めはありません。
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類ごとに避けるものが違います。混ぜて覚えると引っかかります。
第2種酸化性固体の指定数量として、正しいものはどれか。
- 100kg
- 50kg
- 500kg
- 300kg
- 1,000kg
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正解 4300kg
第1類は第1種50kg・第2種300kg・第3種1,000kgの3段階です。
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危険性の高い順に少ない量で規制がかかります。数字と種別の対応を覚えます。
消防法における「固体」の定義として、正しいものはどれか。
- 液体または気体以外のもの
- 手で持てるもの
- 1気圧・20℃で気体状のもの
- 1気圧・20℃で液状のもの
- 形が変わらないもの
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正解 1液体または気体以外のもの
固体は「液体でも気体でもないもの」と引き算で定義されます。液体は20℃で液状、気体は20℃で気体状のものです。
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20℃を超え40℃以下で液状になるものも液体に含まれます。境目の温度が決まっています。
運搬時の混載について、規則が定めているものはどれか。
- 同じ車両なら自由である
- 液体どうしなら自由である
- 類を異にする危険物どうしで、混載を禁止される組合せが定められている
- 制限はない
- すべての組合せが禁止される
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正解 3類を異にする危険物どうしで、混載を禁止される組合せが定められている
反応してしまう組合せだけが禁止されます。すべてが禁止されるわけでも、自由でもありません。
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高圧ガスとの混載も原則として禁止されます。危険物どうしだけの話ではありません。
指定数量以上の危険物を車両で運搬する場合の措置として、政令が定めているものはどれか。
- 標識は不要である
- 車両に標識を掲げる
- 夜間のみ運搬する
- 速度を制限する
- 2人以上で運搬する
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正解 2車両に標識を掲げる
何を運んでいるかが外から分かるようにします。事故のときの初動が変わるためです。
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あわせて、その危険物に適応する消火設備を備えることも定められています。
危険物の運搬中に危険物が著しく漏れるなど、災害が発生するおそれがある場合の措置として、政令が定めているものはどれか。
- 荷を捨てる
- 翌日に報告する
- 何もしなくてよい
- そのまま運搬を続ける
- 災害を防止するための応急の措置を講じ、消防機関等に通報する
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正解 5災害を防止するための応急の措置を講じ、消防機関等に通報する
運搬中でも、危険な状態になったらその場で応急の措置をとり、通報します。
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運搬容器が著しく摩擦や動揺を起こさないように運ぶこと、一時停止は安全な場所を選ぶことも定められています。
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掲載問題は公式過去問の転載ではなく、同じ論点を問うオリジナル問題です。
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問題データ最終更新:2026-08-14