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消防設備士 乙種第1類 構造・機能・整備の練習問題19問
消防設備士 乙種第1類の試験科目「構造・機能・整備」の問題を19問掲載しています。 本番の出題数は12問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち19問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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構造・機能・整備12問は流水検知装置と弁の役割
この科目の練習問題は全19問です。収録論点の例:流水検知装置(6問)、制御弁(2問)、末端試験弁(2問)。この内訳は当サイトの収録数で、本試験の出題配分ではありません。
乙1の構造・機能・整備は機械8問+電気4問の計12問です。規格3問と合わせて15問の科目を構成します。乙1で問われるのは流水検知装置・制御弁・末端試験弁・一斉開放弁・送水口といった、水の流れを検知し止め、試験する部品の役割です。消火器(乙6)のように1台で完結する器具ではなく、配管系統の中でどの弁が何をするかを答える科目になります。湿式・乾式・予作動式の3方式は、「配管に水が入っているか」「ヘッドが開く前に何が起きるか」の2点で区別すると整理できます。
ここで覚えた装置の「定義」は規格のページで省令の用語として再び問われ、「どの建物に置くか」は類別法令のページに戻ります。
掲載問題(全19問)
選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。
湿式流水検知装置の状態として、正しいものはどれか。
- 一次側・二次側の両方に加圧空気を満たしている
- 一次側に加圧水等、二次側に空気を満たしている
- 一次側に加圧水等、二次側に加圧空気を満たしている
- 一次側・二次側の両方に加圧水等を満たしている
- 一次側・二次側とも大気圧の空気にしている
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正解 4一次側・二次側の両方に加圧水等を満たしている
配管が最後まで水で満たされているので「湿式」です。ヘッドが開けばすぐ放水します。
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ヘッドが開くと二次側の圧力が下がり、その圧力低下で弁体が開いて水が流れます。
乾式流水検知装置の状態として、正しいものはどれか。
- 一次側に加圧空気、二次側に加圧水等を満たしている
- 一次側・二次側の両方に加圧水等を満たしている
- 一次側に加圧水等、二次側に空気(加圧しない)を満たしている
- 一次側に加圧水等、二次側に加圧空気を満たしている
- 一次側・二次側とも空の状態にしている
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正解 4一次側に加圧水等、二次側に加圧空気を満たしている
凍結のおそれがある場所では、二次側を水ではなく加圧空気にしておきます。
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予作動式は二次側に空気を満たし、感知部が作動したときに弁体が開きます。ヘッドの開放(二次側の圧力低下)だけで開く乾式とはここが違います。
予作動式流水検知装置が弁体を開く条件として、正しいものはどれか。
- スプリンクラーヘッドが開いたときだけ
- 一次側の圧力が上がったとき
- 二次側の加圧空気の圧力が下がったときだけ
- 手動で操作したときだけ
- 感知器や火災感知用ヘッドなどの感知部が作動したとき
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正解 5感知器や火災感知用ヘッドなどの感知部が作動したとき
感知部の作動という「もうひとつの合図」を必要とするので、誤放水を防げます。
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水損を嫌う電算機室などで使われます。ヘッドの開放と感知部の作動、2つがそろって放水します。
スプリンクラー設備の制御弁を設ける高さとして、正しいものはどれか。
- 床面から0.3m以上0.8m以下
- 床面から0.8m以上1.5m以下
- 高さの定めはない
- 床面から1.5m以上1.8m以下
- 床面から0.5m以上1m以下
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正解 2床面から0.8m以上1.5m以下
立ったまま手が届く高さです。無理な姿勢にならない範囲で決められています。
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一斉開放弁の起動操作部・手動式開放弁も同じ0.8m以上1.5m以下です。送水口だけ0.5m以上1m以下と違います。
スプリンクラー設備の制御弁について、法令上、正しいものはどれか。
- 点検のたびに閉止できるよう、施錠せず開放しておく
- 屋外の地中に埋設して設ける
- 受信機の内部に設ける
- 標識は不要である
- みだりに閉止できない措置を講じ、直近の見やすい箇所に制御弁である旨の標識を設ける
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正解 5みだりに閉止できない措置を講じ、直近の見やすい箇所に制御弁である旨の標識を設ける
閉じられたままだと火事のときに水が出ません。だから勝手に閉められないようにします。
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点検時に閉めて戻し忘れる事故を防ぐための規定です。標識で存在も明示します。
末端試験弁を設ける位置として、正しいものはどれか。
- 各階に1個ずつ、放水圧力が最も高くなる配管の部分
- 流水検知装置または圧力検知装置が設けられる配管の系統ごとに1個ずつ、放水圧力が最も低くなると予想される配管の部分
- 送水口の直近
- 加圧送水装置の直後
- 制御弁の一次側
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正解 2流水検知装置または圧力検知装置が設けられる配管の系統ごとに1個ずつ、放水圧力が最も低くなると予想される配管の部分
いちばん条件の悪い場所で試して合格すれば、他の場所は当然大丈夫だからです。
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「末端」という名前のとおり、配管のいちばん先に付けます。系統ごとに1個です。
末端試験弁の一次側・二次側に取り付けるものとして、正しいものはどれか。
- 一次側に流量計、二次側に温度計
- 一次側に圧力計、二次側にスプリンクラーヘッドと同等の放水性能を有するオリフィス等の試験用放水口
- どちらにも何も取り付けない
- 一次側にオリフィス、二次側に圧力計
- 一次側・二次側とも圧力計
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正解 2一次側に圧力計、二次側にスプリンクラーヘッドと同等の放水性能を有するオリフィス等の試験用放水口
圧力を測りながら、ヘッド1個ぶんと同じだけ水を流して、装置が働くか確かめます。
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実際のヘッドを開放しなくても、同じ条件を再現して点検できるようにするしくみです。
流水検知装置の一次側に設けなければならないものとして、正しいものはどれか。
- 温度計
- 水位計
- 電流計
- 流量計
- 圧力計
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正解 5圧力計
供給されている水の圧力が正常かどうかを、いつでも目で確かめられるようにします。
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二次側に圧力の設定が必要な設備では、設定値より圧力が下がったときに自動的に警報を発する装置も要ります。
スプリンクラー設備の自動警報装置の発信部について、正しいものはどれか。
- 手動でのみ発信するものとする
- 受信機の内部に設ける
- 各階または放水区域ごとに設け、流水検知装置または圧力検知装置を用いる
- 建物全体に1つ設ければよい
- 感知器を用いなければならない
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正解 3各階または放水区域ごとに設け、流水検知装置または圧力検知装置を用いる
どの階のどこで水が流れたかが分からないと、消火に向かえません。だから階ごとに置きます。
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ラック式倉庫では階ではなく「配管の系統ごと」になります。倉庫は吹き抜けが多いためです。
スプリンクラー設備の自動警報装置の受信部について、正しいものはどれか。
- 各階の廊下に1つずつ設ける
- 加圧送水装置の直近に設ける
- ヘッドや火災感知用ヘッドが開放した階または放水区域が覚知できる表示装置を防災センター等に設ける
- 表示装置は不要で、音響だけでよい
- 表示装置は屋外に設ける
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正解 3ヘッドや火災感知用ヘッドが開放した階または放水区域が覚知できる表示装置を防災センター等に設ける
人が常にいる場所で受けなければ、警報に気づけません。だから防災センター等に置きます。
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受信部が2つ以上ある場合は、それぞれの場所で同時に通話できる設備も必要です。
開放型スプリンクラーヘッドを用いる設備の放水区域の数について、正しいものはどれか。
- 1の舞台部または居室につき4以下とする
- 1の舞台部または居室につき2以下とする
- 建物全体で1区域とする
- 1の舞台部または居室につき8以下とする
- 区域の数に制限はない
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正解 11の舞台部または居室につき4以下とする
細かく分けすぎると、境目に水がかからない場所ができてしまいます。
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2以上設けるときは、隣り合う放水区域が相互に重なるようにします。すき間をつくらないためです。
一斉開放弁の起動操作部または手動式開放弁を設ける位置として、正しいものはどれか。
- 天井裏の点検口の内部
- 開放型ヘッドの存する階の直上階で、床面から1.5m以上の箇所
- 開放型ヘッドの存する階で、火災のとき容易に接近でき、床面から0.8m以上1.5m以下の箇所
- 防災センター内であればどこでもよい
- 屋外の地盤面から0.5m以上1m以下の箇所
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正解 3開放型ヘッドの存する階で、火災のとき容易に接近でき、床面から0.8m以上1.5m以下の箇所
火事のときにすぐ手が届かなければ意味がありません。同じ階の、届く高さに置きます。
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一斉開放弁は放水区域ごとに設けます。区域と操作部が1対1で対応します。
手動式開放弁の開放操作に必要な力について、法令上、正しいものはどれか。
- 150N以下
- 250N以下
- 定めはない
- 500N以下
- 50N以下
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正解 1150N以下
誰でも回せる重さでなければ、いざというときに開きません。上限が決められています。
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150ニュートンはおよそ15kgの物を持ち上げる力です。数字はそのまま出題されます。
スプリンクラー設備の送水口の結合金具を設ける高さとして、正しいものはどれか。
- 地盤面から1m以上1.5m以下
- 高さの定めはない
- 地盤面から0.5m以上1m以下
- 地盤面から0.3m以上0.8m以下
- 地盤面から0.8m以上1.5m以下
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正解 3地盤面から0.5m以上1m以下
消防隊がホースをつなぎやすい高さです。制御弁の高さとは別の数字なので注意します。
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制御弁・一斉開放弁の操作部は床面から0.8m以上1.5m以下。混同しやすい2組の数字です。
スプリンクラー設備の送水口について、法令上、正しいものはどれか。
- 配管は加圧送水装置の一次側に接続する
- 結合金具は呼称40のものとする
- 屋内消火栓設備と兼用してよい
- 専用とし、結合金具は差込式またはねじ式で呼称65のものに適合させる
- 標識は設けなくてよい
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正解 4専用とし、結合金具は差込式またはねじ式で呼称65のものに適合させる
消防隊のホースがそのままつながるよう、口径と形式がそろえられています。
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直近の見やすい箇所に「スプリンクラー用送水口」である旨と送水圧力範囲の標識を設けます。
閉鎖型スプリンクラーヘッドのうち小区画型ヘッドを用いるスプリンクラー設備の流水検知装置として、正しいものはどれか。
- 湿式のものとする
- 種別は問わない
- 乾式または予作動式のものとする
- 予作動式のものとする
- 乾式のものとする
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正解 1湿式のものとする
小区画型は住宅など居室を守るヘッドです。開いたらすぐ水が出る湿式でなければ間に合いません。
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ラック式倉庫では逆に「予作動式以外」と決められています。用途で使える方式が縛られます。
ラック式倉庫に設けるスプリンクラー設備の流水検知装置として、正しいものはどれか。
- 予作動式以外のものとする
- 予作動式のものとする
- 乾式以外のものとする
- 湿式以外のものとする
- 種別は問わない
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正解 1予作動式以外のものとする
予作動式は感知部の作動を待つぶん遅れます。高く積んだ倉庫では致命的になります。
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小区画型ヘッドは湿式のみ、ラック式倉庫は予作動式以外。2つの制限をセットで押さえます。
乾式または予作動式の流水検知装置が設けられているスプリンクラー設備で、標準型ヘッドを用いる場合の水源水量の計算について、正しいものはどれか。
- 表で定める個数に1.5を乗じて得た個数で計算する
- 表で定める個数に2を乗じて得た個数で計算する
- 設置個数の全数で計算する
- 表で定める個数の半分で計算する
- 表で定める個数をそのまま用いる
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正解 1表で定める個数に1.5を乗じて得た個数で計算する
二次側の空気を押し出す時間ぶん放水が遅れるので、そのぶん水を多めに用意します。
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標準型ヘッド1個あたりの水量は1.6m³です。個数×1.5×1.6m³が水源水量になります。
工場に設ける屋内消火栓設備について、ノズルの先端における放水圧力の範囲を、消防法令はどう定めているか。
- 0.17MPa以上0.7MPa以下
- 0.17MPa以上0.8MPa以下
- 0.21MPa以上0.7MPa以下
- 0.21MPa以上0.8MPa以下
- 0.25MPa以上0.7MPa以下
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正解 10.17MPa以上0.7MPa以下
下限と上限が別の条文にあります。施行令第11条第3項第1号ニが「放水圧力0.17MPa以上、放水量130L/min以上」と下限を定め、施行規則第12条第1項第7号ホが「加圧送水装置には、ノズルの先端における放水圧力が0.7MPaを超えないための措置を講じること」として上限を定めています。合わせて0.17MPa以上0.7MPa以下になります。
関連知識・ひっかけを読む
工場(令別表第一(十二)項イ)や倉庫((十四)項)では1号消火栓が必要で、2号消火栓を選ぶことはできません。上限を設けるのは、圧力が高すぎるとノズルの反動力が大きくなり、操作する人が支えきれなくなるためです。2号消火栓は0.25MPa以上・60L/min以上、広範囲型2号消火栓は0.17MPa以上・80L/min以上です。
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問題データ最終更新:2026-08-14