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ボイラー技士 二級 ボイラーの取扱いに関する知識の練習問題28問
ボイラー技士 二級の試験科目「ボイラーの取扱いに関する知識」の問題を28問掲載しています。 本番の出題数は10問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち28問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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取扱い10問は「原因」と「措置」が入れ替わって出る
この科目の練習問題は全28問です。収録論点の例:たき始め(3問)、給水ポンプ(3問)、水処理(3問)。この内訳は当サイトの収録数で、本試験の出題配分ではありません。
ボイラーの取扱いに関する知識は10問、足切りは4問。構造の科目が「どんな部品か」を聞くのに対し、取扱いは運転中に何が起きたら何をするかを聞きます。公表問題では同じ論点でも、片方の回は「原因」、もう片方の回は「措置」を選ばせる形に変わっていました。逆火とたき始めは公表2回とも問11・問12にあり、キャリオーバは2回とも問14でした。
「水位が下がったらどうするか」は関係法令のページの附属品の管理と、「燃焼をどう調節するか」は燃料及び燃焼のページの空気比とつながっています。手順の丸暗記ではなく理由から入る整理は取扱いの攻略にまとめました。
掲載問題(全28問)
選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。
油だきボイラーの点火時に逆火が起こる原因として、正しいものはどれか。
- 空気より先に燃料を供給したとき
- 点火をすばやく行ったとき
- 炉内を十分換気したとき
- 燃料より先に空気を供給したとき
- 煙道ダンパを全開にしたとき
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正解 1空気より先に燃料を供給したとき
先に燃料を入れると炉の中に燃料がたまり、そこに火が入って一気に燃えます。だから順番は「空気が先、燃料があと」です。
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煙道ダンパの開度不足、着火遅れ、燃焼中のバーナの火で次のバーナに点火することも原因になります。
ボイラーの水位が安全低水面以下まで下がる原因として、正しいものはどれか。
- 圧力が下がった
- 燃焼量を絞った
- 給水量が多すぎた
- 水面測定装置を掃除した
- 蒸気を大量に供給・消費した
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正解 5蒸気を大量に供給・消費した
使う蒸気が増えれば、そのぶん水が減ります。給水が追いつかないと安全低水面を割ります。
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給水逆止め弁の故障、吹出し装置の閉止不完全、水面測定装置の閉塞も原因になります。装置の不具合で「見えていない」ことが怖いところです。
ボイラーのたき始めに燃焼量を急激に増やしてはならない理由として、正しいものはどれか。
- れんが積みの目地に割れが発生したり、ボイラーとれんが積みの境界面に隙間が生じたりするため
- 煙が出るため
- 蒸気圧力が上がりすぎるため
- 燃料が無駄になるため
- 音が大きくなるため
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正解 1れんが積みの目地に割れが発生したり、ボイラーとれんが積みの境界面に隙間が生じたりするため
急に温度を上げると、材料ごとに膨らみ方が違うため、割れや隙間ができます。
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煙管の取付け部や継手部からボイラー水が漏れる原因にもなります。ゆっくり温めるのが基本です。
ディフューザポンプの取扱いについて、正しいものはどれか。
- 急に閉める
- 弁は操作しない
- 運転を停止するときは、吐出し弁を徐々に閉め、全閉にしてから電動機を止める
- 電動機を先に止める
- 吐出し弁は開けたままにする
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正解 3運転を停止するときは、吐出し弁を徐々に閉め、全閉にしてから電動機を止める
急に止めると配管の中で圧力の衝撃(ウォーターハンマ)が起きます。だから弁を先に閉めます。
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運転前にはポンプ内と前後の配管内の空気を十分に抜きます。グランドパッキンシール式は、少量の水が連続で滴下する程度に締めます。
ボイラーの燃焼安全装置の燃料遮断弁が作動する原因として、正しいものはどれか。
- 低水位になった
- 蒸気圧力が下がった
- 燃料が増えた
- 水位が上がった
- 給水量が増えた
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正解 1低水位になった
水位が下がったまま燃やし続けると、空だきになって危険です。だから燃料を止めます。
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異常消火、送風量の低下、油圧の過昇なども作動の原因になります。いずれも燃やし続けると危ない状態です。
ボイラー給水の脱酸素剤として使われる薬剤の組合せとして、正しいものはどれか。
- 水酸化ナトリウムと塩化ナトリウム
- 亜硫酸ナトリウムとタンニン
- りん酸ナトリウムと硝酸
- 塩酸とアンモニア
- 炭酸ナトリウムと硫酸
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正解 2亜硫酸ナトリウムとタンニン
水に溶けた酸素は金属を腐食させます。酸素と結びついて取り除くのが脱酸素剤です。
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溶存気体の除去には、加熱による脱気や真空脱気といった物理的な方法もあります。
ボイラーにおけるキャリオーバの説明として、正しいものはどれか。
- ボイラー水が蒸気に混じって送り出される現象
- 燃料が燃え残る現象
- 圧力が下がる現象
- 煙が逆流する現象
- 水位が上がる現象
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正解 1ボイラー水が蒸気に混じって送り出される現象
蒸気だけを送りたいのに、水やその中の不純物まで一緒に出てしまう現象です。
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配管や機器に不純物が付着したり、蒸気を使う設備に悪影響が出たりします。
ボイラーのガラス水面計の機能試験を行う時期として、正しいものはどれか。
- 停止中だけ
- 1年に1回だけ
- ボイラーをたき始める前や、水位に異常が認められるとき
- 試験は不要である
- 圧力が最高のときだけ
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正解 3ボイラーをたき始める前や、水位に異常が認められるとき
水位を見る計器が壊れていたら、水位そのものが分からなくなります。だから使い始める前に確かめます。
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水位が上下しないなど動きがおかしいときや、水面計を交換したあとにも行います。
ボイラーの運転を停止してボイラー水を全部排出するときの措置として、正しいものはどれか。
- 空気抜き弁は閉めておく
- 高温のまますぐ排出する
- 一気に排出する
- ボイラーが冷えてから、空気抜き弁などを開けて排出する
- 圧力がかかったまま排出する
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正解 4ボイラーが冷えてから、空気抜き弁などを開けて排出する
高温高圧のまま抜くと、急冷で材料が傷んだり、蒸気の噴出でけがをしたりします。
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排出後は内部を点検し、必要に応じて掃除や補修を行います。
ディフューザポンプの運転前の準備として、正しいものはどれか。
- ポンプ内およびポンプ前後の配管内の空気を十分に抜く
- 吐出し弁を全開にしてから起動する
- 点検は不要である
- 空気は抜かなくてよい
- 電動機を先に回してから水を入れる
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正解 1ポンプ内およびポンプ前後の配管内の空気を十分に抜く
空気が残っていると水を吸い上げられず、から回りして故障します。だから先に空気を抜きます。
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グランドパッキンシール式の軸は、運転中に少量の水が連続で滴下する程度に締めます。締めすぎは焼き付きのもとです。
ボイラーをたき始めるときの、主蒸気弁と胴の空気抜弁の開閉として、正しいものはどれか。
- 主蒸気弁は半開、胴の空気抜弁は閉
- 主蒸気弁は閉、胴の空気抜弁は閉
- 主蒸気弁は開、胴の空気抜弁は開
- 主蒸気弁は閉、胴の空気抜弁は開
- 主蒸気弁は開、胴の空気抜弁は閉
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正解 4主蒸気弁は閉、胴の空気抜弁は開
まだ送り出す蒸気はないので、主蒸気弁は閉じておきます。胴の中の空気は追い出さなければならないので、空気抜弁は開けておきます。
関連知識・ひっかけを読む
空気抜弁は、蒸気が発生して空気が出切ってから閉じます。
ボイラーをたき始めるときの、吹出し弁(吹出しコック)と圧力計のコックの開閉として、正しいものはどれか。
- 吹出し弁は閉、圧力計のコックは開
- 吹出し弁は開、圧力計のコックは閉
- 吹出し弁も圧力計のコックも閉
- 吹出し弁は半開、圧力計のコックは閉
- 吹出し弁も圧力計のコックも開
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正解 1吹出し弁は閉、圧力計のコックは開
水を抜く弁が開いたままだと水位が下がります。圧力計は最初から読める状態にしておかないと、圧力の上がり方を見られません。
関連知識・ひっかけを読む
主蒸気弁は閉、胴の空気抜弁は開です。この4つを組にして覚えます。
油だきボイラーで、燃焼用空気量の過不足を判断する方法として、正しいものはどれか。
- 燃料油の温度で判断する
- 火炎の音の大きさで判断する
- ボイラー水の水位の高さで判断する
- 煙突の高さで判断する
- 計測して得た燃焼ガス中の二酸化炭素、一酸化炭素または酸素の値により判断する
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正解 5計測して得た燃焼ガス中の二酸化炭素、一酸化炭素または酸素の値により判断する
空気が多すぎても少なすぎても、出てくるガスの成分が変わります。だからガスを測れば、空気の過不足が分かります。
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空気が足りないと一酸化炭素が増え、多すぎると酸素が増えて、熱が煙とともに逃げます。
油だきボイラーの燃焼の維持について、正しいものはどれか。
- 火炎はれんが壁に当てて熱を伝えたほうがよい
- 燃焼中に突然消火することはないので、監視は不要である
- 火炎の流れの方向を監視し、ボイラー本体やれんが壁に火炎が触れないようにする
- 火炎はボイラー本体に直接当てて効率を上げる
- 火炎の方向は監視しなくてよい
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正解 3火炎の流れの方向を監視し、ボイラー本体やれんが壁に火炎が触れないようにする
火炎が直接当たると、その部分だけが焼けて傷みます。だから炎の向きを見て、当たらないようにします。
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蒸気圧力や温水温度を一定に保つように、負荷の変動に応じて燃焼量を増減します。
ボイラーにキャリオーバが発生したときの処置として、正しいものはどれか。
- 安全弁を手動で開いて圧力を抜く
- 給水を完全に止める
- 主蒸気弁を全開にする
- 燃焼量を上げる
- 燃焼量を下げる
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正解 5燃焼量を下げる
蒸気の発生を穏やかにすると、水面の乱れがおさまります。まず勢いを落とすのが先です。
関連知識・ひっかけを読む
ボイラー水位が高いときは一部を吹出しし、ボイラー水の水質試験を行います。過度に濃縮していれば吹出し量を増やし、そのぶんを給水します。
ボイラー水位が安全低水面以下にあると気付いたときの措置として、正しいものはどれか。
- 燃料の供給を止めて、燃焼を停止する
- 主蒸気弁を全開にして圧力を下げる
- 燃焼量を増やして蒸気圧力を保つ
- そのまま運転を続けて様子を見る
- ただちに冷水を大量に給水する
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正解 1燃料の供給を止めて、燃焼を停止する
水が少ない状態でたき続けると、水に触れていない鋼材が焼けて壊れます。まず火を止めるのが先です。
関連知識・ひっかけを読む
そのあと燃焼系統の換気を行って炉を冷却し、ボイラーが冷えてから原因と各部の損傷の有無を調べます。
鋳鉄製ボイラーの水位が安全低水面以下になったときの給水について、正しいものはどれか。
- 少量ずつ連続して給水する
- いかなる場合であっても給水しない
- 気付いたらただちに給水する
- ボイラーが冷却してから給水する
- 安全低水面の半分の高さまで給水する
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正解 2いかなる場合であっても給水しない
熱くなった鋳鉄に水が当たると、その部分だけが急に縮んで割れます。鋳鉄はねばりがないので、割れたら元に戻りません。
関連知識・ひっかけを読む
鋼製のボイラーでも、燃焼を止め、炉を冷却してから原因と損傷の有無を調べるのが手順です。
ボイラーのばね安全弁に蒸気漏れが生じる原因として、正しいものはどれか。
- ばねを強く締めすぎている
- 吹出し圧力を高めに調整している
- 弁体と弁座の間に、ごみなどの異物が付着している
- ばねを新品に取り替えた直後である
- 弁体と弁座の中心が正しく合っている
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正解 3弁体と弁座の間に、ごみなどの異物が付着している
弁体と弁座がぴったり合わさって、はじめて蒸気が止まります。間に何かが挟まれば、そこから漏れます。
関連知識・ひっかけを読む
弁体と弁座のすり合わせが悪い、中心がずれて当たり面の接触圧力が不均一、ばねが腐食して弁体を押し下げる力が弱い、なども原因になります。
ボイラーの休止中の満水保存法について、正しいものはどれか。
- 休止期間が1年を超える場合に採用される
- 休止期間が3年程度以内の場合に採用される
- 凍結のおそれがあるときに適した方法である
- 休止期間が3か月程度以内の場合に採用される
- 休止期間の長短にかかわらず採用できる
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正解 4休止期間が3か月程度以内の場合に採用される
水を張ったまま置く方法なので、長く置くほど中が傷みます。だから短い休止のときに使います。
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凍結のおそれがあるときは採用できません。満水保存剤は、所定の濃度になるよう連続して注入するか、間欠的に注入します。
ボイラー水中に溶けている酸素および二酸化炭素について、正しいものはどれか。
- 酸素だけが腐食の原因となる
- どちらも鋼材を保護するはたらきがある
- どちらも腐食とは関係がない
- どちらも鋼材の腐食の原因となる
- 二酸化炭素だけが腐食の原因となる
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正解 4どちらも鋼材の腐食の原因となる
水に溶けたガスが鉄と反応して、表面を少しずつ食っていきます。だから給水の段階で取り除きます。
関連知識・ひっかけを読む
スケールの熱伝導率は炭素鋼より低いので、付着すると熱が伝わりにくくなり、過熱の原因になります。
ボイラーの休止中に満水保存法をとるとき、燃焼側および煙道の処置として、正しいものはどれか。
- すすや灰を完全に取り除いたうえで、防錆油や防錆剤などを塗る
- 煙道に燃料油を流し込んで湿らせておく
- すすや灰はそのまま残しておき、扉を閉めて密閉する
- 燃焼側にも水を満たして保存する
- すすや灰は水で湿らせて固めておく
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正解 1すすや灰を完全に取り除いたうえで、防錆油や防錆剤などを塗る
すすや灰は湿気を吸って酸性になり、鉄を腐食させます。だから残さず取り除き、油や薬剤で膜を作って湿気から守ります。
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水側は保存剤を入れた水で満たしますが、燃焼側は逆に、乾いた状態で錆から守ります。両側で守り方が違うことを押さえます。
ボイラー水中の懸濁物に当たるものとして、正しいものはどれか。
- 水に溶けている酸素や二酸化炭素
- 水に溶けている塩化ナトリウム
- 蒸気に混じって運ばれる細かい水滴
- 水に溶けないりん酸カルシウムなどの粒や、エマルジョン化した鉱物油
- 水に溶けているカルシウムやマグネシウムのイオン
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正解 4水に溶けないりん酸カルシウムなどの粒や、エマルジョン化した鉱物油
懸濁物とは、水に溶けきらずに細かい粒や油の玉として散らばっているものです。溶けているものは含まれません。
関連知識・ひっかけを読む
「溶けている」ものは溶存物質、「溶けずに散らばっている」ものが懸濁物です。この分け方だけで選択肢を切れます。
単純軟化法(イオン交換樹脂による軟化)で処理を続けたとき、処理水の残留硬度が急に増え始める点の名称として、正しいものはどれか。
- 臨界点
- 飽和点
- 貫流点
- 沸点
- 露点
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正解 3貫流点
樹脂が硬度成分を捕まえきれなくなると、硬度成分がそのまま通り抜けて出てきます。「貫いて流れ出す点」なので貫流点です。
関連知識・ひっかけを読む
公表問題では、横軸に処理水量、縦軸に残留硬度をとったグラフで問われます。貫流点まで残留硬度は低いまま推移し、そこを過ぎると増えます。
ボイラーの給水用ディフューザポンプの運転中に確認する事項として、正しいものはどれか。
- 吐出し圧力、流量および負荷電流が適正であること
- グランドパッキン部から水が全く漏れていないこと
- 吐出し弁が全閉になっていること
- 電動機を止めた状態で軸が軽く回ること
- ポンプ内に空気が十分に入っていること
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正解 1吐出し圧力、流量および負荷電流が適正であること
圧力・流量・電流の3つは、ポンプがきちんと水を送れているかを示す数字です。どれかが普段と違えば異常のサインです。
関連知識・ひっかけを読む
電流が普段より高ければ過負荷、低ければ水を送れていない疑いがあります。数字の意味を知っておくと異常に早く気づけます。
ボイラーにキャリオーバが起きたときの影響として、正しいものはどれか。
- 蒸気の純度が上がり、蒸気の質が良くなる
- 水位制御装置が、水位が下がったと誤って判断し、ボイラー水位を高水位にする
- 過熱器にボイラー水が持ち込まれ、蒸気の温度が上がって過熱器が壊れる
- ボイラー水の濃縮が解消され、吹出しが要らなくなる
- 蒸気の純度が低下し、ボイラー水全体が大きく揺れて水面計の水位が読みにくくなる
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正解 5蒸気の純度が低下し、ボイラー水全体が大きく揺れて水面計の水位が読みにくくなる
水やその中の不純物が蒸気に混じるので、蒸気の純度が落ちます。水面が泡立って大きく揺れるので、水面計の水位も読めなくなります。
関連知識・ひっかけを読む
過熱器にボイラー水が持ち込まれると、蒸気の温度は上がるのではなく下がります。「温度が上がって過熱器が壊れる」という記述は誤りとして出題されました。
ボイラーの運転を停止するときに、最初に行う措置として、正しいものはどれか。
- 吹出し弁を全開にして、ボイラー水を抜き始める
- 常用水位を保てるよう給水は続けたまま、蒸気の送り出しを少しずつ減らしていく
- ファンを止めてから燃料の供給を止め、固体燃料は完全に燃え切らせる
- 給水を止めて、水位を安全低水面まで下げる
- 主蒸気弁を一気に全閉にして、蒸気の送り出しを止める
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正解 2常用水位を保てるよう給水は続けたまま、蒸気の送り出しを少しずつ減らしていく
急に止めると水位も圧力も乱れます。給水は続けて水位を保ち、送り出す蒸気を少しずつ減らして、穏やかに止めるのが順序です。
関連知識・ひっかけを読む
全部排出するときは、ボイラー水が90℃以下まで冷めてから吹出し弁を開けて水を抜きます。「ファンを止めてから燃料を止める」は順番が逆で、誤りとして出題されています。
ボイラー給水中の溶存気体を除去する膜脱気法の説明として、正しいものはどれか。
- 薬剤を加えて溶存酸素と反応させ、化学的に取り除く方法
- 水を加熱して溶存気体の溶解度を上げ、気体を追い出す方法
- 気体だけを通す高分子の膜を使い、水の中の溶存気体を膜越しに抜き取る方法
- 圧力を高くして溶存気体の溶解度を下げ、気体を分離する方法
- 水を凍らせて、溶存気体を氷から分離する方法
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正解 3気体だけを通す高分子の膜を使い、水の中の溶存気体を膜越しに抜き取る方法
気体は通すが水は通さない膜で、水と気体を仕分けます。水を温めたり薬剤を入れたりせずに、気体だけを抜き取れます。
関連知識・ひっかけを読む
脱気法は、化学的なものと物理的なものに大きく分かれます。加熱脱気法は、水を温めると溶存気体の溶解度が下がることを利用します。「溶解度を上げて除去する」は誤りとして出題されました。
ガラス水面計の機能試験を行う必要性が高い時期として、正しいものはどれか。
- 1年に1回の性能検査のときだけ
- ボイラーを停止して冷えたときだけ
- 取扱い担当者が交替して、次の者が引き継いだとき
- 水位が常用水位ちょうどにあるとき
- 水位がかすかに上下し続けているとき
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正解 3取扱い担当者が交替して、次の者が引き継いだとき
前の人が見ていた水位が本当かどうか、自分の目で確かめてから引き継ぎます。水面計が詰まっていたら、それまでの水位は当てになりません。
関連知識・ひっかけを読む
ガラス管を取り替えるなど補修したときや、プライミング・ホーミングが生じたときも行います。水位がかすかに上下し続けているのは正常な状態で、それだけでは試験の理由にはなりません。
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掲載問題は公式過去問の転載ではなく、同じ論点を問うオリジナル問題です。
内容には万全を期していますが誤りが含まれる可能性があります。受験にあたっては必ず公式資料をご確認ください。
問題データ最終更新:2026-08-14