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消防設備士 乙種第2類 規格の練習問題16問
消防設備士 乙種第2類の試験科目「規格」の問題を16問掲載しています。 本番の出題数は3問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち16問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。
泡消火薬剤の説明として、規格上、正しいものはどれか。
- 油の表面に浮かべて空気を遮断する固形の薬剤
- 水と混ぜると化学反応で二酸化炭素を発生し、その圧力で放出される薬剤
- 水に溶かして冷却効果だけで消火する薬剤
- 粉末状のもので、水に溶かさずそのまま散布して消火に使用する薬剤
- 基剤に泡を安定させる薬剤などを加えた液状のもので、水と決まった濃度に混ぜ、空気または不活性気体を機械で混ぜ込んで泡を作り、消火に使うもの
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正解 5基剤に泡を安定させる薬剤などを加えた液状のもので、水と決まった濃度に混ぜ、空気または不活性気体を機械で混ぜ込んで泡を作り、消火に使うもの
今の泡消火薬剤は、薬剤と水を混ぜた液に空気を機械的に混ぜて泡立てる仕組みだからです。
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この省令でいう水には海水も含まれます。水溶性液体用の泡消火薬剤は、この省令の対象から外れています。
水成膜泡消火薬剤の説明として、規格上、正しいものはどれか。
- 大容量泡放水砲に使うことを前提とした薬剤
- 合成界面活性剤を基剤とする泡消火薬剤で、水成膜を生成しないもの
- たん白質を加水分解したものを基剤とするもの
- 合成界面活性剤を基剤とする泡消火薬剤で、油面上に水成膜を生成するもの
- 基剤を用いず水だけで泡を作る薬剤
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正解 4合成界面活性剤を基剤とする泡消火薬剤で、油面上に水成膜を生成するもの
同じ合成界面活性剤が基剤でも、油の上に薄い水の膜を作るかどうかで区別されているためです。
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たん白質を加水分解したものが基剤ならたん白泡消火薬剤です。合成界面活性剤が基剤で水成膜を作らないものが合成界面活性剤泡消火薬剤です。
泡水溶液の濃度として、規格上、正しいものはどれか。
- 3パーセント型は3容量パーセント、6パーセント型は6容量パーセント
- 濃度は使用者が自由に決めてよい
- 3パーセント型は6容量パーセント、6パーセント型は3容量パーセント
- 3パーセント型は3質量パーセント、6パーセント型は6質量パーセント
- 型にかかわらず3容量パーセント
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正解 13パーセント型は3容量パーセント、6パーセント型は6容量パーセント
型の数字が、そのまま水に混ぜる薬剤の容量の割合を表しているためです。
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質量ではなく容量の割合である点が要注意です。大容量泡放水砲用のものは、設計された容量パーセントの濃度になります。
変質試験後の泡消火薬剤を得るための試験条件として、規格上、正しいものはどれか。
- 温度50度に216時間保った後に室温にもどし、かつ温度零下18度に24時間保った後に室温にもどす
- 温度65度に216時間保つだけでよい
- 温度零下18度に24時間保つだけでよい
- 温度65度に216時間保った後に室温にもどし、かつ温度零下18度に24時間保った後に室温にもどす
- 温度65度に24時間保った後に室温にもどし、かつ温度零下18度に216時間保った後に室温にもどす
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正解 4温度65度に216時間保った後に室温にもどし、かつ温度零下18度に24時間保った後に室温にもどす
真夏の倉庫のような暑さと真冬の寒さの両方を経験させ、それでも性能が落ちないかを見るためです。
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発泡性能や消火性能、拡散係数の試験は、この変質試験を受けた後の泡水溶液についても同じ基準を満たす必要があります。
泡消火薬剤の使用温度範囲として、規格上、正しいものはどれか。
- 0度以上40度以下。ただし耐寒用は零下10度以上
- 零下10度以上30度以下。ただし耐寒用は零下20度以上、超耐寒用は零下30度以上
- 温度範囲の定めはない
- 零下5度以上40度以下。ただし耐寒用は零下15度以上
- 零下5度以上30度以下。ただし耐寒用は零下10度以上、超耐寒用は零下20度以上
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正解 5零下5度以上30度以下。ただし耐寒用は零下10度以上、超耐寒用は零下20度以上
この範囲の中なら、凍ったり性質が変わったりせずに消火の働きをすることを求めているためです。
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上限はどの区分も30度で共通です。変わるのは下限だけで、耐寒用が零下10度、超耐寒用が零下20度になります。
泡消火薬剤の比重の範囲として、規格上、正しいものはどれか。温度20度で測定した場合とする。
- 種別にかかわらず0.9以上1.1以下
- たん白泡は1.1以上1.2以下、合成界面活性剤泡は0.9以上1.2以下、水成膜泡は1.0以上1.15以下
- 種別にかかわらず1.0以上1.2以下
- たん白泡は1.0以上1.15以下、合成界面活性剤泡は1.1以上1.2以下、水成膜泡は0.9以上1.2以下
- たん白泡は0.9以上1.2以下、合成界面活性剤泡は1.1以上1.2以下、水成膜泡は1.0以上1.15以下
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正解 2たん白泡は1.1以上1.2以下、合成界面活性剤泡は0.9以上1.2以下、水成膜泡は1.0以上1.15以下
基剤が違えば液の重さも変わります。想定より軽い・重い薬剤は中身が違う疑いがあるためです。
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どの種別も上限は1.2前後で、下限だけが大きく違います。水成膜泡は1.0以上1.15以下と幅が狭いのが特徴です。
泡消火薬剤の粘度として、規格上、正しいものはどれか。使用温度範囲で測定した場合とする。
- 種別にかかわらず100センチストークス以下
- 400センチストークス以下。ただしたん白泡消火薬剤は200センチストークス以下
- 種別にかかわらず200センチストークス以下
- 200センチストークス以下。ただしたん白泡消火薬剤は400センチストークス以下
- 粘度の定めはない
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正解 4200センチストークス以下。ただしたん白泡消火薬剤は400センチストークス以下
どろどろしすぎると配管を流れにくく、決められた濃度に混ざらなくなるためです。
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たん白泡は原料の性質上どうしても粘りが強いので、上限がゆるく設けられています。
泡消火薬剤の流動点として、規格上、正しいものはどれか。
- 温度零下5度以下。ただし耐寒用は零下10度以下、超耐寒用は零下20度以下
- 温度零下7.5度以下。ただし耐寒用は零下12.5度以下、超耐寒用は零下22.5度以下
- 温度零下12.5度以下。ただし耐寒用は零下22.5度以下
- 温度0度以下であればよい
- 流動点の定めはない
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正解 2温度零下7.5度以下。ただし耐寒用は零下12.5度以下、超耐寒用は零下22.5度以下
流動点は液が流れなくなる温度です。使う温度の下限より少し低いところまで流れないと、寒い日に薬剤が動かないためです。
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使用温度範囲の下限(零下5度、耐寒用は零下10度)より2.5度低い値になっています。組にして覚えると混ざりません。
泡消火薬剤の水素イオン濃度の範囲として、規格上、正しいものはどれか。温度20度で測定した場合とする。
- 種別にかかわらず6以上8.5以下
- 水素イオン濃度の定めはない
- たん白泡は6.5以上8.5以下、合成界面活性剤泡は6以上7.5以下、水成膜泡は6以上8.5以下
- たん白泡は6以上7.5以下、合成界面活性剤泡は6.5以上8.5以下、水成膜泡は6以上8.5以下
- 種別にかかわらず7以上9以下
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正解 4たん白泡は6以上7.5以下、合成界面活性剤泡は6.5以上8.5以下、水成膜泡は6以上8.5以下
強い酸性やアルカリ性だと容器や配管を傷めるので、中性に近い範囲に収めています。
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下限は6か6.5、上限は7.5か8.5です。いちばん幅が狭いのがたん白泡だと覚えると整理しやすくなります。
泡消火薬剤の沈澱量として、規格上、正しいものはどれか。温度20度で測定した場合とする。
- 1容量パーセント以下
- 0.5容量パーセント以下
- 0.05容量パーセント以下
- 沈澱量の定めはない
- 0.1容量パーセント以下
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正解 50.1容量パーセント以下
底にたまるものが多いと、配管や混合装置を詰まらせるおそれがあるためです。
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変質試験を受けた後の薬剤では0.2容量パーセント以下とされ、少しゆるくなります。数字の使い分けに注意します。
泡消火薬剤の引火点として、規格上、正しいものはどれか。
- 温度20度以上
- 引火点の定めはない
- 温度40度以上
- 温度60度以上
- 温度100度以上
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正解 4温度60度以上
消火に使うものが火を出しては困るためです。ふつうに置かれる温度では燃え出さない値にしています。
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密閉した容器で測る方法によります。薬剤には水以外の成分も入っているため、引火点の下限が定められています。
泡消火薬剤による鋼、黄銅およびアルミニウムの腐食の試験と基準として、規格上、正しいものはどれか。
- 温度65度の薬剤の中に21日間放置し、質量損失が1日につき20平方センチメートル当たり10ミリグラム以下であること
- 金属の腐食についての定めはない
- 温度38度の薬剤の中に7日間放置し、質量損失が1日につき20平方センチメートル当たり3ミリグラム以下であること
- 温度20度の薬剤の中に21日間放置し、質量損失が1日につき10平方センチメートル当たり3ミリグラム以下であること
- 温度38度の薬剤の中に21日間放置し、質量損失が1日につき20平方センチメートル当たり3ミリグラム以下であること
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正解 5温度38度の薬剤の中に21日間放置し、質量損失が1日につき20平方センチメートル当たり3ミリグラム以下であること
薬剤は金属の容器や配管の中で何年も眠ります。少しずつ金属を溶かすようでは、いざというとき漏れてしまうためです。
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対象は鋼・黄銅・アルミニウムの3つで、それぞれについてこの基準を満たす必要があります。
標準発泡ノズルを用いた低発泡の発泡性能として、規格上、正しいものはどれか。温度20度の泡水溶液を用いた場合とする。
- 膨脹率は6倍以上(水成膜泡は5倍以上)で、25パーセント還元時間は1分以上
- 膨脹率は6倍以上(水成膜泡は5倍以上)で、25パーセント還元時間は3分以上
- 膨脹率は5倍以上(水成膜泡は6倍以上)で、25パーセント還元時間は1分以上
- 膨脹率は500倍以上で、25パーセント還元時間は3分以上
- 膨脹率は20倍以上で、25パーセント還元時間は1分以上
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正解 1膨脹率は6倍以上(水成膜泡は5倍以上)で、25パーセント還元時間は1分以上
ふくらまない泡では油面をおおえず、すぐ水にもどる泡では火を抑え続けられないためです。
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25パーセント還元時間とは、発泡前の泡水溶液の4分の1が泡から液にもどるまでの時間です。試験は水圧力0.69MPa、放水量毎分10リットルで行います。
標準発泡装置を用いた高発泡の発泡性能として、規格上、正しいものはどれか。温度20度の泡水溶液を用いた場合とする。
- 膨脹率は1000倍以上で、25パーセント還元時間は3分以上
- 膨脹率は6倍以上で、25パーセント還元時間は3分以上
- 膨脹率は500倍以上で、25パーセント還元時間は3分以上
- 膨脹率は250倍以上で、25パーセント還元時間は3分以上
- 膨脹率は500倍以上で、25パーセント還元時間は1分以上
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正解 3膨脹率は500倍以上で、25パーセント還元時間は3分以上
高発泡は部屋を泡で満たして使うので、大きくふくらみ、かつ長くもつことが求められるためです。
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この試験の対象は合成界面活性剤泡消火薬剤だけです。水圧力0.1MPa、放水量毎分6リットル、風量毎分13立方メートルで行います。
泡水溶液の拡散係数について、規格上、正しいものはどれか。
- 水成膜泡消火薬剤に係るものについて、3.5以上でなければならない
- たん白泡消火薬剤に係るものについて、3.5以上でなければならない
- 水成膜泡消火薬剤に係るものについて、1.5以上でなければならない
- 拡散係数についての定めはない
- すべての泡消火薬剤について、3.5以上でなければならない
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正解 1水成膜泡消火薬剤に係るものについて、3.5以上でなければならない
拡散係数は、油の上に水の膜がどれだけ広がるかを表す数字だからです。膜を作るのは水成膜泡だけです。
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変質試験を受けた後の泡水溶液についても、同じ3.5以上を満たす必要があります。
泡消火薬剤の容器に表示しなければならない事項として、規格上、誤っているものはどれか。
- 製造年月
- 希釈に用いる水の水質
- 種別
- 型式番号
- 使用温度範囲
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正解 2希釈に用いる水の水質
容器の表示は、中身が何で、いつ作られ、どこまでの温度で使えるかを見分けるためのものです。水の水質は表示事項ではありません。
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このほか、型式、薬剤の容量、取扱い上の注意事項、製造番号、製造者名または商標が必要です。見やすい箇所に容易に消えないように表示します。
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問題データ最終更新:2026-08-14