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ボイラー技士 一級 ボイラーの取扱いに関する知識の練習問題10問

ボイラー技士 一級の試験科目「ボイラーの取扱いに関する知識」の問題を10問掲載しています。 本番の出題数は10問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち10問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。

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掲載問題(全10問)

選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。

問1キャリオーバ一次情報で確認済み

プライミングが生じやすい条件として、正しいものはどれか。

  1. 温度の低下
  2. 水位の低下
  3. 蒸気負荷の急減
  4. 圧力の低下
  5. 蒸気負荷の急増や、ドラム水位の異常な上昇
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正解 5蒸気負荷の急増や、ドラム水位の異常な上昇

なぜ?

急に蒸気をたくさん使うと水面が激しく波立ち、水が蒸気と一緒に持ち出されます。

プライミングは負荷急増・水位上昇で起こる
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ホーミングは、ボイラー水に溶けた蒸発残留物が過度に濃縮したときや有機物があるときに生じやすくなります。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」一級ボイラー技士 問13(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問2キャリオーバ一次情報で確認済み

キャリオーバが急激に生じたときに起こりうる事故として、正しいものはどれか。

  1. 水位制御装置が水位上昇と誤認し、低水位事故を起こすおそれがある
  2. 圧力が上がりすぎる
  3. 高水位事故になる
  4. 燃料が止まる
  5. 何も起こらない
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正解 1水位制御装置が水位上昇と誤認し、低水位事故を起こすおそれがある

なぜ?

水が持ち出されて実際は水位が下がっているのに、装置は上がったと判断します。給水が止まって空だきに近づきます。

キャリオーバは低水位事故につながる
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キャリオーバが生じると、配管内でウォータハンマが起こることもあります。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」一級ボイラー技士 問13(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問3水位検出器一次情報で確認済み

水位検出器の作動状況を調べる頻度として、正しいものはどれか。

  1. 1週間に1回
  2. 6か月に1回
  3. 1年に1回
  4. 1日に1回以上、ボイラー水の水位を上下させて調べる
  5. 1か月に1回
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正解 41日に1回以上、ボイラー水の水位を上下させて調べる

なぜ?

水位が分からなくなると空だきに直結します。だから毎日確認します。

水位検出器の作動確認は1日1回以上
関連知識・ひっかけを読む

電極式の検出筒内のブローも1日1回以上です。分解しての内部掃除は6か月に1回程度になります。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」一級ボイラー技士 問15(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問4水位検出器一次情報で確認済み

フロート式水位検出器の分解整備の頻度として、正しいものはどれか。

  1. 1か月に1回
  2. 1日に1回
  3. 3年に1回
  4. 6か月に1回程度
  5. 1年に1回
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正解 46か月に1回程度

なぜ?

毎日の作動確認とは別に、半年に一度は分解してスラッジやスケールを取り除きます。

フロート式の分解整備は6か月に1回程度
関連知識・ひっかけを読む

分解時にはフロートの破れやシャフトの曲がりを確認し、あれば補修します。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」一級ボイラー技士 問15(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問5スケール一次情報で確認済み

スケールの熱伝導率について、正しいものはどれか。

  1. 軟鋼より大きい
  2. 軟鋼と同じである
  3. 伝熱面の温度が下がる
  4. 軟鋼の1/20〜1/100程度で、付着すると伝熱面の温度が上昇する
  5. 付着しても影響はない
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正解 4軟鋼の1/20〜1/100程度で、付着すると伝熱面の温度が上昇する

なぜ?

熱を通しにくい層が壁にできるので、ボイラー水で冷やしきれなくなり、金属の温度が上がります。

スケールは熱を通さず伝熱面を過熱させる
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スケールは主にカルシウムの塩類が成分です。硫酸塩類やけい酸塩類のものは熱分解せず硬く固着します。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」一級ボイラー技士 問17(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問6スラッジ一次情報で確認済み

スラッジの主成分として、正しいものはどれか。

  1. 鉄さびだけ
  2. カルシウム・マグネシウムの炭酸水素塩が熱分解して生じた炭酸塩・水酸化物とりん酸塩
  3. 油分だけ
  4. けい酸塩だけ
  5. 硫酸塩だけ
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正解 2カルシウム・マグネシウムの炭酸水素塩が熱分解して生じた炭酸塩・水酸化物とりん酸塩

なぜ?

加熱で分解した成分が、固まらずに泥状になったものです。硬く固着するスケールとは形が違います。

スラッジは炭酸塩・水酸化物・りん酸塩
関連知識・ひっかけを読む

硬く固着するのがスケール、泥状にたまるのがスラッジです。除去のしかたも変わります。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」一級ボイラー技士 問17(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問7軟化装置一次情報で確認済み

単純軟化法による補給水処理について、正しいものはどれか。

  1. 高圧ボイラー専用である
  2. 水中の硬度成分を除去する簡易な装置で、低圧ボイラーに多く使われる
  3. 油分を除去する装置である
  4. 酸素を除去する装置である
  5. pHを調整する装置である
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正解 2水中の硬度成分を除去する簡易な装置で、低圧ボイラーに多く使われる

なぜ?

スケールのもとになるカルシウムやマグネシウムを取り除きます。構造が簡単なので低圧ボイラーによく使われます。

単純軟化法は硬度成分を除去する
関連知識・ひっかけを読む

処理水の残留硬度は、貫流点を超えると著しく増加します。そこが交換のタイミングです。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」一級ボイラー技士 問18(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問8軟化装置一次情報で確認済み

軟化装置の強酸性陽イオン交換樹脂の再生方法として、正しいものはどれか。

  1. 再生はできない
  2. 塩酸で再生する
  3. 一般に食塩水で再生する
  4. 水酸化ナトリウムで再生する
  5. 純水で洗うだけでよい
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正解 3一般に食塩水で再生する

なぜ?

樹脂が捕まえたカルシウムやマグネシウムを、ナトリウムと入れ替えて元に戻します。だから食塩水を使います。

軟化装置の樹脂は食塩水で再生する
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樹脂は1年に1回程度、鉄分による汚染などを調査し、洗浄と補充を行います。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」一級ボイラー技士 問18(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問9安全弁一次情報で確認済み

ボイラーの安全弁の調整について、法令が定めているものはどれか。

  1. 毎日調整する
  2. 最高使用圧力以下で作動するように調整する
  3. 作動圧力は自由に決めてよい
  4. 最高使用圧力の1.5倍で作動させる
  5. 調整は不要である
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正解 2最高使用圧力以下で作動するように調整する

なぜ?

最高使用圧力を超える前に開かなければ、安全弁の意味がありません。

安全弁は最高使用圧力以下で作動させる
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過熱器用安全弁は、胴の安全弁より先に作動するように調整します。過熱器を守るためです。

出典:ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1号(附属品の管理)(e-Gov法令検索で条文確認)
問10キャリオーバ一次情報で確認済み

キャリオーバが生じたときに配管で起こりうる現象として、正しいものはどれか。

  1. キャビテーション
  2. フラッシュオーバ
  3. 逆火
  4. ウォータハンマ
  5. サージング
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正解 4ウォータハンマ

なぜ?

蒸気に混じって出た水が配管の中で急に止められると、大きな衝撃と音が出ます。これがウォータハンマです。

キャリオーバはウォータハンマを起こす
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キャリオーバが急に生じると、水位制御装置が水位上昇と誤認して低水位事故につながることもあります。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」一級ボイラー技士 問13(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)

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掲載問題は公式過去問の転載ではなく、同じ論点を問うオリジナル問題です。 内容には万全を期していますが誤りが含まれる可能性があります。受験にあたっては必ず公式資料をご確認ください。
問題データ最終更新:2026-08-14