ガス溶接作業主任者の試験ガイド
試験の制度と学習の進め方をまとめました。公式の数値は出典資料で確認できます。計算・問題分析・学習案は「合格ドリルの見方」として区別し、合格に必要な勉強時間は一律に設けていません。

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最終確認:2026年8月18日 根拠:安全衛生技術試験協会「免許試験の合格率・同協会「ガス溶接作業主任者の紹介・労働安全衛生法 ほか
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試験の概要と科目
科目別の配点
出典:公式の試験案内(2026-09-20確認)
4科目×5問=20問。配点は全科目25点
合格ドリルの整理・見方
公式の試験案内・制度
| 試験科目 | 出題数 | 配点 |
|---|---|---|
| ガス溶接等の業務に関する知識 | 5問 | 25点 |
| 関係法令 | 5問 | 25点 |
| アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識 | 5問 | 25点 |
| アセチレンその他可燃性ガス、カーバイド及び酸素に関する知識 | 5問 | 25点 |
| 合計 | 20問 | 100点 |
試験時間は13:30〜16:30の3時間。形式は五肢択一で、正答は1問につき1つです。20問に3時間なので、1問あたり9分。時間が足りなくなる試験ではありません。
潜水士やエックス線作業主任者は「10問30点・10問20点」のように科目で配点が違いますが、ガス溶接は4科目とも同じ25点。どの科目の1問も同じ5点です。
受験資格・手数料・実施場所
合格ドリルの整理・見方
公式の試験案内・制度
| 受験資格 | 不要(本人確認証明書の添付が必要。科目免除で事業者証明書を添付する場合は不要) |
|---|---|
| 受験手数料 | 8,800円(学科試験共通) |
| 形式 | 五肢択一・マークシート。電卓可(関数電卓は不可)、計算やメモは問題用紙の余白に |
| 退室 | 試験開始後1時間は退室不可。問題は持ち帰れない |
試験は各地の安全衛生技術センターと出張試験で行われます。実施日はセンターごとに違い、出張試験は開始時刻も会場ごとに決まるので、公式の日程ページで確認してください。
実際に解く練習はガス溶接作業主任者ドリルへ。合格率の背景は合格率の記事にまとめています。
合格基準と問題数
- 各科目2問以上
4科目それぞれ、5問中2問以上の正解が必要。
- 合計12問以上
20問中12問以上で、合計60%以上を満たす。
免除なしの場合。1科目でも1問以下なら、合計12問以上でも不合格です。
合格ライン:各科目2問以上、合計12問以上
合格ドリルの整理・見方
合格基準は「科目ごとの得点が40%以上で、かつ、その合計が60%以上」です。数字に直すとこうなります。
公式基準をもとに合格ドリルが計算・整理
| 条件 | 点数 | 正解数 |
|---|---|---|
| 科目ごとの40%ライン | 25点中10点 | 5問中2問以上 |
| 合計の60%ライン | 100点中60点 | 20問中12問以上 |
注意したいのは、1科目でも正解が1問以下だと、合計が何点でも不合格になることです。5問中2問以上の正解が必要、と考えると余裕は大きくありません。4科目すべてに手をつけておく必要があります。
難易度と合格率
令和7年度:受験者1,021人・合格率71.5%
合格ドリルの整理・見方
公式統計
| 受験者数 | 1,021人 |
|---|---|
| 合格者数 | 730人 |
| 合格率 | 71.5% |
学科全体は175,624人・51.4%で、約20ポイントの差。二級ボイラー21,349人、第一種衛生管理者66,401人と比べ受験者規模が小さい区分です。
同じ協会の「作業主任者」系試験と並べる
合格ドリルの整理・見方
公式統計
| 試験区分 | 受験者数 | 合格率 |
|---|---|---|
| 高圧室内作業主任者 | 56人 | 82.1% |
| ガス溶接作業主任者 | 1,021人 | 71.5% |
| ガンマ線透過写真撮影作業主任者 | 337人 | 67.7% |
| 林業架線作業主任者 | 116人 | 57.8% |
| エックス線作業主任者 | 6,064人 | 45.7% |
| (学科の合計) | 175,624人 | 51.4% |
令和7年度の作業主任者5区分。受験者1,000人超はガス溶接とエックス線の2区分で、合格率の差は約26ポイントです。
勉強時間と進め方
- 業務:手順
取付けや取扱いの順序を、流れで確認する。
- 装置:構成
弁・圧力調整器・安全器の位置と働きをつなげる。
- ガス:性質
可燃性ガス・カーバイド・酸素の性質を区別する。
- 法令:条件と数値
装置の定義、手続、作業主任者の職務を確認する。
学科の学習用の整理です。装置の実際の取扱い手順を置き換えるものではありません。
詳しい解説・表を読む条件・具体例・出典を確認できます
公表問題から見た、各科目の出題の傾向
合格ドリルの整理・見方
協会が公表している試験問題を科目ごとに見ると、聞かれ方に特徴があります。
合格ドリルの整理・学習案
| 科目 | 出ている内容 |
|---|---|
| ガス溶接等の業務 | 圧力調整器を容器に取り付ける手順、吹管の点火・消火の順序、マニホールド方式の弁の開閉順、逆火の原因、タンク修理などでのガス切断の災害防止 |
| 関係法令 | ガス集合装置の定義に出てくる数値、免許の欠格年齢や免許証の手続、通風の悪い場所での措置、ガス集合装置からの火気禁止距離、作業主任者の職務 |
| アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置 | 導管・ホースの色分け、ガス集合溶接装置の構成(高圧・低圧ストップ弁と圧力調整器の位置)、乾式安全器の機能、A形・B形溶接器の違い、圧力計の構造 |
| 可燃性ガス・カーバイド・酸素 | 溶解アセチレンの性質と充塡、プロパンなど他の燃料ガス、酸素の性質、燃焼と爆発の用語、ガス容器の構造と刻印 |
「業務」と「装置」の2科目は手順の正しさを問う問題が中心です。「◯◯してから△△する」の順番を入れ替えた選択肢を見抜く形なので、装置の取扱いを流れで覚えると効きます。「可燃性ガス」の科目だけは性質・数値の知識問題です。
図解で確認:点火は「燃料ガスが先」、消火は「酸素が先」
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ガス溶接作業主任者 問2(図解追加:2026年9月10日)
図解で確認:圧力調整器の取付け:口金を清掃・指で締めてから専用スパナ・吹出口は肩に向けない
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ガス溶接作業主任者 問1(図解追加:2026年9月10日)
図解で確認:逆火の原因は「過熱・詰まり・空気の混入・混合比」
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ガス溶接作業主任者 問4(図解追加:2026年9月10日)
図解で確認:アセチレンは「酸素がなくても分解爆発」する
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ガス溶接作業主任者 問17(図解追加:2026年9月10日)
図解で確認:導管とホースの色:アセチレン用は赤、酸素用は青
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ガス溶接作業主任者 問11(図解追加:2026年9月10日)
図解で確認:プロパンは「低い所にたまる」、酸素と混ざると「小さな火花で着火」
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ガス溶接作業主任者 問17(図解追加:2026年9月10日)
図解で確認:爆ごうは「音速超」、拡散燃焼は「混ぜずに燃える」
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図解の参考:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」ガス溶接作業主任者 問19(図解追加:2026年9月10日)
免除・実技・免許の条件
- 試験を受ける
受験資格はなく、学科試験を受験できる。
- 免許を受ける
技能講習修了後3年以上の実務経験など、別の条件がある。
- 科目免除を利用する
対象者は装置・可燃性ガス等の2科目が免除される。
免除には学科専攻などの条件があります。2科目免除時も各2問以上かつ合計6問以上が必要です。技能講習と作業主任者免許は別の資格です。
詳しい解説・表を読む条件・具体例・出典を確認できます
2科目免除の人は10問・1時間30分
合格ドリルの整理・見方
労働安全衛生規則 別表第五にもとづき、大学等で溶接に関する学科を専攻した人など(受験資格と免許の条件参照)は、次の2科目が免除されます。
- アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識
- アセチレンその他可燃性ガス、カーバイド及び酸素に関する知識
公式基準をもとに合格ドリルが計算・整理
| 問題 | 時間 | 合格に必要な正解 | |
|---|---|---|---|
| 免除なし | 問1〜問20 | 3時間 | 各科目2問以上・合計12問以上 |
| 2科目免除 | 問1〜問10 | 1時間30分(13:30〜15:00) | 各科目2問以上・合計6問以上 |
免除で残るのは「ガス溶接等の業務」と「関係法令」の2科目・10問だけです。50点満点の60%は30点=6問。4問しか落とせないので、問題数が減るぶん1問の重みはさらに増します。
「技能講習」と「作業主任者免許」は別の資格
合格ドリルの整理・見方
合格ドリルの整理・学習案
| ガス溶接技能講習 | ガス溶接作業主任者免許 | |
|---|---|---|
| 根拠 | 法 第61条(就業制限) | 法 第14条(作業主任者) |
| 何のための資格か | 自分がガス溶接等の業務に就くため | 作業全体の責任者(作業主任者)になるため |
| 取り方 | 登録教習機関の講習を修了する | 安全衛生技術試験協会の免許試験に合格し、免許を受ける |
| 受講・受験の条件 | 労働安全衛生規則 別表第六に受講資格の定めなし | 受験資格なし(免許を受ける段階で条件あり) |
施行令第20条第10号のガス溶接・溶断・加熱業務は、安衛則別表第三により技能講習修了者も就けます。作業主任者の選任は別の要件です。
作業主任者が必要になる作業(施行令 第6条第2号)
合格ドリルの整理・見方
法第14条・施行令第6条第2号・安衛則第314条により、次の装置を使う作業では免許を持つ作業主任者が必要です。
合格ドリルの整理・学習案
| 装置 | 施行令 第1条の定義(要旨) |
|---|---|
| アセチレン溶接装置(第1号) | アセチレン発生器・安全器・導管・吹管等で構成され、溶解アセチレン以外のアセチレンと酸素を使って金属を溶接・溶断・加熱する設備 |
| ガス集合溶接装置(第2号) | ガス集合装置(可燃性ガスの容器を10本以上導管で連結したもの、または9本以下でも内容積の合計が水素・溶解アセチレンで400リットル以上、その他の可燃性ガスで1,000リットル以上のもの)に安全器・圧力調整器・導管・吹管等を付けた設備 |
通常の単独ボンベ1本の吹管作業とは区別します。
受験資格と免許要件を分ける
合格ドリルの整理・見方
受験資格はありませんが、免許には技能講習修了後3年以上の実務経験などの条件があります(労働安全衛生規則別表第四)。受験者の経験割合は示されておらず、合格率71.5%の原因を現場経験とは断定できません。詳しくは受験資格と免許へ。
過去問・科目別の練習へ
編集:合格ドリル運営者|作成と検証の手順は運営者情報に、 誤りを見つけた場合の訂正は訂正履歴で公開しています。