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揚貨装置運転士 揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識の練習問題10問

揚貨装置運転士の試験科目「揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識」の問題を10問掲載しています。 本番の出題数は10問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち10問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。

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掲載問題(全10問)

選択肢を考えたあと、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。

問1比重一次情報で確認済み

物体の比重の定義として、正しいものはどれか。

  1. 物体の質量と、同じ体積の空気の質量との比
  2. 物体の重さそのもの
  3. 物体の体積と、その物体の質量との比
  4. 物体の質量と、その物体の体積との比
  5. 物体の質量と、その物体と同じ体積の4℃の純水の質量との比
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正解 5物体の質量と、その物体と同じ体積の4℃の純水の質量との比

なぜ?

水を基準にして「水の何倍重いか」を表した数字です。単位はありません。

比重=同じ体積の4℃の純水の質量との比
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単位体積当たりの質量d は d=W/V(Wは質量、Vは体積)で求めます。比重とは別の量です。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」揚貨装置運転士 問33(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問2比重一次情報で確認済み

全体が均質な球体で、比重が1より大きい材質からなる物体を水に入れたときの挙動として、正しいものはどれか。

  1. 水に浮く
  2. 水中で回転しながら浮上する
  3. 水面すれすれで静止する
  4. 比重では判断できない
  5. 水に沈む
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正解 5水に沈む

なぜ?

同じ体積の水より重いので、押しのけた水の重さでは支えきれません。

比重1より大きい均質な物体は水に沈む
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中が空洞なら全体としての比重が下がり、材質の比重が1より大きくても浮くことがあります。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」揚貨装置運転士 問33(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問3質量一次情報で確認済み

アルミニウムの丸棒について、長さが同じで直径が3倍になったときの質量として、正しいものはどれか。

  1. 6倍になる
  2. 変わらない
  3. 3倍になる
  4. 9倍になる
  5. 27倍になる
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正解 49倍になる

なぜ?

断面積は直径の2乗に比例します。3倍なら3×3で9倍です。

長さが同じなら直径3倍で質量は9倍
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長さも3倍になれば27倍です。どの寸法が変わったのかを読み取るのがポイントです。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」揚貨装置運転士 問33(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問4運動一次情報で確認済み

速度と加速度の説明として、正しいものはどれか。

  1. 運動の速さだけを示す量が速度で、向きを示す量が加速度である
  2. 運動の速さと向きを示す量が速度で、速度の変化の程度を示す量が加速度である
  3. 加速度は速さそのものを示す量である
  4. 速度と加速度は同じ意味である
  5. 速度は変化しない量である
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正解 2運動の速さと向きを示す量が速度で、速度の変化の程度を示す量が加速度である

なぜ?

速度には向きが含まれます。その速度がどれだけ変わったかが加速度です。

速度=速さ+向き/加速度=速度の変化の程度
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等速直線運動では、移動距離をL、要した時間をTとすると速さV は V=L/T で求められます。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」揚貨装置運転士 問35(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問5運動一次情報で確認済み

慣性の説明として、正しいものはどれか。

  1. 力を加えるほど速度が増す性質
  2. 物体が必ず地面に落ちる性質
  3. 外から力が作用しない限り、静止している物体は静止を、運動している物体は同じ運動を続けようとする性質
  4. 物体が回転すると外へ膨らむ性質
  5. 力を加えても動かない性質
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正解 3外から力が作用しない限り、静止している物体は静止を、運動している物体は同じ運動を続けようとする性質

なぜ?

そのままの状態を続けたがる性質です。急停止で荷が振れるのはこれが原因です。

慣性=そのままの運動状態を続けようとする性質
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荷をつった状態でジブを旋回させると、荷は旋回する前の作業半径より大きい半径で回るようになります。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」揚貨装置運転士 問35(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問6荷重一次情報で確認済み

走行式橋形クレーン型式の揚貨装置のガーダ(桁)に主にかかる荷重として、正しいものはどれか。

  1. 圧縮荷重
  2. ねじり荷重
  3. 曲げ荷重
  4. せん断荷重
  5. 引張荷重
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正解 3曲げ荷重

なぜ?

両端で支えられた桁の途中に荷がかかるので、たわむ向きの力になります。

橋形クレーンのガーダには主に曲げ荷重
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シーブを通るカーゴワイヤロープには、主に引張荷重と曲げ荷重がかかります。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」揚貨装置運転士 問37(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問7荷重一次情報で確認済み

両振り荷重の説明として、正しいものはどれか。

  1. 常に一定の大きさで加わり続ける荷重
  2. 回転させる向きに働く荷重
  3. 向きと大きさが時間とともに変わる荷重
  4. きわめて短時間に急激に加わる荷重
  5. 向きは変わらず大きさだけが時間とともに変わる荷重
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正解 3向きと大きさが時間とともに変わる荷重

なぜ?

引っ張ったり押したりを繰り返す荷重です。材料にとって最も厳しい掛かり方になります。

両振り荷重は向きと大きさの両方が変わる
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衝撃荷重はきわめて短時間に急激に加わる荷重です。名前と定義をセットで覚えます。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」揚貨装置運転士 問37(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問8材料一次情報で確認済み

繰返し荷重が作用するとき、比較的小さな荷重でも材料が破壊することがある現象の名称として、正しいものはどれか。

  1. 疲労破壊
  2. 腐食
  3. 延性破壊
  4. クリープ
  5. 座屈
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正解 1疲労破壊

なぜ?

針金を何度も曲げると折れるのと同じです。一度では壊れない力でも、繰り返すと壊れます。

繰返し荷重による破壊=疲労破壊
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だからワイヤロープや鎖には安全係数を大きく取り、日々の点検で異常を早く見つけます。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」揚貨装置運転士 問39(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問9材料一次情報で確認済み

ひずみの定義として、正しいものはどれか。

  1. 材料が破断するときの荷重
  2. 材料が元に戻らなくなる限界の荷重
  3. 材料に作用する荷重を材料の断面積で割った値
  4. 材料の質量を体積で割った値
  5. 荷重が作用する前(原形)の量に対する変形量の割合
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正解 5荷重が作用する前(原形)の量に対する変形量の割合

なぜ?

「どれだけ変形したか」を、もとの長さと比べた割合で表したものです。

ひずみ=変形量 ÷ 原形の量
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引張応力は「引張荷重 ÷ 断面積」です。ひずみと応力は別の量なので混同しないようにします。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」揚貨装置運転士 問39(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)
問10材料一次情報で確認済み

引張試験において、荷重の大きさが比例限度以内であるときの試験片の挙動として、正しいものはどれか。

  1. 荷重を取り除いても変形したまま戻らない
  2. 荷重を取り除くと破断する
  3. 荷重を取り除くと、荷重が作用する前の形に戻る
  4. 荷重を取り除くと元より長くなる
  5. 荷重の大きさにかかわらず変形しない
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正解 3荷重を取り除くと、荷重が作用する前の形に戻る

なぜ?

比例限度までは、力と伸びが比例し、力を抜けば元に戻ります。

比例限度以内なら荷重を取り除くと元の形に戻る
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比例限度を超えると永久ひずみが残ります。ワイヤロープの「伸び」を点検で見るのはこのためです。

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」揚貨装置運転士 問39(https://www.exam.or.jp/lckohyo/ で公開・正解つき)

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掲載問題は公式過去問の転載ではなく、同じ論点を問うオリジナル問題です。 内容には万全を期していますが誤りが含まれる可能性があります。受験にあたっては必ず公式資料をご確認ください。
問題データ最終更新:2026-08-14