高圧室内作業主任者 圧気工法の練習問題10問
高圧室内作業主任者の試験科目「圧気工法」の問題を10問掲載しています。 本番の出題数は10問です。すべての問題に「なぜそうなるか」「ここだけ覚える」の解説と、根拠となる出典を付けています。 このうち10問は、法令の条文や公的な技術資料にあたって内容を確認済みです。
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ニューマチックケーソン工法をオープンケーソン工法と比べたときの特徴として、正しいものはどれか。
- 沈下中のケーソンの変位や傾斜に対して補正が容易である
- 周囲の地盤を大きく乱す
- 作業室内で水替え作業が必要になる
- 沈下中の変位や傾斜は補正できない
- 地下水位が大きく低下する
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正解 1沈下中のケーソンの変位や傾斜に対して補正が容易である
人が作業室に入って掘る場所を選べるので、傾きを見ながら直せます。
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水替えをしないので地下水位が下がらず、周囲の地盤を乱すことが少ないのも利点です。
掘削底面から地下水が湧き上がる現象の名称として、正しいものはどれか。
- エアブロー
- リバウンド
- ボイリング
- ヒービング
- パイピング
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正解 3ボイリング
水が沸き立つように上がってくるので「ボイリング」と呼びます。
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作業室内の気圧は、掘削中の地盤のヒービングやボイリングを抑える働きをします。
ピアケーソン方式の特徴として、正しいものはどれか。
- 水荷重をまったく使わない
- 止水壁ケーソン方式に比べ工程が長くなる
- 橋脚躯体は、ケーソンの沈下が完了してから別に構築する
- 頂版重量や橋脚躯体重量は沈下荷重にならない
- ケーソンの頂版と橋脚躯体を連続的に施工するため、止水壁ケーソン方式に比べ工程を短縮できる
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正解 5ケーソンの頂版と橋脚躯体を連続的に施工するため、止水壁ケーソン方式に比べ工程を短縮できる
頂版と橋脚を続けて造れるので、待ち時間が減ります。
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ピアケーソン方式では、頂版重量および橋脚躯体重量がそのまま沈下荷重になります。
軟らかい砂地盤でニューマチックケーソンを掘削するときの手順として、正しいものはどれか。
- 四隅から同時に掘り始める
- 掘る順序に決まりはない
- 刃口周辺から掘り始め、次第に中心部へ掘り進む
- ケーソン中心部から掘り始め、次第に刃口周辺まで掘り進む
- 刃口の真下だけを深く掘り下げる
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正解 4ケーソン中心部から掘り始め、次第に刃口周辺まで掘り進む
中心を先に下げると、周りの土が中へ寄ってきて自然に沈みます。
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刃口下の掘り下げは50cm以上行わない、というのも同じ問題で問われる基準です。
摩擦力の減少や載荷による沈下がきわめて困難な場合に行うことがある方法として、正しいものはどれか。
- 作業室内に水を満たす水中沈下
- 作業室内の圧力を減少させることによる減圧沈下
- 作業室内の圧力を増加させることによる加圧沈下
- ケーソンを引き上げてから落とす落下沈下
- 刃口を切り落とす切断沈下
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正解 2作業室内の圧力を減少させることによる減圧沈下
室内の圧力を下げると上向きに支える力が弱まり、ケーソンが沈みやすくなります。
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沈下深度が浅いうちは、沈下抵抗力に占める刃口抵抗力の割合が大きくなります。
圧気トンネル工法でマンロックとマテリアルロックを上下別々に設置する場合、上方に置くものとして正しいものはどれか。
- 上下に分けてはならない
- マンロック
- 両方を同じ高さに置く
- どちらでもよい
- マテリアルロック
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正解 2マンロック
人が通る側を上にします。水や土砂が入っても人の通路を確保できるからです。
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内径2.6m程度の小さな断面では、マンロックとマテリアルロックを兼ねた人荷共用のロックにします。
大断面の圧気シールドトンネルで一般にかける空気圧の目安として、正しいものはどれか。ただしDは掘削径とする。
- 切羽上端の地下水圧に相当する空気圧
- 切羽下端の地下水圧に相当する空気圧
- 地下水圧とは関係なく一定の空気圧
- 切羽上端から D/10 の位置の地下水圧に相当する空気圧
- 切羽上端から2D/3の位置の地下水圧に相当する空気圧
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正解 5切羽上端から2D/3の位置の地下水圧に相当する空気圧
上端に合わせると下部で水が入り、下端に合わせると上部が乾きすぎます。その間を取ります。
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切羽下部から多少の漏水があっても、断面上部が乾燥して地盤強度が下がらないように圧気圧を決めます。
圧気工法において、作業者1人当たりに必要とされる送気量として、正しいものはどれか。
- 20m³/時間
- 100m³/時間
- 60m³/時間
- 10m³/時間
- 40m³/時間
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正解 540m³/時間
呼吸で出る二酸化炭素を薄め続けるために必要な量です。
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所要空気圧を概算するときは、真水も海水も水の単位体積重量を9.8kN/m³として計算します。
ニューマチックケーソンにおける理想的な空気圧の考え方として、正しいものはどれか。
- 空気圧縮機が出せる最大の圧力
- 刃口が完全に水没する状態に保つ圧力
- 刃口が水に没入するかしないかの状態に保つ圧力
- 地表の大気圧と同じ圧力
- 作業室内が完全に乾く最大の圧力
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正解 3刃口が水に没入するかしないかの状態に保つ圧力
低すぎると水が入り、高すぎると空気が地盤へ抜けます。その境目が理想です。
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圧気トンネル工法で土かぶりが小さい場合は、注入工法などを併用して圧気圧力をできるだけ小さくします。
圧気工事で問題になるメタンの性質として、正しいものはどれか。
- 臭いがなく空気より重いため、作業室内の下部に滞留する
- 強い刺激臭があり、空気より重いため床付近に滞留する
- 臭いがなく空気より軽いため、作業室内の上部に滞留して爆発の危険が生じる
- 常温では液体である
- 水によく溶けるため、滞留することはない
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正解 3臭いがなく空気より軽いため、作業室内の上部に滞留して爆発の危険が生じる
軽いガスなので天井付近にたまります。においがないので気づけません。
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酸素・一酸化炭素・硫化水素は検知管式測定器で測定できます。ポータブル複合ガス検知器は圧気下での使用には適しません。
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問題データ最終更新:2026-08-14